幕末、「誠」を背負いし侍たちがいた。
その男たちの名に由来する新たな事件が、
今、幕を開ける!!
<犯人と思われし黒い人物の会話>
「調布・・・明大前・・・渋谷・・・森下・・・住吉・・・大門・・・
一瞬のミスも許されない。
必ずやってのける・・・必ず・・・・!!」
<プロローグ&久々にあの子が登場>
金田一と美雪が通う不動高校では美術の授業が行われていた。
しかし、金田一は瞼に目を描いて寝るという古い手でいびきを描きながら居眠りをしていた。
美雪が起こそうとするが全く起きず、美術の先生にコップを投げられる始末。
5回目の居眠りという事でバケツを持って廊下に立たされる羽目に。
美雪には朝までゲームしている事はバレており、そのうえ
「ホントこれであたしと一緒に卒業できんの?はじめちゃん!」と、心の中で言われる始末。
しかし当の金田一は「床にダイブして~・・・」と、未だ眠気に襲われていた。
すると金田一に年上を年上と思わない生意気な声が、
それは・・・
金田一の従妹、金田一 二三!
どうやら彼女は、不動高校の校務員のおじさんに、
「忘れ物を届けに来た」と称して案内してもらったらしい。
二三は金田一に話があるため、二三の提案により、
美術室にあった修理申請中のダビデ像を使って、
バケツを持って廊下に立たされている金田一を演出した。
屋上に行き、改めて本題へ。
二三は、高幡不動で毎年行われる"新撰組まつり"に、
小学生限定の「子供コスプレ隊」があるらしく、
本人は参加するらしい。
しかしそれには保護者同伴が絶対条件らしく、
彼女の父である金田一丙助(きんだいち へいすけ)は、
幻のコーヒー豆を求めて、昨日エチオピアに出かけてしまったらしい。
そこで金田一に、"保護者役で付き合ってほしい"との事。
しかし本人は、鼻の下を伸ばしながらいやらしい事を考えていた。
もちろん従妹の二三にはバレバレであったが・・・
<当日>
二三と金田一は、美雪も連れて電車で高幡不動へ向かっていた。
二三は「美雪お姉ちゃんといるとフミも楽しいし~」と言っているが、金田一の下心丸出しの表情と何も知らない美雪のお人好し具合には若干呆れ気味。
3人が目的地に着くと、たくさんの新撰組のコスプレをした人が大勢いた。
美雪と二三が新撰組で盛り上がる中、歴史が超苦手な金田一は新撰組の近藤勇、土方歳三、沖田総司の事を実在していた人物であることすら知らない。
美雪に「知らなさすぎるにもほどがある」と言われる始末。
さらに「新撰組に自分と同姓同名の人はいないの?」と美雪に聞いて「いるわけないでしょ!」と言われ、
美雪に新撰組に"斉藤 一(さいとう はじめ)"がいるといわれて、
「同名だから出れるかな!?俺」と言って、
「同姓同名って書いてあるじゃない」と呆れ気味に言われる。
結局、二三の「小学生コスプレ隊」を優先させ、
受付を済ませた。
新撰組の衣装に見惚れている二三。
しかしすぐに金田一の存在に気づき、「感謝なんかしてないしっ!」と言いながら腹パンを喰らうはめに。
二三は、金田一と美雪に
「着替えるだけだし、すぐ戻るから!」といって一人で子供コスプレ隊の着替室に行ってしまった。
しかし金田一は、
その時、俺は ふと奇妙な感覚に襲われた。
ほんの数分間 フミと離れるだけなのにずっとずっと長い別れになってしまうような・・・
と、嫌な予感がしていた。
<二三に魔の手が!?>
着替室にいた二三は、憧れの新撰組の衣装に感激していた。
しかし着替室に入ってきた犯人によって、
口を手で覆われてしまう。
声を出そうにも出せない状況に陥り、
金田一 二三、最大のピンチ!
<感想>
いやぁ~久々の金田一。
今度のテーマは新撰組か~。
絶対に近藤・土方・沖田の名字か名前のどちらかを使った人物が出てくるんだろうな~。
それはまぁさておき、久々に原作に二三ちゃんが登場しましたよ。最後に出たのは、
『不動高校学園祭殺人事件』の最後あたりに出たぐらいで、Wikipediaで調べたら、もう10年も前なんだって!Σ(゚д゚;)
もうそんなに経ってるんだ・・・
久々に二三ちゃん見たけど、いい意味で変わってなくていいね。
正直初めて見たときは、悪ガキとぶりっ子のイメージだったけど、
今見ると、またそれも二三ちゃんの個性なんだろうなって思えるようになってきた。
そしていきなり冒頭から瞼に目を描いて寝るって・・・いまどき誰もそんなことしないですよ。σ(^_^;)
あとバケツを持って廊下に立たされる事って今の時代、ないんじゃない?
そして二三ちゃん、久々に出てきて誘拐されるっていうね。
金田一誘拐事件以来、2度目の誘拐。
でも二三ちゃんが殺されるってことは絶対にないと思う。
次回の金田一が楽しみだな~・・・