(あらすじ)

速水玲香からの誘いで、黒稜ホテルにアルバイトとしてやってきた金田一美雪

しかし、箱根黒稜ホテル旧館にて映画『黒霊ホテル』の撮影中に、女優・深松美鶴がピアノ演奏中に200kgのシャンデリアが彼女の頭に落ちたことにより死んだ事件が発生してしまう。
さらに、ホテル新館の志月豹馬監督の部屋に入ろうとした時に黒ずくめの人物によりドアノブに仕掛けられた毒針を触った宇津木剣二プロデューサーが死ぬという事件が発生してしまった。

警察からの協力を得て、現場検証を行った結果、金田一は、ついに真犯人『黒い幽霊』の正体を突き止めた。

関係者達を全員集めて、真犯人『黒い悪霊』が行った事件の全貌を明らかにする。

果たして、深松と宇津木の2人のを殺害した犯人『黒い幽霊』とは一体誰なのか!?


<深松殺害のトリック>

電気が通るとくっついて切れると離れるもの・・・

その答えは、電磁石

200kgもあるシャンデリアをこの電磁石一つで支えていたのだ。

天井裏にあたる屋根裏部屋の床には、
思いシャンデリアを固定する為の鉄の板がある。

それを通じてシャンデリアを固定する釣り金具に電磁石を置き、
電気を通すと磁力が働き、さらにシャンデリアを固定する釣り金具に磁力が働き、
重さ200kgのシャンデリアが天井に吸いつけられていたのだ。

そして確実に落ちるように電源コードを切断して簡単に繋ぎ直し、
犯人は撮影が始まる前に電磁石を作動させ、
シャンデリアの金具や鎖を注意深く外していった。


その時姿を見られることを考慮して、黒い幽霊の噂を流したのだ。

よって岩屋が撮影中に見た"黒い幽霊"は犯人そのもの。

しかし電磁石そのものに電気を発生させる仕組みはないので、直接電気を流す必要がある。

それが、段ボールに仕掛けられた、ホッチキスと銅線だというわけです。

銅線に銅のホッチキスで止めてそれらを段ボールどうしで接触させることで
離れたコンセントからこの電磁石に電気を送っていた
のです。

あとは各部屋のセラミックヒーターをはじめ、それ意外にも電力の大きな家電をつけっぱなしにした状態にして、ピアノのそばにあった電気スタンドのスイッチをONにすることでブレーカーが落ちるように仕込み、

実際にピアノのそばにあった電気スタンドは、電気を食う白熱灯だったので、電気スタンドのスイッチを点ければ、旧館のブレーカーが落ちて電気が切れた為、シャンデリアを支えていた電磁石の力がなくなり、シャンデリアが落ちるという仕組み。

そして宇津木殺しのトリックもこの電磁石の原理を使って行われたという。

そして金田一がある人物に向かって、こう叫んだ。

「真犯人『黒い幽霊』は、あんただよ!」

<感想>

今回の金田一、早くも解決編が始まりましたね。

それにしても深松殺害のトリックに電磁石が使われていたとは驚きだなぁ~。

しかも小型電磁石で200kgのシャンデリアを持ちあげられるって、

電磁石スゲェ!!

あと今回の話を読んでてわかるのは、絵上さんは明らかに犯人を庇おうとしている発言をしていることから、犯人ではない。

やっぱり自分の中では、志月監督が一番怪しい。

次回の金田一で犯人の正体が明らかになるから、次回の金田一が楽しみだな~。

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