(あらすじ)

速水玲香からの誘いで、黒稜ホテルにアルバイトとしてやってきた金田一美雪

しかし、箱根黒稜ホテル旧館にて映画『黒霊ホテル』の撮影中に、女優・深松美鶴がピアノ演奏中に200kgのシャンデリアが彼女の頭に落ちたことにより死んだ事件が発生してしまう。

警察からの協力を得て、現場検証を行った結果、金田一深松の件を殺人事件と断定した。

さらに、ホテル新館の志月豹馬監督の部屋に入ろうとした時に黒ずくめの人物によりドアノブに仕掛けられた毒針を触った宇津木剣二プロデューサーが死ぬという事件が発生した。

果たして、2人の人間を殺害した犯人『黒霊』とは一体誰なのか!?


<宇津木プロデューサーの裏の顔>

志月監督の話によれば、監督は宇津木プロデューサーを呼んでいないという。
 
「命を狙われているのはこっち」志月監督

「どうせならあいつがワナにかかれば良かったのに・・・」とアイドルの西樹晶

二人がつぶやいていたように志月監督がターゲットだったかのように思われたが、
金田一が事件を調べているうちに、宇津木深松が殺された動機を掴んだ。

 それは一堂百太(いちどうももた)という人物。
絵上ADが話していた、過労が原因で撮影現場で非常階段から飛び降り自殺したAD。
速水玲香の話によると宇津木に怒られていたという。
宇津木は一見すると厳しい人には見えないが、一堂が深松を振ったことをきっかけに辛く当たるようになっていたという。
宇津木は元々深松にベタボレだったらしい。
また、あくまで噂だが、一堂には彼女がいたという。

金田一はこれらの話から

「宇津木と深松が結託して一堂をいじめていたのでは・・・?」

と思った・・・。

金田一宇津木が殺された件で藤沢刑事とともに防犯カメラを調べていた。

黒ずくめの人物、ビールの入った買い物袋を両手いっぱいに抱えて足と荷物でドアを開けた志月監督、毒針に引っかかり倒れた宇津木

特に宇津木プロデューサーについては、カードキーをかざしてロック解除しようとていたが
どうやら酒が入り部屋を間違えたらしく、しかもカードキーはかざしただけでは開いたか開いてないかよくわからないので
それを確かめるためにノブを回して毒針を掴んでしまったようだ。


・・・しかし金田一は、ある疑問を抱いた。

「酔ってるからって部屋の番号間違えたりするかな・・・?」

「ここでロケを初めてもうずいぶん長いわけで、
 その間ずっと使っていた部屋であり、
 自分の部屋と間違えたのは確かだが、なんか引っかかるな」


 その時、絵上の姿が防犯カメラに映し出された・・・!

2人の人間が殺害されたというのに、撮影は続行。
これには金田一美雪の2人もテンション下がりまくり。

金田一は、荷物置き場として使われているロフトに美雪と一緒に段ボールを置きに行った時、違和感を覚えた。

その違和感は・・・段ボールが1つなくなっていたから。

 しかも段ボールの1つの中身を開けてガラクタをよけると、箱の内側に真新しいガムテープが貼られているのを発見。
 それをはがしてみると銅線が出てきた。

そして深松が死んだ件をもう一度思い出し、深松殺しのトリックを見ぬいた。

・・・残るは宇津木の件。
 その事件のトリックを金田一が掴んだきっかけは、向こうで西樹がやっていたトランプマジック。

「人に選ばせたトランプのカードを当てる」というもので、
特に「ハズレのカードを見せられるがそのハズレのカードをさっと撫でると正解のカードに変わってしまう」というもの。

そして、金田一はこう推理した。

「犯人はある1つの『原理』を応用して二つの全くかけ離れた殺人をやってのけた。
自分には完全なアリバイを確保した上で・・・」


そして「謎はすべて解けた」と…。

金田一は、関係者を全員集めて真犯人を明かそうとした・・・!

<感想>

今回で「黒霊ホテル殺人事件」第4話になって、話の展開がこんなに早く進むもんなんですね。
4話目にして「謎はすべて解けた」金田一の台詞を聞くとは・・・

今回の話を見ていくうちに、宇津木プロデューサーの裏の顔が、まさかあんなのなんて驚きでしたね。
人はみかけによらないね~・・・

ということは、志月監督を狙ったのではなく最初から宇津木プロデューサーを殺害する為の殺人だったのか・・・?

あと自殺したという一堂の彼女がいたって言ってたけど、もしかして・・・絵上さん

なんか絵上さんのような気がしてならない。

そして次回、いよいよ解決編に突入されるわけですね。

自分の中では「この人じゃないかな?」って予想は見当ついてる感じはしてるけど、果たして今回の事件の犯人は一体誰なのか!?

次回の金田一が楽しみです。

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