(あらすじ)

『国民的人気アイドル』速水玲香の誘いで、映画の撮影のアルバイトをするため、箱根の黒稜ホテル旧館を訪れた金田一と美雪。
黒い幽霊の噂が流れる中撮影は始まり、悲劇は起きた・・・。

突如停電が起きて、"ガシャーン"という物音が響き、電気を点けると、女優の深松美鶴の頭上にシャンデリアが落ち、死亡してしまう事件が発生してしまった・・・。

<県警到着>

神奈川県警が到着し、現場検証と関係者への聴取を行った。

しかし「落下したのは不可抗力」だと言い、さらに「撮影は続行する」という志月監督と宇津木プロデューサー。

これには県警の警部補も呆れるばかり。

金田一は、玲香ちゃんが剣持警部に連絡し、剣持の口聞きによって神奈川県警の協力を得ることに成功。

絵上さんやホテルの従業員にも話を聞き、玲香ちゃんの控室で一度、事件の推理を始めた。

<金田一の推理>

・シャンデリア落下による死亡

神奈川県警の調べで、床からシャンデリアまでの高さは約6メートル。
重量は推定200キロ近いので、落下して頭に直撃すれば即死。


・老朽化による落下か!?

古いホテルのために、老朽化による落下がまず最初に疑われたが、他の撮影も入ることがよくあるため、メンテは普段からしてあるとのこと。

・殺人の可能性

照明を天井に固定していたボルトのねじ山に、新しめの傷がついていた。
整備によって締め付けた時についた傷ではなく、緩めた時についた傷だとすれば、事故ではない可能性が浮上する。

・照明の取付状況

天井に固定しているボルトは全部で6本。
その全てが外れ、取付金具ごと落下している。

・給電ケーブル

一度鋭利な刃物で切断してから再度接続してあったような痕跡がある。

・屋根裏部屋

絵上の案内で、屋根裏の物置を調べた。

ちょうど照明が取り付けられている位置の真上には床に段ボール箱が沢山積んであった。
それらを全て移動して床をしらべたが、特に変わったことはなかった。


・天井

古い建物のため、詳しい設計図は残っておらず、天井と屋根裏の床の間は20cm程度しかないため、中に人が入ることは不可能。

・控室

玲香の部屋は真北がセラミックヒーターをつけっぱなしにしていたために、暖かいままだった。

その後、他の部屋も調べてみると全て暖かくなっていた。

玲香の話では、昨日はそんなことはなかったとのことから、誰かが全ての部屋のヒーターを入れていたことが予測される。

<一つの仮説>

全ての部屋が暖かかったことから、金田一はひとつの仮説を立てる。

各部屋のセラミックヒーターをはじめ、それ意外にも電力の大きな家電をつけっぱなしにした状態にして、ピアノのそばにあった電気スタンドのスイッチをONにすることでブレーカーが落ちるように仕込んでおいたと予測。

そして、暗闇になった部屋で何かをしてシャンデリアを落下させて彼女を殺害した。

つまり、これは事故ではなく、深松を狙った殺人事件だと断定。

<感想>

黒霊ホテル、第2話・・・なんかあっさり終わった感じでしたね。

登場人物があまりにも出てこなかったからかな?

それにしてもすぐに金田一の推理を円滑にする為に剣持警部に連絡して、県警に協力を得る事を素早くやる玲香ちゃん、凄いな・・・完全にヒロインポジションですよ。

控室で金田一と玲香ちゃんがソファに座って美雪ちゃんは木製の椅子・・・美雪ちゃん、前回自分がやったことが全部自分に跳ね返ってきたんじゃ・・・完全にヒロインの座が危うし!?

まだ始まって2話だから、犯人は全然わかりませんね。

ただこれで話が終わらないのだとすれば、死者が出てしまったというのに撮影を続行すると断言した監督とプロデューサーが狙われる可能性が高いかも・・・というより監督は絶対にやられるな。

来週の金田一が楽しみです。