(あらすじ):金田一語り
不動高校の社会科教師・朱鷺田忍に見せられた謎の手紙を発端に
伊豆沖の絶海の孤島『火吐潟島』を訪れる事になった俺と美雪。
島の人形神社で行われる人形供養祭に参加する為、
様々なワケありな人達と共に、この島 唯一の旅館で神社の一部でもある
『人形荘』に泊まる事になった。
ところが翌朝
人形供養に来た三人組の覆面作家『ペルソナドール』の一人、漢田切裏子らしき死体が
首と下半身を切断された胴体だけで発見されたのだ・・・
<12年前の事件とは?>
「これは・・・これは呪いでございます!」
「おかしな作家やそれを追って来た低俗な雑誌の記者・・・神聖な人形供養の儀式を汚そうとしたバチが当たったのでございます」
「村長の首代胴玄様が『祟り人形』として蘇られた・・・あの12年前のように!!」
と、蟻塚さんが怖気づいていると、人形荘の女将・みずほさんが一喝。
すぐに「皆様、うちの者が不安を煽って申し訳ありません。」
「こんな時ですが朝食の用意はできてますので、とられる方は食堂へ御移動お願いします。」
と言って、人形荘の若旦那・まこと君と蟻塚と共に去っていった。
その後、食堂でいつきが蟻塚さんに、先程言いかけていた「呪い」について教えてもらおうとしたが、女将のみずほさんに口止めをされていた為か、はぐらかされてしまう。
「俺ぁ『祟り』とか『呪い』とか信じねぇ方なんだけど!
ネタっぽい話はつい聞きたくなっちゃうんだよなー」
と言っていると、『祟り』はあると答えたのは、人形供養祭に参加したワケあり客の一人、赤神さん。
赤神さんが供養をお願いした木彫り人形には祟り話があるらしく、
その人形には後頭部に大きな亀裂が入っていた。
その傷がついたのは、実はつい最近。
隣町の作業員が土砂崩れで壊れた社を片付けている時、
作業員は木彫り人形を発見。
作業員は気味悪ぃといって木彫り人形を投げ捨て、似彫り人形の後頭部に大きな亀裂が入る。
その時、その作業員の所に木が倒れてきた。
命に別条はなかったが、後頭部に大きな怪我をしてしまったらしい。
「社はうちの敷地内にあるし、うちは元々『村長』の家系だったから、
こうして私が責任を持って供養して来たんですよ。」と赤神さんは説明。
「人形の呪いかどうかはわからないけど・・・」と話に入ってきたのは、人形供養祭に参加したワケあり客の一人、田中さん。
「僕の母を殺した家族も非業の死を遂げたと聞いてます。
犯人は獄中で自殺して、その後・・・」
と、田中さんは説明。
次に現れたのは、第1の殺人を見て気分が悪くなっていた星坂さん。
覆面作家の2人は、「食事はいらない」って部屋に引き籠っているらしい。
「人形も本当は泣くんですよ。」と話したのは、形供養祭に参加したワケあり客の一人、雨野さん。
大学時代の恋人が残したフランス人形も実は一度だけ泣いた事があるらしく、
彼が今付き合っている人と結婚を決めた日の夜、
寝苦しくて夜中に水を飲みに起きると、
月明かりの下で、あのフランス人形の青い目から涙が流れていた。
美雪は「確かに怖いけど、ちょっと悲しいかも・・・」と思っていたが、
星坂さんは「月明かりの反射の見間違いじゃない?」や「水滴がつくような何かがあったとか・・・」と現実的な意見を言うと、いつきに注意され、食事を探しに行ってしまった。
いつきは星坂さんの代わりに雨野さんに謝罪。
剣持警部が人形荘に戻ってきた。
金田一に"どこに行ってたんだ?"と聞かれると
死体の安置をしに行っていたらしい。
神社のすぐ裏手の納屋を狩りの安置所にして駐在さんと二人で運び込んでいたのだ。
しかし死体の首から上と腰から下は見つからず、
「どこかに隠すか埋めるか、または海に放り込んで魚の餌にしたか・・・
いずれにしても残虐なことをしてくれたもんだぜ。」
と、呆れる剣持警部。
金田一は、まことを呼び止め、「『12年前の事件』について聞かせてほしい。」と頼んだ。
まこと君は、母のみずほさんを気にしていたが、金田一といつきが泊まっている部屋で話す事に。
<12年前の事件>
まこと君は「大体の話は人に聞いた話だけど、それでいい?」と聞いて金田一は了承。
まこと君が言うには、この島には島民全員絶対に守らなくてはならない掟があるらしく、
『火吐潟島に生まれ育った者
年に一度の人形供養祭に須く参加すべし
掟を破りし者の下には「首代胴玄」が「祟り人形」となり現れ
その者の「身」をもらい、受けるべし』
という掟があった。
まこと君は島の外で生まれたが、彼の両親はこの島の出身。
特に父親は島を出たがっていたらしく、
『年に一度の人形供養祭には必ず戻る』という条件で、共に島を出た。
父親は初めのうちは祭りに合わせて帰っていたが、だんだん色々理由をつけて帰らなくなった。
それでも初めの2~3年は何事もなかった。
ところが、まこと君が幼稚園の頃に、彼の妹のまゆみがトラックに轢かれて死亡。
まこと君はその現場にいたわけじゃなく、その頃のことは殆ど覚えていなかったが、
妹の遺体の損傷は、それは酷い物だったらしい。
トラックの車輪がちょうど妹の胴体の部分を引き潰した状態で頭と下半身だけになっていたらしい。
まるで村に祀ってある「村長人形」の首と下半身だけのように・・・
それを見たまこと君の父親は精神的に不安になり、
「呪い除け」と言ってまこと君に女の子の格好をさせた。
たぶん妹の代わりだったらしい。
しかし「呪い」は妹だけじゃなく、ほぼ同時に島出身の他の者にも降りかかった。
ある島出身の男は、ホームで急行電車にはねられ綺麗に首だけ飛ばされて 首は出てこなかった。
また ある島出身の女性が飛び降り自殺し これも何故か綺麗に下半身が潰れて立っていた。
まるで「村長人形」のように・・・
島の者は皆、震え上がり、
「村長人形」が人形供養を疎かにした者の「身」をもらい受けたんだって・・・
それから母親は精神的に不安定だった父親と離婚し、当時5歳のまこと君を連れて島に帰った。
それ以来、変死する島の者はいなくなったが、
この島の住民は、皆信じている。
今でもこの島の長は自分の体を3つに分けて捧げた首代胴玄なんだって・・・ね。
<第2の事件の幕開け>
人気覆面作家「ペルソナドール」の一人、ツインドリルに変装している鈴丘さんの元にノックをする音。
扉の隙間には1通の手紙が。
手紙を読むと、鈴丘さんはマッチの火で、手紙を灰皿の上で燃やし、変装を解いて窓から出て行った。
しかし、犯人は部屋の扉から入り、ツインドリルの人形を見るなり、
「2人目は下半身だけ・・・!」
と言って包丁で人形の下半身を切り落とした。
新たなる殺戮は、静かに進行を始めていた。
<感想>
なんか今日の金田一は悲しみと怖さが入り乱れてたな~。
でも恐怖の方が断然勝ってる。
確実に今回の金田一は殺され方が、かなりグロい。
「R指定入るんじゃないか?」って思いたくなっちゃう。
そしてまこと君から語られた12年前の事件。
妹がそんな最悪な事になっていたなんて・・・悲し過ぎる。
あと飛び降り自殺で綺麗に下半身が潰れて立っていて、急行列車にはねられて首が綺麗になくなったって、もう恐怖だわ。
次回の金田一は、確実に第2の事件が起こりそうな予感。
というより確実に起きる。
次回の金田一がどんな展開になるか、楽しみです。
不動高校の社会科教師・朱鷺田忍に見せられた謎の手紙を発端に
伊豆沖の絶海の孤島『火吐潟島』を訪れる事になった俺と美雪。
島の人形神社で行われる人形供養祭に参加する為、
様々なワケありな人達と共に、この島 唯一の旅館で神社の一部でもある
『人形荘』に泊まる事になった。
ところが翌朝
人形供養に来た三人組の覆面作家『ペルソナドール』の一人、漢田切裏子らしき死体が
首と下半身を切断された胴体だけで発見されたのだ・・・
<12年前の事件とは?>
「これは・・・これは呪いでございます!」
「おかしな作家やそれを追って来た低俗な雑誌の記者・・・神聖な人形供養の儀式を汚そうとしたバチが当たったのでございます」
「村長の首代胴玄様が『祟り人形』として蘇られた・・・あの12年前のように!!」
と、蟻塚さんが怖気づいていると、人形荘の女将・みずほさんが一喝。
すぐに「皆様、うちの者が不安を煽って申し訳ありません。」
「こんな時ですが朝食の用意はできてますので、とられる方は食堂へ御移動お願いします。」
と言って、人形荘の若旦那・まこと君と蟻塚と共に去っていった。
その後、食堂でいつきが蟻塚さんに、先程言いかけていた「呪い」について教えてもらおうとしたが、女将のみずほさんに口止めをされていた為か、はぐらかされてしまう。
「俺ぁ『祟り』とか『呪い』とか信じねぇ方なんだけど!
ネタっぽい話はつい聞きたくなっちゃうんだよなー」
と言っていると、『祟り』はあると答えたのは、人形供養祭に参加したワケあり客の一人、赤神さん。
赤神さんが供養をお願いした木彫り人形には祟り話があるらしく、
その人形には後頭部に大きな亀裂が入っていた。
その傷がついたのは、実はつい最近。
隣町の作業員が土砂崩れで壊れた社を片付けている時、
作業員は木彫り人形を発見。
作業員は気味悪ぃといって木彫り人形を投げ捨て、似彫り人形の後頭部に大きな亀裂が入る。
その時、その作業員の所に木が倒れてきた。
命に別条はなかったが、後頭部に大きな怪我をしてしまったらしい。
「社はうちの敷地内にあるし、うちは元々『村長』の家系だったから、
こうして私が責任を持って供養して来たんですよ。」と赤神さんは説明。
「人形の呪いかどうかはわからないけど・・・」と話に入ってきたのは、人形供養祭に参加したワケあり客の一人、田中さん。
「僕の母を殺した家族も非業の死を遂げたと聞いてます。
犯人は獄中で自殺して、その後・・・」
と、田中さんは説明。
次に現れたのは、第1の殺人を見て気分が悪くなっていた星坂さん。
覆面作家の2人は、「食事はいらない」って部屋に引き籠っているらしい。
「人形も本当は泣くんですよ。」と話したのは、形供養祭に参加したワケあり客の一人、雨野さん。
大学時代の恋人が残したフランス人形も実は一度だけ泣いた事があるらしく、
彼が今付き合っている人と結婚を決めた日の夜、
寝苦しくて夜中に水を飲みに起きると、
月明かりの下で、あのフランス人形の青い目から涙が流れていた。
美雪は「確かに怖いけど、ちょっと悲しいかも・・・」と思っていたが、
星坂さんは「月明かりの反射の見間違いじゃない?」や「水滴がつくような何かがあったとか・・・」と現実的な意見を言うと、いつきに注意され、食事を探しに行ってしまった。
いつきは星坂さんの代わりに雨野さんに謝罪。
剣持警部が人形荘に戻ってきた。
金田一に"どこに行ってたんだ?"と聞かれると
死体の安置をしに行っていたらしい。
神社のすぐ裏手の納屋を狩りの安置所にして駐在さんと二人で運び込んでいたのだ。
しかし死体の首から上と腰から下は見つからず、
「どこかに隠すか埋めるか、または海に放り込んで魚の餌にしたか・・・
いずれにしても残虐なことをしてくれたもんだぜ。」
と、呆れる剣持警部。
金田一は、まことを呼び止め、「『12年前の事件』について聞かせてほしい。」と頼んだ。
まこと君は、母のみずほさんを気にしていたが、金田一といつきが泊まっている部屋で話す事に。
<12年前の事件>
まこと君は「大体の話は人に聞いた話だけど、それでいい?」と聞いて金田一は了承。
まこと君が言うには、この島には島民全員絶対に守らなくてはならない掟があるらしく、
『火吐潟島に生まれ育った者
年に一度の人形供養祭に須く参加すべし
掟を破りし者の下には「首代胴玄」が「祟り人形」となり現れ
その者の「身」をもらい、受けるべし』
という掟があった。
まこと君は島の外で生まれたが、彼の両親はこの島の出身。
特に父親は島を出たがっていたらしく、
『年に一度の人形供養祭には必ず戻る』という条件で、共に島を出た。
父親は初めのうちは祭りに合わせて帰っていたが、だんだん色々理由をつけて帰らなくなった。
それでも初めの2~3年は何事もなかった。
ところが、まこと君が幼稚園の頃に、彼の妹のまゆみがトラックに轢かれて死亡。
まこと君はその現場にいたわけじゃなく、その頃のことは殆ど覚えていなかったが、
妹の遺体の損傷は、それは酷い物だったらしい。
トラックの車輪がちょうど妹の胴体の部分を引き潰した状態で頭と下半身だけになっていたらしい。
まるで村に祀ってある「村長人形」の首と下半身だけのように・・・
それを見たまこと君の父親は精神的に不安になり、
「呪い除け」と言ってまこと君に女の子の格好をさせた。
たぶん妹の代わりだったらしい。
しかし「呪い」は妹だけじゃなく、ほぼ同時に島出身の他の者にも降りかかった。
ある島出身の男は、ホームで急行電車にはねられ綺麗に首だけ飛ばされて 首は出てこなかった。
また ある島出身の女性が飛び降り自殺し これも何故か綺麗に下半身が潰れて立っていた。
まるで「村長人形」のように・・・
島の者は皆、震え上がり、
「村長人形」が人形供養を疎かにした者の「身」をもらい受けたんだって・・・
それから母親は精神的に不安定だった父親と離婚し、当時5歳のまこと君を連れて島に帰った。
それ以来、変死する島の者はいなくなったが、
この島の住民は、皆信じている。
今でもこの島の長は自分の体を3つに分けて捧げた首代胴玄なんだって・・・ね。
<第2の事件の幕開け>
人気覆面作家「ペルソナドール」の一人、ツインドリルに変装している鈴丘さんの元にノックをする音。
扉の隙間には1通の手紙が。
手紙を読むと、鈴丘さんはマッチの火で、手紙を灰皿の上で燃やし、変装を解いて窓から出て行った。
しかし、犯人は部屋の扉から入り、ツインドリルの人形を見るなり、
「2人目は下半身だけ・・・!」
と言って包丁で人形の下半身を切り落とした。
新たなる殺戮は、静かに進行を始めていた。
<感想>
なんか今日の金田一は悲しみと怖さが入り乱れてたな~。
でも恐怖の方が断然勝ってる。
確実に今回の金田一は殺され方が、かなりグロい。
「R指定入るんじゃないか?」って思いたくなっちゃう。
そしてまこと君から語られた12年前の事件。
妹がそんな最悪な事になっていたなんて・・・悲し過ぎる。
あと飛び降り自殺で綺麗に下半身が潰れて立っていて、急行列車にはねられて首が綺麗になくなったって、もう恐怖だわ。
次回の金田一は、確実に第2の事件が起こりそうな予感。
というより確実に起きる。
次回の金田一がどんな展開になるか、楽しみです。