==青桐家の過去==

青桐夏美は、幼いころ町外れの小さな集落で普通に暮らしていたが、兄の青桐岳人が斧田らのいじめにより死に追いやられたのち、母・早苗は体調を崩し、酷い時にはパニックになり自殺するようになるから、父・青桐岳彦は刃物など危険なものをみんな隠していた。

 けれどもある日、夏美は近所のおばさんに梨をもらって、家に帰って、包丁で梨を切っていたが、
急に雨が降りだし夏美が洗濯物を取り込んでいるうちに、目を離している隙に
早苗は包丁を体に突き刺していた。
しかも

これを・・・コレヲヌイテ・・・!

早苗に言われたので夏美は包丁を抜いてしまった。

 その後、岳彦早苗の遺体(?)を車に載せ、夏美とともに車で海に突っ込んだ…。

特に夏美が早苗に刺さった包丁を抜いた時傷口から溢れ出た血しぶきがまるで赤い花びらのように見えたという。

 そして今に至り・・・

斧田ら3人が夜桜亭を訪れたこと。

舞う血吸い桜の花びら。

・酒に酔った斧田
俺ってわりとドSで、そんな怯え顔されるとますます苛めたくなっちゃう」と、
言っていたこと。

 この3つが重なり過去の記憶を呼び覚ました葉崎は斧田たち3人を殺すに至ったという・・・。

青桐夏美』は自分の母親を殺した人間だから自分にはできる・・・
そう葉崎は思っていた…。

 ちなみに斧田絵東、そして冬部を殺害した後始末を冬部がやっていたことには感づいていた

青桐夏美』に刻まれた『血の花びら』の記憶はもう消せない。
この『血吸い桜』のようにいつまでも紅々と咲き続けるんだわ・・・


と言い残し、剣持警部に連れて行かれた・・・。

==もう一つの謎解き==

葉崎が行ったあと、夜桜亭オーナーの藍染吉野は謎の老人・虎元勝男を連れてきた。
それは殺人鬼『鬼方桜柳』の謎解き・・・『血吸い桜』にまつわるもう一つの惨劇の謎解きのため、
金田一が連れてきたのだ・・・!!



==個人的感想==

ついに明かされましたね~青桐夏美(葉崎栞)の過去が。
あの時に雨さえ降っていなければ・・・あの時包丁を置きっぱなしにしなければ、早苗さんの自殺を止められたのかもしれないのが悔やまれますね。
あと、「これを・・・コレヲヌイテ・・・!」の言った早苗さんの顔が凄く怖かったです。これはマジでトラウマになるわ。(((( ;°Д°))))
それにしても斧田さん、マジ外道ですよ。
許せない被害者行きだよ。プンプン
「わりとドS」どころか、完全なる苛めっ子じゃないか!

そしてもう一つの謎解き、殺人鬼『鬼方桜柳
これは完全に虎元さんが、その殺人鬼『鬼方桜柳なのかな?
藍染さん鬼方桜柳がいた病院の患者だったのかな?
次回が『吸血桜殺人事件』最終回!!
次回は絶対に見逃せない!!