今週の金田一で犯人の決定的証拠と犯行の動機について語られた回でした。
==葉崎栞が犯人である決定的証拠==
金田一は、
「冬部は葉崎をかばうために最後の最後まで考え尽くして行動した。
めくった布団の下に花びらが残っていたのも、自分に突き立てる桜の枝を見られないように隠していたから。」
「ただそんな頭のいい彼でも自分の死んだ後の後始末までは出来なかった。
だから『ある場所』に指紋を残してしまった」
と言った。
葉崎が残した指紋の場所・・・それはフロントの電話。
特に、内線電話。
冬部は部屋を移動する前にフロントに内線電話をかけていて、
冬部の部屋の内線電話にはフロントに通じるボタンにしか指紋がついていなかった。
葉崎は冬部からの電話をフロントにて受けその証拠が指紋としてはっきり残されていた。
特に「最後に」フロントの内線電話をとった証拠が残されていたのだ。
・・・ちなみに、警察が指紋を採取し、剣持警部が関係者に事情聴取したところ
事件前後の内線電話の使用状況はこんなふうになっていた。
<一昨日の夜>
北屋敷剛三が虎元勝男の内線を受けていた。
「予定より早く食事を部屋に持ってきてほしい」という内容だった。
<昨日の朝>
敷島大悟が三夜沢渉子から内線を受けていた。
「食欲が無いから夕食は軽めにして」という内容だった。
ちなみにオーナーの藍染吉野は、この一週間フロントの内線電話は使用していなかった。
・・・「葉崎の指紋は内線電話に残っていたが、内線を受けたことを事情聴取で一切話さなかった」
ということを指摘し、
「冬部からの最後の電話を受けたのが他ならぬ葉崎だったからでは」
と迫る金田一。
「一昨日の朝・・・斧田が殺される前に冬部から内線電話を受けたかもしれない。
冬部さんは勝手に部屋を移動しただけ。あたしに冬部を殺せるわけがない。」
と犯行を否定する葉崎。
・・・葉崎に対し金田一は
「墓穴を掘ったな」
と言った。
その理由は指紋のつき方の「順番」。
「元々葉崎の犯行は衝動的な犯行ばかりでフロントの内線についた指紋にしても
どうせ他人の指紋もついていると気にも留めなかった。
受話器の指紋のつき方一つで触った順番までわかることは気づかなかったろ?」
と語る金田一。
先程の葉崎の話からすると、北屋敷と敷島の指紋よりも下に葉崎の指紋があるべき。
だが実際警察が指紋をとったところ葉崎の指紋は、北屋敷と敷島の指紋よりも上についていた。
これを金田一が指摘すると、葉崎栞・・・いや、青桐夏美は観念した。
「ずっと葉崎栞のままでいたかったのに・・・」と栞は言い、
その気持ちを汲んで金田一は「葉崎さん」と呼んでいた。
==犯行の動機は・・・==
青桐家の兄、岳人を殺した。斧田鏡一郎、絵東ちなつ、冬部蒼介の3人への復讐ではなく・・・
「青桐夏美を消す為」だった。
8歳で記憶を失った栞は葉崎家の子として平穏に育てられた。
葉崎の父は小4の時病気で亡くなってしまったが葉崎の母は女手一つで大学にまで行かせてくれた。
けれども昔からずっと同じ悪夢を見続けて泣き叫んで目を覚ますことがあったという。
悪夢の正体がずっとわからないままだったが、夜桜亭に斧田、絵東、冬部がやってきた時
「どこかで見たことがある・・・?」
と思っていたが、血吸い桜の花びらが舞った時に
「あの日の血濡れの『母』の姿と重なり失われた忌まわしい記憶がありありと蘇った」
という。
「自分には兄がいて3人の同級生にいじめ殺された」
「家族がめちゃくちゃになり一家心中した」
という記憶が・・・
ただ、心中の時、父が母に手をかけたのではなく
「母に手をかけたのは自分」と葉崎栞は語っていた・・・
==個人的感想==
ついに金田一の謎解きシーンで、犯人が葉崎さんである決定的証拠が明らかになりましたね。
決定的証拠はフロントの電話の内線電話の指紋だったんですね。
前回の自分の予想、少しだけ合ってました。(^~^)
でも指紋の順番までは考えなかったな~。
でもこれって「オペラ座館・第三の殺人」でも似たような事、ありましたね。
それにしても葉崎さんの犯行の動機の部分は、悲しくなりますね。
読んでいる最中に目が若干潤みました。(ノ_・。)
次回の金田一も目が離せません。
==葉崎栞が犯人である決定的証拠==
金田一は、
「冬部は葉崎をかばうために最後の最後まで考え尽くして行動した。
めくった布団の下に花びらが残っていたのも、自分に突き立てる桜の枝を見られないように隠していたから。」
「ただそんな頭のいい彼でも自分の死んだ後の後始末までは出来なかった。
だから『ある場所』に指紋を残してしまった」
と言った。
葉崎が残した指紋の場所・・・それはフロントの電話。
特に、内線電話。
冬部は部屋を移動する前にフロントに内線電話をかけていて、
冬部の部屋の内線電話にはフロントに通じるボタンにしか指紋がついていなかった。
葉崎は冬部からの電話をフロントにて受けその証拠が指紋としてはっきり残されていた。
特に「最後に」フロントの内線電話をとった証拠が残されていたのだ。
・・・ちなみに、警察が指紋を採取し、剣持警部が関係者に事情聴取したところ
事件前後の内線電話の使用状況はこんなふうになっていた。
<一昨日の夜>
北屋敷剛三が虎元勝男の内線を受けていた。
「予定より早く食事を部屋に持ってきてほしい」という内容だった。
<昨日の朝>
敷島大悟が三夜沢渉子から内線を受けていた。
「食欲が無いから夕食は軽めにして」という内容だった。
ちなみにオーナーの藍染吉野は、この一週間フロントの内線電話は使用していなかった。
・・・「葉崎の指紋は内線電話に残っていたが、内線を受けたことを事情聴取で一切話さなかった」
ということを指摘し、
「冬部からの最後の電話を受けたのが他ならぬ葉崎だったからでは」
と迫る金田一。
「一昨日の朝・・・斧田が殺される前に冬部から内線電話を受けたかもしれない。
冬部さんは勝手に部屋を移動しただけ。あたしに冬部を殺せるわけがない。」
と犯行を否定する葉崎。
・・・葉崎に対し金田一は
「墓穴を掘ったな」
と言った。
その理由は指紋のつき方の「順番」。
「元々葉崎の犯行は衝動的な犯行ばかりでフロントの内線についた指紋にしても
どうせ他人の指紋もついていると気にも留めなかった。
受話器の指紋のつき方一つで触った順番までわかることは気づかなかったろ?」
と語る金田一。
先程の葉崎の話からすると、北屋敷と敷島の指紋よりも下に葉崎の指紋があるべき。
だが実際警察が指紋をとったところ葉崎の指紋は、北屋敷と敷島の指紋よりも上についていた。
これを金田一が指摘すると、葉崎栞・・・いや、青桐夏美は観念した。
「ずっと葉崎栞のままでいたかったのに・・・」と栞は言い、
その気持ちを汲んで金田一は「葉崎さん」と呼んでいた。
==犯行の動機は・・・==
青桐家の兄、岳人を殺した。斧田鏡一郎、絵東ちなつ、冬部蒼介の3人への復讐ではなく・・・
「青桐夏美を消す為」だった。
8歳で記憶を失った栞は葉崎家の子として平穏に育てられた。
葉崎の父は小4の時病気で亡くなってしまったが葉崎の母は女手一つで大学にまで行かせてくれた。
けれども昔からずっと同じ悪夢を見続けて泣き叫んで目を覚ますことがあったという。
悪夢の正体がずっとわからないままだったが、夜桜亭に斧田、絵東、冬部がやってきた時
「どこかで見たことがある・・・?」
と思っていたが、血吸い桜の花びらが舞った時に
「あの日の血濡れの『母』の姿と重なり失われた忌まわしい記憶がありありと蘇った」
という。
「自分には兄がいて3人の同級生にいじめ殺された」
「家族がめちゃくちゃになり一家心中した」
という記憶が・・・
ただ、心中の時、父が母に手をかけたのではなく
「母に手をかけたのは自分」と葉崎栞は語っていた・・・
==個人的感想==
ついに金田一の謎解きシーンで、犯人が葉崎さんである決定的証拠が明らかになりましたね。
決定的証拠はフロントの電話の内線電話の指紋だったんですね。
前回の自分の予想、少しだけ合ってました。(^~^)
でも指紋の順番までは考えなかったな~。
でもこれって「オペラ座館・第三の殺人」でも似たような事、ありましたね。
それにしても葉崎さんの犯行の動機の部分は、悲しくなりますね。
読んでいる最中に目が若干潤みました。(ノ_・。)
次回の金田一も目が離せません。