今日の第9話でついに犯人の正体が明らかになりましたね。

==今回の事件の真犯人は!?==

斧田鏡一郎絵東ちなつ冬部蒼介の3人を殺した「吸血桜」は・・・

葉崎栞!!

==違和感は出席番号にあった==

第7話で、夕食の時の主に出席番号に関する話題についての関係者の発言をまとめると次の通り。

<敷島大悟>
「男女一列ずつ交互に名前の順で並んでたから僕の隣は同じ「し」で始まる「柴田」って娘だった」
出席番号は忘れてしまったが、先生の真正面だったのは覚えてる。
やりづらかったなあ、あれは!」

<冬部蒼介>
「死んだ絵東と斧田も小学校の頃からの仲間で、1年の時は隣同士だった」

<三夜沢渉子>
「1年の時から後ろに何人もいなかった。番号まではさすがに覚えていないけど・・・」

<佐木竜二>
「小1の時の出席番号は確か10番

<七瀬美雪>
「クラス替えが二度もあったから忘れちゃった

<葉崎栞>
21番でした」

この会話の中で、金田一葉崎が「出席番号をやけに明確に覚えている」ということに違和感を感じていた。
 ちなみに佐木竜二出席番号を10と覚えていたが、
関係者の中で一番若く覚えていても不思議じゃない
と言っていた。

 金田一はこう考えていた。
 
「仮に40人学級だとしたら、普通小学校の出席番号は男子からあいうえお順で始まり、
』は女子の後半の方だからせめて30番台でなくちゃおかしい。
(仮に珍しいケースで女子から番号が始まっていたとしても今度は10番台の半ばで最後尾の21番にはならない」


「その頃の葉崎はもっと順番の早い『』で始まる名字、『青桐』だったのではないか?」

と、考えていた。

つまり、葉崎栞冬部達に殺された青桐岳人の妹、『青桐夏美』だったのだ!!

==青桐夏美の過去・・・==

 第4話では青桐岳人青桐夏美父・青桐岳彦、そして母・青桐早苗の青桐一家の墓碑が登場していたが
 第9話では、斧田鏡一郎、絵東ちなつ、冬部蒼介が
中学生の時にいじめがエスカレートして夏美の兄である青桐岳人を殺してしまったことで
青桐家で家庭崩壊が起き、二年後に一家心中した
という真相を明かしていた。

 ちなみに心中の方法は父が母を刺殺、夏美とともに車を海に突っ込ませ父は溺死したというもの。
 
 当時の警察は夏美の靴だけが見つかり遺体が発見されなかった時は
夏美は割れた窓から車外に放り出されて流されたものとみていた
実は夏美は生きていて、葉崎夫妻に助けられ、養女となった。
 「その時の夏美は記憶を失っていたが、何かの拍子に記憶が戻ってしまったのでは・・・」という金田一の推測。

「そのために小1の時の出席番号をついこの間の事のように覚えてしまったのではないか」
「鮮烈な憎悪の記憶に突き動かされるように殺人を繰り返すことになってしまった」

と・・・。
 
 ちなみに冬部が衝動的で計画性ゼロの彼女の犯行をなぜか影でサポートしたのは
「冬部なりの青桐夏美への償いみたいなものがあったのでは・・・」
金田一はみていた。

 また金田一は、北屋敷剛三藍染吉野が犯人ではない理由を
「アリバイトリックは犯人が罪を逃れるためにやるもので犯人自身が真っ先に疑われる密室を作る意味は無い」
と言い、三夜沢渉子「この中に犯人がいない可能性もあるのでは」という発言についても
「虎元勝男が言ったように亡霊がやってきたとでも言うのか?
鬼方桜柳はとうの昔に死んでいる。」

と返していた。

 
==連れ出された絵東と、冬部が死ぬ前に電話していた相手!==

 「あなたの推理は全部推測にすぎない」
 「青桐夏美≠自分」


と言い張る葉崎

 それに対し金田一絵東殺害についてこう言った。

「なぜ人気のない外の桜林までのこのこと連れ出されたのか・・・?
それはあの時フロントで受付をしていた葉崎なら簡単にそれができた。」
「バスがない時刻なら絵東は必ずタクシーを呼ぶ、とみてチェックアウトを済ませた絵東に
『タクシーが来た』と言って桜林に連れ出し、そこで絵東を殺害した。」


それでもしらを切る葉崎に対し、
金田一冬部殺しの時について葉崎が犯人である『証拠』を突きつけようとしていた。

 そもそも第7話で冬部は彼自身の部屋から誰かに電話をかけていたが、その相手はフロントにいた葉崎だった。
 ちなみに二人の間でこんな会話がかわされていた。

葉崎
「はい、フロントです。」

冬部
「ああ、葉崎さんか。ちょっとお願いがあるんだけど。
警察にもバレないようにこっそり別の部屋に移りたいんだ。
警察が部屋の前に立っていると、かえって犯人に狙われる気がしてきた。
明日には帰るんだから一晩だけ誰も知らない別の部屋で隠れて寝ることにしようと思ってね」

葉崎
「そうですか」

冬部
「西の端の部屋の鍵を誰にもバレないように持ちだしたんだ。
今からその部屋にいこうと思うけど洗面用具や歯ブラシとかはさすがに用意されていないだろ?
だからこっそり持ってきてくれないかな。」

葉崎
「・・・分かりました。何分後にお持ちしましょうか?」

冬部
「そうだね、今窓から抜け出して向かうから10分もしたら来てくれ」

葉崎
「かしこまりました」


「この段階で『決定的な証拠』を葉崎は残している」
と言った、金田一

 藍染吉野オーナーとシェフの北屋敷剛三
「内線電話は通話記録も残らないし証拠って一体・・・?」
と思っていて、
葉崎
「そんな妄想をいくら並べても…」
と思っていたが、金田一は
「いくつかの事実を照らし合わせることで犯人が葉崎しかいないという『真実』が
炙り出しのように浮かび上がってきた」

と言っていた…。

という所で第9話が終わりました。

==個人的感想==

いやぁ~まさかの犯人が葉崎さんだとは全く思わなかったです。
正直、敷島さんだと犯人だと思ってた自分が恥ずかしい。

敷島さん、本当に御免なさい。(-。-;)

それにしても葉崎さんと冬部さんとの会話の中に決定的な証拠って一体何なんでしょうね?
僕の予想としては、フロントの受話器の指紋とかですかね?

果たして金田一のいう『決定的証拠』とは一体何なのか!?
次回の第10話が楽しみです。