==おさらい==
金田一一と七瀬美雪は、不動高校ミステリー研究部の新歓のために30年前の未解決猟奇殺人事件について調べることになり東京都の田舎にあるという夜桜郷と宿泊先の夜桜亭を訪れる。
しかしその夜桜亭の宿泊客、斧田鏡一郎が心臓に桜の木の枝が刺さっている状態で発見される。さらに弁護士の冬部蒼介と行動を共にし、夜桜亭を去ろうとしていた医者の絵東ちなつが心臓にナイフが刺さっている状態で発見された。そしてまた新たに第3の犠牲者が・・・
==続々見つかる手がかり!!==
3人目の犠牲者・冬部は斧田の時と同様に桜の枝を腹部に刺された遺体となって西棟の空き部屋にて発見された。
しかも窓も扉も鍵がかかっている密室殺人事件。
ただ冬部の場合は
「防犯ブザーが鳴り響いていた」というのが斧田の時と大きな違い。
この防犯ブザーは冬部のもので金田一はこう考えていた。
「いくら犯人が残虐な殺人鬼でも未だ意識のある人間の傷口に桜の枝をねじ込むことはできない」
「冬部の防犯ブザーは小さくても大音量のはず」
「あんなブザーが派手に鳴り響く部屋で
たとえ数分の間でも犯人が死体のそばにとどまっていられるもんなのだろうか?」
という考え。
剣持警部の話によると
「防犯ブザーを鳴らされると単なる痴漢や物盗りでもその8割方がその場から慌てて逃げる」
「殺人現場で近くに警察が控えているとなれば、余程の度胸があるか簡単には入ってこれないという確信がなければ、その場に留まるなんてことはできない」
金田一は剣持警部の言うことは「当然の心理」であり、
「冬部の防犯ブザーを鳴らしたのは犯人だった」と推理した。
他にも金田一は
「なぜ、事件の現場が冬部の部屋ではなく、端っこの空き部屋だったこと」についても疑問を持っていた。
これについて剣持警部は
「自分で部屋をこっそり抜け出し、部屋の窓にもその痕跡が残っていた・・・
誰にも言わずに自分の部屋以外のところに隠れ潜んで犯人の目をごまかそうとしたのだろう」と金田一に言った。
ちなみに空き部屋の鍵は夜桜亭オーナーの藍染吉野によると
「フロントの脇に保管してある部屋の鍵はその気になれば誰でも持ち去れる」とのこと。
特に「西棟の部屋の鍵はあまりチェックしていなかった、フロントが無人になる時もある」とも藍染オーナーは語っていた。
冬部の部屋から剣持警部の話から西棟の遺体発見現場に向かう足取りをたどる金田一。
この時金田一は疑問に思った。
「かなり用心してここに来たはずの冬部が、どうして犯人に居場所を掴まれたんだろう?」
「この部屋に外から無理やり入った形跡はない。
しかも冬部は警察まで信用せずこっそり部屋を出る用心深い男。
そんな奴がホイホイ外から来た誰かを部屋に招き入れるか?」
そして現場を見渡して剣持警部に頼んだ。
調べてほしいことがある、と。
「臙脂(えんじ)色の絨毯(じゅうたん)に残っている血液を残らず調べ上げてくれ」
「全員の身辺調査を徹底的にやり直してくれ」
==決め手は佐木のビデオと青桐岳人!?==
金田一は佐木が撮影したビデオから斧田が殺された時のシーンを見なおしていた。
このシーンでは、金田一は犯人が誰かは特定できなかった。
次に夕食の時の主に出席番号の話題のシーン。
<おさらい>
<敷島大悟>
「男女一列ずつ交互に名前の順で並んでたから僕の隣は同じ「し」で始まる「柴田」って娘だった」
「出席番号は忘れてしまったが、先生の真正面だったのは覚えてる。
やりづらかったなあ、あれは!」
<冬部蒼介>
「死んだ絵東と斧田も小学校の頃からの仲間で、1年の時は隣同士だった」
<三夜沢渉子>
「1年の時から後ろに何人もいなかった。番号まではさすがに覚えていないけど・・・」
<佐木竜二>
「小1の時の出席番号は確か10番」
<七瀬美雪>
「クラス替えが二度もあったから忘れちゃった」
<葉崎栞>
「21番でした」
<藍染吉野>
「あたしはまだ70前半だけど虎元さんのほうが少し上だったはずよ」
<虎元勝男>
「そうでしたかな藍染オーナー」
これをひと通り見た金田一は美雪に斧田、絵東、冬部が死に追いやった青桐岳人の名前を確認させた。
そのとき剣持警部がやってきて金田一が「調べてほしい」と言っていた2つのことを調べた結果を伝えたので、
金田一は
「もう2か所指紋を調べて欲しいところがある、これで最後だ。」と剣持警部に言っていた。
そして、金田一少年の事件簿のお馴染みの決め台詞「謎はすべて解けた」が出たのである。
==個人的感想==
今回の金田一は一気に謎の解明が進展しましたね。
最初の辺りの「いくら犯人が残虐な殺人鬼でも未だ意識のある人間の傷口に桜の枝をねじ込むことはできない」っていった部分を見て、確か未だ意識のある人間の傷口に桜の枝をねじ込むって「どんな鬼畜行為だよ!」って心の中で思いました。
あと、空き部屋の鍵は「フロントの脇に保管してある部屋の鍵はその気になれば誰でも持ち去れる」。
「西棟の部屋の鍵はあまりチェックしていなかった、フロントが無人になる時もある」と言ってた瞬間、
そんな経営で大丈夫なのか夜桜亭?(-。-;)
って感じました。
やっぱり夕食の時の主の出席番号の部分を見ると、やっぱり敷島さんの「出席番号は忘れてしまったが、先生の真正面だったのは覚えてる。やりづらかったなあ、あれは!」
の部分が引っ掛かりますね。
前回も書いたように大抵前の席になるのって席替え以外で考えると、視力が相当悪いか難聴しか考えられないんですよね。
って考えるとやっぱり敷島さんが怪しい感じがします。
そして次回、今度こそ事件の全貌を明らかにする解決編が来ます。
来週の金田一君の解決シーンを楽しみにしたいと思います。
金田一一と七瀬美雪は、不動高校ミステリー研究部の新歓のために30年前の未解決猟奇殺人事件について調べることになり東京都の田舎にあるという夜桜郷と宿泊先の夜桜亭を訪れる。
しかしその夜桜亭の宿泊客、斧田鏡一郎が心臓に桜の木の枝が刺さっている状態で発見される。さらに弁護士の冬部蒼介と行動を共にし、夜桜亭を去ろうとしていた医者の絵東ちなつが心臓にナイフが刺さっている状態で発見された。そしてまた新たに第3の犠牲者が・・・
==続々見つかる手がかり!!==
3人目の犠牲者・冬部は斧田の時と同様に桜の枝を腹部に刺された遺体となって西棟の空き部屋にて発見された。
しかも窓も扉も鍵がかかっている密室殺人事件。
ただ冬部の場合は
「防犯ブザーが鳴り響いていた」というのが斧田の時と大きな違い。
この防犯ブザーは冬部のもので金田一はこう考えていた。
「いくら犯人が残虐な殺人鬼でも未だ意識のある人間の傷口に桜の枝をねじ込むことはできない」
「冬部の防犯ブザーは小さくても大音量のはず」
「あんなブザーが派手に鳴り響く部屋で
たとえ数分の間でも犯人が死体のそばにとどまっていられるもんなのだろうか?」
という考え。
剣持警部の話によると
「防犯ブザーを鳴らされると単なる痴漢や物盗りでもその8割方がその場から慌てて逃げる」
「殺人現場で近くに警察が控えているとなれば、余程の度胸があるか簡単には入ってこれないという確信がなければ、その場に留まるなんてことはできない」
金田一は剣持警部の言うことは「当然の心理」であり、
「冬部の防犯ブザーを鳴らしたのは犯人だった」と推理した。
他にも金田一は
「なぜ、事件の現場が冬部の部屋ではなく、端っこの空き部屋だったこと」についても疑問を持っていた。
これについて剣持警部は
「自分で部屋をこっそり抜け出し、部屋の窓にもその痕跡が残っていた・・・
誰にも言わずに自分の部屋以外のところに隠れ潜んで犯人の目をごまかそうとしたのだろう」と金田一に言った。
ちなみに空き部屋の鍵は夜桜亭オーナーの藍染吉野によると
「フロントの脇に保管してある部屋の鍵はその気になれば誰でも持ち去れる」とのこと。
特に「西棟の部屋の鍵はあまりチェックしていなかった、フロントが無人になる時もある」とも藍染オーナーは語っていた。
冬部の部屋から剣持警部の話から西棟の遺体発見現場に向かう足取りをたどる金田一。
この時金田一は疑問に思った。
「かなり用心してここに来たはずの冬部が、どうして犯人に居場所を掴まれたんだろう?」
「この部屋に外から無理やり入った形跡はない。
しかも冬部は警察まで信用せずこっそり部屋を出る用心深い男。
そんな奴がホイホイ外から来た誰かを部屋に招き入れるか?」
そして現場を見渡して剣持警部に頼んだ。
調べてほしいことがある、と。
「臙脂(えんじ)色の絨毯(じゅうたん)に残っている血液を残らず調べ上げてくれ」
「全員の身辺調査を徹底的にやり直してくれ」
==決め手は佐木のビデオと青桐岳人!?==
金田一は佐木が撮影したビデオから斧田が殺された時のシーンを見なおしていた。
このシーンでは、金田一は犯人が誰かは特定できなかった。
次に夕食の時の主に出席番号の話題のシーン。
<おさらい>
<敷島大悟>
「男女一列ずつ交互に名前の順で並んでたから僕の隣は同じ「し」で始まる「柴田」って娘だった」
「出席番号は忘れてしまったが、先生の真正面だったのは覚えてる。
やりづらかったなあ、あれは!」
<冬部蒼介>
「死んだ絵東と斧田も小学校の頃からの仲間で、1年の時は隣同士だった」
<三夜沢渉子>
「1年の時から後ろに何人もいなかった。番号まではさすがに覚えていないけど・・・」
<佐木竜二>
「小1の時の出席番号は確か10番」
<七瀬美雪>
「クラス替えが二度もあったから忘れちゃった」
<葉崎栞>
「21番でした」
<藍染吉野>
「あたしはまだ70前半だけど虎元さんのほうが少し上だったはずよ」
<虎元勝男>
「そうでしたかな藍染オーナー」
これをひと通り見た金田一は美雪に斧田、絵東、冬部が死に追いやった青桐岳人の名前を確認させた。
そのとき剣持警部がやってきて金田一が「調べてほしい」と言っていた2つのことを調べた結果を伝えたので、
金田一は
「もう2か所指紋を調べて欲しいところがある、これで最後だ。」と剣持警部に言っていた。
そして、金田一少年の事件簿のお馴染みの決め台詞「謎はすべて解けた」が出たのである。
==個人的感想==
今回の金田一は一気に謎の解明が進展しましたね。
最初の辺りの「いくら犯人が残虐な殺人鬼でも未だ意識のある人間の傷口に桜の枝をねじ込むことはできない」っていった部分を見て、確か未だ意識のある人間の傷口に桜の枝をねじ込むって「どんな鬼畜行為だよ!」って心の中で思いました。
あと、空き部屋の鍵は「フロントの脇に保管してある部屋の鍵はその気になれば誰でも持ち去れる」。
「西棟の部屋の鍵はあまりチェックしていなかった、フロントが無人になる時もある」と言ってた瞬間、
そんな経営で大丈夫なのか夜桜亭?(-。-;)
って感じました。
やっぱり夕食の時の主の出席番号の部分を見ると、やっぱり敷島さんの「出席番号は忘れてしまったが、先生の真正面だったのは覚えてる。やりづらかったなあ、あれは!」
の部分が引っ掛かりますね。
前回も書いたように大抵前の席になるのって席替え以外で考えると、視力が相当悪いか難聴しか考えられないんですよね。
って考えるとやっぱり敷島さんが怪しい感じがします。
そして次回、今度こそ事件の全貌を明らかにする解決編が来ます。
来週の金田一君の解決シーンを楽しみにしたいと思います。