末期癌の母の容態は、

階段を降りるかのように

毎日毎日変わるので

私も妹も必死です


昨日までできていたことが

急にできなくなるのです


最近は、

母のすごい所を毎日発見しています


下剤を飲んで、調整をして

最後に自力で杖をついて

トイレに行って


それから意識が低下して

トイレに行けなくなり


気分がいい、と言った日に

最後の挨拶の電話をいくつかして


私と妹の姑に

私達が看護に来てるお礼を述べて

「嫁いだ子達なのにこちらに来てもらって

すみません」

と伝えて


「また乗れるのを楽しみにしてたんだけど」と

車を手放して

(まあ、実際の手続きは妹がしましたが)


それから話ができない状態になり


おお、やり切ってるなー😊

と思って、お母さんすごいねって

褒めています


急に私達も介護を体験させてもらっていて


薬の調整を必死にして

在宅医療の先生や看護師さんと

連絡をとりながら


本当日々必死です、

綺麗事じゃない世界ですよ


急激に腹水とむくみで重くなった

体の動かせない母の介護ですもん


着替え、シーツ交換、坐薬などなど

妹と「私、あっち側行くね」

「私持ち上げてるから、

引っ張って、引っ張って」

「ううー、曲がった!でもまあいいか

私達頑張った、ね。お母さん」


不慣れ感満載で頑張っております


友達からもらった高級そうなアロマオイルで

母のむくんだ足をマッサージをしたり


出血にびっくりしながら対応して

お母さんも自分で始末しようとして

怖かったって言ってたなと思い出す


容態が更に変わり、坐薬も難しい状態になり

今日から皮下注射での

痛みのコントロールに入りました


母は、2日ぶりに少しだけ意識が戻って

私と妹に

「なんの心配もない ありがとう」って

私の夫に悪いって言って


それから痛みで叫び

先生に来てもらって薬を調整して

先生来てくれてありがとうございます


こんな感じの毎日ですが

私も妹も、今看護が全く辛くなくて

ああ、良かった、この時間をいただけて

恵の時だと思っているのです

ありがたい、嬉しいと思って

看護をしています

母を家に戻して、本当に良かった


娘2人にこんなにこんなに大切にされて

これほど幸せな母親がいるかなー

と思いますよ


久しぶりに目をあけた母に

私の育てた花を見せたら

ちゃんと見てくれて

とてもとても嬉しかった


命の重さ、生きるということを感じ

毎日発見がある

学びの多い日々です