女はウエストから歳をとる

大好きな
齋藤薫さんの言葉



先日のホテルでのナイトプール

44歳の私と身体も体重もそんなに変わらない
19歳の娘のくびれを見て思い出した


同じ体積ならば
お肉のつく場所が違うのだ

言い訳を言わせてもらえるのであれば

2回の出産で
風船のように膨らんだらしぼんだり
妊娠線もできて
シワシワになったお腹に

ハリ
は戻ってこない。
そして、ビキニを着ることも
へそ出しウェアを着ることもなくなった
まんまるお腹は

【諦め】という気持ちと連動して
緩んでいく


お風呂に入る🛁わたしの後ろ姿を見て
娘は
『おばあちゃんの後ろ姿にそっくり』
と言った

遠慮もない
お世辞も言わない
真実だけをサラリと突きつけてくる
娘の一言の破壊力よえーん

でも、そんな
存在をありがたく思うことにする

なぜならば

話には、そのあと続きがあるから



プールで楽しみ
美味しいご飯を食べた
ホテルステイでの夜
ちょっとした喧嘩を娘とした
(おばあちゃんの後ろ姿発言が原因ではない)

些細なことなのだけど
私も彼女も
感情的になってイライラしている

娘はコンビニへ行くと言って
ホテルの部屋を出ていった


彼女がいない部屋の中
少し反省の気持ちが湧き上がる
少しです。少し。



コンビニから帰ってきた
彼女

私に向かってこう言った


【ママ、もし一緒に泊まってるのが
ママの友達なら、こんな喧嘩は起こらない
相手が娘の私だから
少し配慮が足りなくなるんだと思う

それは私も同じで
泊まってるのがママではなく
友達なら、もっと細やかな配慮ができたと思う

家族だからって
これぐらい許してくれるか
ちょっと配慮が足りなくてもいいよねって
その気持ちが
些細な喧嘩に繋がるんだと思う

だから、ごめんなさい】



コンビニの行き帰り
わたし以上に この喧嘩の原因を
冷静に分析して
それを伝えてくれた

わたしはただ
イライラしながら
米粒ほどの反省が湧き上がる
程度だったというのに




生きていると
誰かの不機嫌に
ぶち当たることがある


道を歩いている時
文句を言いながら通り過ぎる人だったり
電車の中での、乗客同士のトラブル
不機嫌そうなコンビニの店員さん

もちろん家族も例外でなく
その日
外の世界で起きた、どうしようも無い
イラつきや、不安や、自己嫌悪を

持ち帰ってくることがある

家族だから
たまには甘えてもいいじゃない
不機嫌も受け取って慰めてよって 
そんな日もある
あっていいのだ




でも、わたしは
彼女からその言葉を聞いた時

とても大切にされた気持ちになった

些細な喧嘩で
責めるように放った言葉を深く後悔した




相手のことを思いやり
想像する
もしかして、疲れてるのかな
嫌なことや不安なことがあったのかな
自分の方こそ不快にさせたんじゃないか

それって
紛れもなく愛情だから
そして、それは
1番一緒に過ごす時間の長い
大切な家族にこそ
使う配慮なのだと
教えてもらった





おばあちゃんの後ろ姿発言は
遠慮もお世辞もない
娘の破壊力のある言葉と言ったけれど


それも愛情と受け取ることにした
(前向き)

本当のことは
他人は言ってくれない
思っていても
伝えてはくれない

だから、わたしは
身体を絞ることにする

せめて後ろ姿が
40代になりたい。



切実

娘よ、気づきを色々ありがとう