keme 毎日が楽しくて



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東方神起の2008年は、1月16日にリリースされた

シングル「Purple Line」からの幕開けとなった。


「Purple Line」は、1月23日にリリースされた

アルバム『T』のリード曲でもあり、アルバムに繋がる先行シングルとして

リリースされたものだったが、

この曲は「Riging Sun」や「“O”-正・反・合」の作曲者であり

5人が最も尊敬するという韓国のプロデューサー、ユ・ヨンジン氏の

作品であったことから、彼らの魅力が最大限に活かされた楽曲であったと

言えるだろう。


 2007年のラストシングルとして12月19日にリリースされた

「Together」は、映画『シナモン the movie』の主題歌として作られた

キュートな印象のポップチューンであったこともあり、

「Together」から、本格的なアメリカン・ラップとディープなサウンドで

激しく攻めたてる「Purple Line」への振り幅はいままでに例を見ない

ほどの激しさがあった。


 しかし、この振り幅こそも彼らの個性と受け止められ、音楽ファンはもちろんのこと、

アニメを通して小さな子供達にも「東方神起」という名を知らしめることになり

より振り幅の広い層のファンを獲得していく結果となったのだ。


 アニメに合わせた楽曲であった「Together」をシングルとしてリリースするのは

実にカケだったとも思う。見た目の可愛さを売りにしているグループだと

勘違いされる恐れがあるからである。しかし、彼らがそこを抵抗なく受け入れ、

おもいっきりキュートで柔らかな印象の歌声を聞かせてくれたことで、

逆にしっかりと実力のあるボーカルグループであるということが

証明されたのだ。それも、やはりここまでの彼らの努力とスキルがあったからこそ

出来た冒険だったように思う。


そんな 冒険があったからこそ、彼らの真髄である「Purple Line」で、

120%の実力を発揮できたのではないかと思うのだ。ちなみに、

彼らの真髄の部分であると言えるこのシングルで、彼らは初のオリコン1位
を獲得した。

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 そして、更に5人の個性とスキルをより知ってもらうために、

「Tow heart/WILD SOUL」(チャンミン)

「Ranaway/My Girlfriend」(ユチョン)

「If…!?/Rainy Night」(ジュンス)

「Close to you/Crazy Night」(ユンホ)

「keyword/Maze」(ジェジュン)

というそれぞれがリードボーカルを務めた5枚のフューチャリング・シングルを

2ヶ月に渡ってリリースした『TRICK企画』を企てたのである。


アルバムやコンサートなどでソロ曲を入れることはあっても、シングルというスタイルでここまで

個性をはっきりと押し出せるのは、やはり実力あってのこと。


これは、ひとりひとりがリードを担えるグループであることを再度聴き手にしっかりと、

東方神起としての絶対的なアーティスト性を確信させたものだった。





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そして、4月。

気だるさを含んだメロディーを詩的な表現を使った歌詞が色っぽくリードする

しなやかな愛の歌「Beautyful you」をリリースしたのだ。


彼らは、“その声に触って眠れたらいいのに”,

“甘い体温が聞こえてくる”といった歌詞の中に使われた表現や

“好きでどうしようもない”という押さえきれない大胆な愛の言葉に、大人の愛を

感じ取っていたようだった。


そして、サビ以上にBメロが存在感を放っていた艶っぽくエロティックなメロディーに

インスパイアされた少し悩ましげな歌い方も、とても印象的で、記憶に残る1曲だった。

こんな憂いのある歌が歌いこなせるようになったのも、彼ら自身の精神的な成長が

あったからこそだと言えるだろう。


このシングルは、ペ・ヨンジュン主演の韓国神話を元に描かれたテレビドラマの主題歌で、
韓国でも彼らが歌い大ヒットとなった楽曲の日本語訳ヴァージョンである「千年恋歌」との

両A面シングルとしてリリースされたのだが、愛しい人を千年思い続けるという韓国の

古くから語り継がれた物語に沿った歌詞であることから、愛することで生まれる切なさが

実に上手く声に託されている。


このシングルもオリコン1位


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2008年はこのシングルの後に「どうして君を好きになってしまったんだろう?」と


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「呪文-MIROTIC-」をリリースしているのだが、ナント、この2作も

堂々オリコン1位

という成績を残したのだ。


アーティスト評価はランキングの結果のみで決められるのもではないと

思うのだが、ひとつのバロメーターであることは確かである。この結果も

“多くの人に東方神起を知ってもらって歌を通してみんなを幸せにしたい”という

彼らの来日当時のひとつの目標が達成したことを意味しているといえるだろう。


コーヒー中~