エサやりさんに読んで欲しい その28 | greensonicの迷子猫探し・保護までのブログ  脱走防止柵の作り方 保護活動など

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猫を迷子にして、97日目に無事保護するまでの実体験やノウハウ。その他、脱走防止柵作りや保護活動、猫のこと。ときどき安全保障。

 

猫ハウスも続々

寒さや風雨を防ぐ猫ハウスを作って設置、必要があれば修理、使えない物は廃棄して管理しています。

私の考えでは猫の数+1個か多くても+2個。猫のトイレと同じ考え方です。猫同士のトラブルが起きにくいようにあえて点在させています。

何でもそうですが、適切な数があると考えています。それはエサの量、エサボックス、猫ハウスも同じで、公の場所に黙認という形で置かせてもらっているからです。

あるエサやりさんは「エサやりが大変過ぎる」という理由で、私達の管轄するエリアでのボランティアは離脱しました。

ボランティアだから自由意志で、何の問題もありません。

その形で数年前からエサやりと猫ハウスの管理を続けています。

ところが急に「猫ハウスの配置図が欲しい」と言われました。

前述の通りハウスの数をコントロールし、猫が移動すればその居場所に合わせて移動させています。つまり、私の考えでは猫にとって住処には困っていません。

ところが、この方は気になってしまうと自分の思い通りにしないと気が収まりません。

私の管理しているエリアから離脱した後、自分が関わっている猫だまりに猫ハウスを置きだしたのですが、猫の数のおおよそ3倍のハウスを設置したのを知っていますから、「ああ、始まっちゃった」と…。

ご自分で設置したハウスにはふっかふかのフリースを入れているから、濡れた猫が入ったり雨が吹き込んだりして濡れてしまいます。

何年もそういう状態を見ているので、私が作る猫ハウスはそのような物は入れずにカーペットを敷き、雨が吹き込んでも水が抜けるように穴を開けています。地面にはプラ製のかごを置き、その上にハウスを置いているので、水は地面に流れます。

ある日、濡れたフリースを干している写真を送って来て「フリースが乾いたら中に入れて欲しい」と連絡が来ました。

この方には何度も「フリースを敷いてもその時はいいけれど、猫はすぐにぐちゃぐちゃにしてしまい、雨で濡れたり出入口を塞いでしまって入れなくなってしまう事もあるから、ウチはカーペットだけにしている」と伝えています。

私の考えでは猫ハウスは70点位で十分。理由は自分の庭に置くのならともかく、メンテナンスは基本年に一回しか出来ません。

設置場所は人が入りにくく数も多いから、いちいち周って確認出来ない。そんな場所で最初だけ100点満点のふかふかの猫ハウスを置いたら、毎週のようにフリースを入れ直さないといけない。

それが無理なので、ハウスを水が抜けるように工夫し、せめてクッションだけはと思ってカーペットを敷いています。

猫は毛皮を着ているので、風雨さえ凌げれば自力で暖められます。

前述のようにメリット・デメリットを伝えているのに、敢えてご自分の好きなようにフリースを入れた訳です。ここ数年間は自分の設置した猫ハウスも私達に任せっぱなし、それが気になったら急にやってくれはないだろうと「そうなるアップから、ウチではフリースを入れないんですよ」と伝えた上で、お願いはお断りしました。

勘違いして欲しくありませんが、私の考えに同意しないから断ったのではありません。

この方の性格を知っているからで、ここで言われた通りフリースを戻す事をすると、これから先も濡れたりした場合に、間違いなく「前はやってくれたのに、何でやってくれないんだ」となるからです。なんかやってあげるとそれが当たり前になってしまう、猫みたいですが。

「もう関わらない」と宣言したエリアにもどんどん猫ハウスも増やし始めて、ここも猫の数の3倍程の数になってしまいした。

数が増えると目立つ、目立つと猫嫌いを刺激して、以前書いたようにおそらくそのせいで、ハウスやエサボックスも無くなっているのです。

エサやりさんには様々な人がいて十人十色。自分と違う考え方を非難するつもりはありません。

しかし、一歩間違えると猫に危害が加わる事もあるのです。私はそのリスクを少しでも減らすにはどうしたら良いかを考えているつもりです。

実際に実例を挙げて、読んで下さった方ならどうするのか考えて欲しいという問題提起だと思って下さい。