土曜日の朝日新聞beのトップ記事は、
虐待を受けた子どもの脳を研究している小児神経科医:友田明美さん
留学先のアメリカでしていた研究は、
子どもが親から虐待を受けた時の脳をMRIを使って調べる
グループ分けをした結果
性的虐待を受け、他の虐待は受けていない
「視覚野」が委縮
見たくない情景の詳細を見ないですむように適応
親からの暴言だけを経験
「聴覚野」が変形
言葉の暴力は身体的な暴力より脳へのダメージがはるかに大きい
厳しい体罰を受けた
学びや記憶にかかわる「前頭前野」が委縮
感情や思考をコントロールし、行動抑制力にかかる部分も収縮
マルトリートメント
スマホ全盛期の今、以前電車の中で、子どもが母親に話しかけているのに母親はスマホに夢中で子どもを無視している光景をみたことがあります
これを、マルトリートメントといい、不適切なかかりという意味だそうです
ながら育児も脳が変形し、後でしっぺ返しがきます
産まなきゃよかったと言ったり他の子やきょうだいと比較することもマルトリートメントになるそうです
虐待を受けて亡くなる子どもの事件があとをたたないのは何故なんでしょう
親に心の余裕がなくなってきているのでしょうね
「親」という字は、「木の上に立ってみる」と書きます
親は子どもにルールを教えながらも手や口は出さずに見守るという意味のようです
でも、ついイラッとして言ってしまうんですよね。。。。。。
イライラしたときは、何かを言う前にトイレに行って3,4回深呼吸する
叱る時は1分以内でポイントを絞る
と友田先生は言っています
子育て中の方、実践してみませんか
子どもの脳を守るために
この子たちの脳は、間違くなく健やかに育っています