「水戸黄門」２時間スペシャル

いよいよ最後ですね。

今夜午後７時から「水戸黄門」最終回スペシャルが放送になります。

私は２シーン目から出演するのですが、

主に前半に登場しますので、

途中からご覧になると「あら何処に？」

ということになってしまうかもしれませんので、

（ごめんなさい）

ぜひ７時にはテレビの前にいらしてくださいね。

１１月１０日、京都太秦東映撮影所のセット前で、

思い出話でしばしの時を過ごしました。

水戸黄門は第一話はよく火事のシーンがあるんです。

高視聴率を願うジンクスのようなものが定着したんだと思うのですが、

ロケでの火事のシーンで、

燃やした小屋の大きな火の粉が私の頭の上に落ちて、

カツラが燃えたアクシデントがあったんですよ。

４台のカメラを回して、

消防車も待機して、

火をつけたら最後、NGを出すことが出来ない状況だったので、

身近からの焦げ臭い臭いに、

「・・・どこかが燃えてる！」とは思ったのですが、

芝居を続けるしかなかったんですね。

しかしずっと向こうのカメラの横の監督さんが

私に向かってご自分の帽子で頭を掃う大きなアクションをするんですが、

自分の頭は自分ではみえないでしょう。

さりげなく手をカツラに持っていたら、熱っっ

それと同時に気付いてくれたレギュラー。

隣にいたうっかり八兵衛の高橋元太郎さんが、

素手で掃い落としてくれたんですよ。

この「熱いっ」の瞬間は編集で切れなかったんでしょうね。

再放送などありましたら気にして頂くと一瞬ですが映っています。

「いづみの頭がもえたよね～」

「そうそう・・・そうでしたよね～」

そういえば最近の週刊新潮にも里見さん談として、

この話が掲載されていました（笑）

長い間多くの方に愛して頂いた番組の最後を、

今夜はたくさんの方にご覧頂けますことを祈っています。