事故処理対応@中国 | Rodyの廻す地球儀

事故処理対応@中国

先日、友人の車で遠出をした際に、追突事故に遭いました。

幸い私達もぶつけた当事者もケガはなかったので、何よりでした。

 

事故処理の対応が日本のそれと異なって興味深かったので、お知らせしたいと思います。

 

事故にあった後、「警察を呼んで証明書をもらい保険会社に連絡する」という基本的な考え方や流れは、中国でも同じでした。

 

ところが警察を呼んだところから、俄然状況は変わってきました。

まず、警察官が「この程度の損害なら●●RMBぐらいでお互いに話して折り合いをつけろ」という話をし始めたのです。

 

日本なら、民事不介入で警察官が損害額の話をしたり、示談を勧めたりって考えづらいのですが・・・。

(まぁ、事故があまりにも多く証明書を出したくなかったようにも見えました。なにせ、その場には他にも事故を起こした人が数組いて警官の取り合いだったので。)

 

 

おまけに●●RMBが、日本の修理相場から、かけ離れていたのでビックリしました。

もちろん、ワタシは中国の修理相場には全く詳しくないので、余計な口出しはしなかったのですが、10倍以上の開きがありました。

 

しかも、警官にすすめられたこともあって、ナント友人はその場で示談を始めてしまいました。

(自動車事故にあったらその場では絶対に示談をしないというのは、ワタシの中の常識だったので、ビックリしました。)

 

示談交渉も、日本なら修理額や責任割合をベースに交渉すると思うのですが、そこは単なる「交渉」。市場で値切る時、お互いに思い思いの値段を言い合うのですが、まさしくあの世界でした。

(だから修理相場なんて関係ないのか・・・)

 

極め付けは、その場でのスマホを通じた電子決済。

お互いスッキリ・サッパリとその場を後にしていました。

 

これはコレでアリなのかな?!

 

「世界に足を伸ばすと、ワタシの凝り固まった常識なんて全然常識じゃないのね・・」と改めて思った瞬間でした。

(※とはいえ、日本では、後から揉めるケースもあるので、このやり方はおすすめできませんが。)