大量輸血と人工透析と並行して
血液中に広がった肺炎球菌感染の対策に抗菌剤を投与することで
肺炎球菌の広がりも抑えられ、ICU4日目には肺炎球菌は体からいなくなったようだ。
ただ血小板の減少傾向は続いており
血小板の輸血を続けることになった。
長期の入院になると困ることがある。
ICUに入ってから、ずっとおむつをしたままで
もちろん自力でトイレに行ける状態ではなかった。
食事も多少は摂れていたので
便意を感じるのだが、ひたすら我慢していた。
おむつの中ですれば済む話だが
おむつの中で大便をするというのは40年以上経験がない
どうも気が乗らなかった。
しかも我慢しすぎて量が半端なく、おむつに入りきらないことが予想された。
おむつ交換は看護師さんが処置してくれるのだが
申し訳ない気持ちと恥じらいが半々あり、我慢することにした。
その後ICUから一般病棟へ移動と同時に、簡易トイレが設置され
自力で無事に便を出すことが出来た。
一週間ほど我慢した甲斐もあり
この時の量と出る勢いはすさまじかった。
内臓まで一緒に出たんじゃないかと思うぐらいで、快感でもあった。
でも我慢はよくないね。