インフルエンザが流行しているようですが、

国立感染症研究所 の発表によると、


2013~2014年シーズンに最も多く発症しているのが、

A香港型(H3N2型)で、


次に、2009年に大流行した新型インフルエンザA型(H1N1型)で、

その次が、B型ウィルスとなっているそうです。


そして、


札幌市で検出されたH1N1型(2009年新型インフルエンザと同じ型)

を調べたところ、


「タミフル」と「ラピアクタ」に対して、耐性が確認されました。


抗インフルエンザ薬である「タミフル」と「ラピアクタ」が、

効かないということ(100%効かないということではありませんが)


「リレンザ」「イナビル」については、

効果があると認められたようです。


2009年に大流行した新型インフルエンザの

H1N1型ウィルスが、何らかの変異(NA蛋白に耐性変異)を

起こしたとみられています。


ウィルスは、ヒトからヒトへ感染するうちに、

どんどん変異していくので、驚くことではないのですが、


「タミフル」が使えないとなると、

吸入式の「リレンザ」を使いにくい幼児には、


抗インフルエンザ薬の投与が難しくなりますね。


通常、病院では、「A型 or B型」の検査を行うだけで、

H1N1型ウィルスの変異した型であるかどうかまでは、


おそらく検査できないところがほとんどだと思います。


タミフルを服用しても症状が改善されない場合は、

変異した新型インフルエンザである可能性も考えられます。


インフルエンザは、体力があり、免疫力がある人であれば、

通常、抗インフルエンザ薬を投与しなくても

1週間ほどで自然治癒できる病気です。


でも、肺炎や脳症といった重篤な症状を併発する可能性もあるので

その見極めが重要ですね。


うちの長男は、2年前に新型インフルエンザに

罹りました。


発熱した日の夜に、タミフルを1回だけ投与したのですが、

幻覚症状が出たので、翌朝以降は、やめました。


「5日間、飲みきってください」と処方されたタミフルを、

たった1回しか飲みませんでしたが、2~3日で熱は下がり、

やはり1週間程度で、回復しました。


おそらく、1回のタミフルも飲まなくても

同じような回復経過を辿ったのではないかと思っています。


1人1人の体質や既往症、症状の経過をよく観察して、

適切な対応を心がけたいですね。


新型インフルエンザが流行しないことを

願うばかりですが、


今できることは、

やっぱり、「睡眠・栄養・運動」。


早寝早起きで、規則正しい生活習慣を

毎日続けたいと思います。



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