マザーボードだけを交換してパソコンをアップグレードしたい
マザーボードだけを交換してパソコンをアップグレードする場合、2つの目的が考えられます。1つは内臓のビデを機能のアップグレード。

もう1つはより新しいマザーボードに交換しておくことで将来的にCPUをアップグレードする自由度を上げることです。

たとえばインテルCore2Duo対応のマザーボードでも、初期の製品はオンボードグラフィックにハイビジョン動画の再生支援機能が備わっていませんし、最新のにも対応できない場合があります。

そこでIntelG45チップセットやnVidiaチップセットのマザーボードに交換すると初期のCore2DuoでもBDビデオを簡単に再生できCPUアップグレードの自由度も一気に拡大します。


拡張性を考慮してマザーボードを選択したい
マザーボードの機能面からみていくと、拡張スロットの構成の違いが挙げられます。
現在のマザーボードでは最新のPCIExpressスロットと旧式PCIスロットが混在しているのが一般的ですが、なかにはPCIスロットが省略されていたり、1つしか存在しない製品もあります。

PCIExpressスロットはレーン(最少構成の伝送路)数によって、データ転送速度とコネクタの幅が異なります。

コネクタは、x1/x4/x8/x16の4つが存在します。レーン数の多いスロットにレーン数が少ないPCIExpress拡張カードを取り付けることはできますが、逆は原則できません。CPIExpress x16スロットにPCIExpress x1の拡張カードを取り付けることは無理なわけです。