小雨ぱらつく中、両国は江戸東京博物館まで、ぶらりと出かけた。

その日(2011年10月30日)に、ヴェネツィア展へと、やって来た。

館内は写真撮影禁止なので、まずは、両国国技館の風景をショット。

ピンクパンサー7 ぶらり紀行

相撲もようやくテレビ放映が再開した、両国国技館のすぐ近くに、江戸東京博物館がある。

ショップ店を覗いてみると、浮世絵をデザインした様々なグッズや、江戸にちなんだお菓子類
が販売されている。

さて、肝心のヴェネツィア展会場に入ってみた。

入り口にはヴェネツィアの街の写真、あの川面と建物の壁と窓、のパネルが張り出されている。

水の都!

英語圏では、シェイクスピア「ベニスの商人」の舞台の呼び名となっている、あの「ベニス」。

現在でこそ、工芸品(ガラス細工やマスカレードなどが有名)を中心とした都市だが、
15世紀頃には王国だったのだから、栄枯盛衰のはかなさ。

館内は日曜日だったためもあるのか、すでに夕方の16時近くだったせいもあり、
人が結構多かった。女性の比率が7割りといったところか。

ヴェネツィアは、女性達に好まれる都でもあるのか?

歴史を解説した映像を流しているコーナーがあり、椅子が満席なので、
立ったまま観た。

ナポレオンが登場した時点を境に、ヴェネツィアの歴史が変わったそうだ。
王国が崩壊して、現在に至る。

それでも、工芸品で裕福な都市、また観光都市としても有名だろう。

映画「ニキータ」でも暗殺シーンの舞台にもなっている。
ゴンドラで移動する場面がある。

映画「ベニスに死す」では、美しい海岸風景が印象に残る。

こうした映画の舞台にも登場し、観光の街として、現在は世界遺産にも指定された都市だが、
今回のヴェネツィア展は、むしろ歴史、つまり、ヴェネツィア王国時代の証跡としての
展示という点が面白かった。


展示されているのは、絵画を中心に、(サン・マルコのライオンは、展示室の壁にかかった
実物をみると圧倒される。)ムラーノ製のクリスタルグラスや壷など。

15世紀、16世紀当時の街の風景や屋内の人々、王国家系の人物画、それらを観ていると
当時の様子がわかる。

水の都という名にふさわしい風景画もあった。
時や人種を超えて、美は普遍的な共感できる
感覚によって、我々人類の絆であることを思い出させる。

ひとはなぜ、絵を描くのか。また、写真を撮るのか。映像に残すのか。

精神の絆としての、メディアの役割がそこにはあるのかもしれない。

とはいえ、現代はあまりにも、映像や画像に溢れていて、我々はおぼれかかって
いるのかもしれないが。

ヴェネツィア展、2011年12月12日まで展示されているらしい。
まだの人達は、一見の価値はあるだろう。


展示場を後にすると、ヴェネツィア関連のグッズ販売コーナーがあり、カタログから、お菓子、
工芸品などがあった。

カタログを一冊購入し、私は、宵の迫った両国を後にした。