メッセージ性
左手の指輪。2週間ほどはめておりません。
結婚して3週間ほどはめ続けて、ようやく慣れた所だったのだけど。
結婚指輪をしてるって事、それは暗に、
『私は売却済みです』ってメッセージを発してるってこと。
これがなんとも。心地よくてですね。
いうなれば、すごろくの上がりの境地でしょうか。
男性の無遠慮な視線に晒されたとしても、左手の薬指を見ると目を逸らすし、
いきなり声をかけられても、既婚者に声をかけてるんだからナンパじゃないだろって思う。
30年間市場に出続け、値踏みされて、相手をゲットするために
一時も心休まる時がなかったのに(大げさ!)
もう彼以外の男性はカボチャと一緒よ! 全然気を遣う必要なし。
あぁ極楽。
人の目を気にしない生活ってなんて自由なの!
だったのに。この間までは。
指輪をしていないと、なんともかんとも、
また市場に紛れ込んでしまったような。落ち着かない気分。
「私は違うのよ!」って心で叫んでいても、外見からは区別が付かず。
きょう、定時におトイレに行ってみたら、お化粧に余念が無いオバサン軍団が。
・・といっても私と同年代かと思われますが。
香水くっさー。
私も、こうやって張り切って化粧してたなぁと、感慨深げに耽ってみるも、
彼女達と並んで鏡の前に立ってみれば、あっちとこっちを分ける物は見当たらず、
私も一様に、モノ欲しげなオバハンに見えたのでした。
これが女を捨てるって事かしらん、と思ったりもするものの、
いましばらく、値踏みされない境地を味わいたいものです。
そのうちトドみたいに寝そべって、旦那に見下されたりするかもですが、
今までの緊張の対岸にある安心。
そうなってしまう心境は、うむ。よく理解できてしまいます。