音は生き物みたいに命が吹き込まれている。
8ビートの曲でも、躍動している。
この作業は、悪い所を直すことではなく、より良くするための事。
だから、ダメ出しをして私を落ち込ませる事は一切なく、希望を感じさせてくれ、やる気を湧かせてくれる素晴らしいディレクションだった。
だって、劇的にサウンドは良くなっていた。
そんなの耳にしたら、身も心もボロボロだった事も忘れてしまいます。
何回も言いたくなるけど、みんな本当に優しかった。
小田桐君が、「千波さん、今の最高に良かったじゃないですか!」「みんなが褒めてましたよ。」「僕、肩もみがうまいって母に言われるんですよ。」と言って、やってくれたり。
本当に「彼はナイスガイだ。」と、みんなが褒めていました。
いやー、思い出すとまた涙が出てくる。ホントにありがとう、小田桐君。
「I just called to say I love you」
この曲が流れていて、「日本に残してる彼女に会いたくなりました・・・。」と言うので、こちらが泣きそうだった。
トニーさんもロニーさんも、息子を見守る様な表情。ふふ。![]()
この日は事前に「ドラムの仕事の依頼が来たのですが、どうしたらいいでしょう?」と聞かされていたので、「当然、自分のドラムの仕事でしょ!!」と言っていました。
でも、彼はとても心配しながら、スタジオを後にしていました。
ロニーさんが、ビリー・ホリディのあの曲について、「この曲の本当の意味を知っているか?」と。深い会話はとても難しくて困ってしまう私に対して、ロニーさんはいつも”私に”向かって話をして来ます。誰かを通す訳でもなく、まっすぐに聞かれるので全て受け止められるように頑張りました。
心で会話するような、経験した事がないそんな体験でした。
あと、一曲。
トニーさんの頑張る背中を見ながら、ロニーさんが「肩もみしてやろう!」と、小田桐君がしていたのを見よう見まねでしてくれました。笑
「いえいえ、大丈夫です!」と遠慮も出来なくて、しばらくそのままお願いしました。笑
しばらく、ワイワイ楽しくリラックスタイムを終え、
そう、あと一曲
仕上がった「I just called to say I love you」穏やかに過ぎゆく日々。
静かに流れているのを聴いていたら、自分の歌に心が癒されて。笑。
終わったーーー。
と思ったら、ロニーさんに
「起きて」と、言われました。![]()
無事、任務終了!のどが痛い事など、とっくに忘れていました。
さて、また次の作業だ。



