子供の頃、私は雪が大好きでした。

雪遊びはとても楽しかったし、純白の雪の世界はそれはそれは美しかった。

空からぐんぐん降りてくる真っ白な雪を眺めながら、思ったこと。


「おとなはどうして雪がきらいなんだろう。

 こんなにこんなにキレイなのに。」


「わたしはおとなになっても、ぜったいに雪をきらいにならない!」


子供心に、そう強く誓ったことを覚えています。



そして大人になった私は・・・。


除雪が大変だとか、寒いとか。 


子供の頃のように純粋に雪を楽しめなくなって、それに気がついた時、小さな自分の誓いを破ってしまったことに胸が痛みました。


今年は子供の頃の純粋な気持ちを思い出して、雪の季節を楽しんでみたい。


雪が降り積もった純白の世界は、静かで、穏やかで、それはそれは美しい。


雪の妖精は、どんなメッセージを届けてくれるかな。


きっとたくさんのメッセージを、届けてくれるでしょう。


微かな妖精の声が聴こえるように、静かに耳を、澄ませていよう。