暮らしの達人たちがアイデアを持ち寄り、お互いに情報をシェアするサイト「暮らしニスタ」のイベントに参加しました!

株式会社ニッピコラーゲン化粧品の本社と工場を見学する【コラーゲンオフ会】です。



(株)ニッピコラーゲン化粧品は(株)ニッピのグループ企業で、(株)ニッピは1960年に世界で初めてコラーゲンを水に溶かすことに成功した企業として、医療・食品・化粧品とあらゆる分野でコラーゲン業界をリードしています。



暮らし二スタの担当者さんとさまざまなジャンルで投稿されている参加者のみなさんが集まり、自己紹介を行ったあとは早速工場見学へ!


工場内は機密事項も多いため写真撮影NG、工程の詳細もお伝えできないのですが、防腐剤不使用のスキンケアジェルを製造されていることもあり、手術ができるレベルのクリーンルームで一つ一つ丁寧にボトルへの充てん作業が行われていました。


ボトルも無菌状態を保つため詰め替えができない特別な作りになっているそうで、SDGsの時代ではありますが、上質なモノづくりを行う企業としての強い信念を感じました。


片づけのプロでありモノづくりのプロでもある私は、余計なモノが何もない清潔で整った空間がとても心地よかったです。


一通り見学を終えたあとは、生コラーゲンジェルを手作りする体験に。

(ここは写真撮影OKでした)



さらさらの原料に少しずつ水酸化ナトリウムを加えながら混ぜることで、コップを逆さにしても垂れて来ないプルプルのコラーゲンジェルに変化していきます。


適した硬さにするにはpH3(酸性)の原料をpH7(中性)にする必要があるため、スポイトで1滴ずつ慎重に水酸化ナトリウムを入れながら参加者全員が真剣に材料をかき混ぜます。



入れすぎてしまうと適切な硬さにならないため、時間をかけて慎重に混ぜていくと、なんとか私の材料もジェル状にすることができました。



増粘剤が入っているものだと幼稚園で使うのりのようにベタベタしますが、(株)ニッピコラーゲン化粧品さんのコラーゲンはpHの変化でジェル状になっているため、体温で温まることで緩くなり、不快なべた付きもなくお肌がスベスベになることに感動しました。


生コラーゲンジェルの手作り体験のあとは、コラーゲン博士こと(株)ニッピの服部さんによる座学の講座で真面目に勉強も。

大学時代からコラーゲンの研究一筋で、すでに定年も過ぎているという服部さんはとても博識。


▼ コラーゲンを構成しているタンパク質の性質

・タンパク質はアミノ酸の集まり

・タンパク質は体の中に一番あるもの (タンパク質が含まれないのは血と脳くらい)

・3本の鎖が絡み合ったような構造をしていて、熱が加わると解けてしまう (冷やしても元には戻らない)

・熱が加わっていない状態の方が保湿力が高い


▼ コラーゲンを塗ることで得られる効果と口から摂取することで得られる効果の違い

・皮膚の上に塗ることで必要に応じて水分を皮膚に与えたり、重ね塗りする化粧品の効果を持続しやすくする

・口から摂取すると熱でコラーゲンを構成するタンパク質がバラバラになり細かいアミノ酸へ変化するが、「コラーゲンが壊れているよ!」という信号になって体がコラーゲンを作るようになる


▼ プロテインとの違い

・プロテインは筋肉と成分が近く必須アミノ酸が豊富 (必須アミノ酸は体内で作ることができない)

・コラーゲンは骨と成分が近く非必須アミノ酸が豊富 (非必須アミノ酸は体内で作ることができる)→自然に作られる量だけでは足りないので外から取り入れることも大切


▼ そのほか

・コラーゲンがなくなると血管が弱くなり血が止まりにくくなる

・皮膚の異常である膠原病(こうげんびょう)の“膠原”はコラーゲンのこと

・化粧品等の塗るコラーゲンは20℃以下で保管すること

・食用のコラーゲンを炊飯の際に加えると米がコーティングされてチャーハンがパラパラになる (米2合に対してコラーゲン5gが目安)



(株)ニッピさんではコラーゲンを用いたさまざまな商品も製造されていて、↓の写真はソーセージの皮の部分になるもの。

羊の腸を使うソーセージだと形状が曲がってしまうところが、コラーゲン製の皮だと真っすぐなソーセージが作れるだけでなくキャラクターの印刷をした商品も可能だそう。



お土産もたくさんいただき大満足なオフ会でした!

子どもにはまだ早い、大人の工場見学がとても楽しかったので、またこのような機会がありましたら積極的に応募してみたいと思います。




via green green
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