2022年12月25日更新


■12月25日(日) 13時~18時半

■作業者:私


前回、障害になっていた棚の移動を行うことができたので、ようやく部屋の奥にある備え付けの収納の中を確認することができるようになりました。


義兄の私物がギッシリ詰まっていないことを祈りながら扉を開けてみると、明らかに年代物と分かる本やレコード、置物などが収納されていました。

夫の実家は親世代の兄弟にとっての実家でもあるため、代々の親族のモノがいろいろな部屋の収納を占領したままになっているようです。


他人のモノがあるせいで自分のモノがしまえない。…だから適当な場所に置くしかない。

そんな“諦め”が当たり前になり、自分の空間を責任もって管理するという習慣が身につかないのは残念なことです。


“義兄の部屋にある収納には義兄のモノしかしまわない。”

当たり前なようで今までないがしろにされていたことを片づけのルールにするべく、収納の中身を全て出し、要・不要のチェックをできるよう別室に移動させました。



この収納の中には現在81歳の義母が29歳で嫁いでいた際の結婚式の写真や、夫が子供のころの家族写真も入っていました。

「後で見てくださいね」と言ったそばから義母が作業現場に座り込んで写真を見始めてしまったのはちょっと困りましたが、片づけなければ目にする機会のなかった写真を見ることができたのは、私にとっても嬉しいことでした。



まだまだ作業は続きますが今年の作業は今回で終了です。

直近の作業日と比べるとあまり変化が無いように感じますが、そういう時は一番酷かった時の写真と見比べるのがオススメです。


絶望的に片づけが困難に思えた空間がどれだけ変わったか、実際に作業している自分自身も客観的に見ることで勇気と達成感が湧いてきます。




記録者


小宮久美子


防災士

整理収納アドバイザー

ライフオーガナイザー®

シニア生活環境オーガナイザー

リユースオーガナイザー

こんまり®流片づけコンサルタント

ハンドメイド作家

古物商(東京都公安委員会 307741906938)

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夫、小学生の娘2人との4人暮らし。

「スープの冷めない距離」に義実家がある。


義実家片づけをきっかけに、家の状況だけでなく、それまで知らされて来なかった内情を知ることになる。

結婚する前から義母の癖の強さは思い知っていたものの、コロナ禍という転換点で義兄の問題が噴出し、義母は【中ボス】に過ぎなかったことを痛感。


シニアのための片づけの資格も取得し、義実家の片づけは諦めていないものの、病気や障害といった簡単に解決できない問題を抱えている家庭をどう見守るかという点で学びを深めていこうと思っている。


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シニア生活環境
片づけサポート 


片づけたいシニア世代の方や親の家の片づけを検討中の方向けの片づけサポートや片づけ講座の開催もしています。

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登場人物


【我が家】

私(30代)、夫(40代)、子供たち(小学生)


【義実家】

義母(80代・モノへの執着が強い)、義兄(40代・精神疾患あり)、義父(故人)



片づけのきっかけ


義母宅の片づけのために初回訪問をしたのは2020年の12月5日。

きっかけは、新型コロナウイルスの流行でした。


毎年、我が家で新年会をしているのですが“密”を避けるために2021年の新年は各家庭で正月を過ごすことに。

コロナ禍でなければ外を出歩くのが大好きな義母が新年を安全・安心に自宅で過ごせるか、家の状態を見せてもらってビックリ!


結婚10年目にして、初めて家の奥まで入れてもらったのですが、これまで中に入れてもらえなかったのはこういう理由なのかな……とちょっと納得でした。



義母は、お世話になっている習い事の先生であろうと年下へは無意識にマウンティングする悪い癖があるのですが、“肩書”に弱いというわかりやすいところがある人。


「私、防災士の資格も持ってるんです! 今の状態だと地震があった時に危ないから、そういうところだけでもちょっと片づけしませんか?」

みたいな勢いで提案したら、思いの外すんなりと片づけのために出入りすることをOK頂けました。




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