今日は母の付き添いで、精神科を受診してきました。
母のことを書きます。
結婚して、嫁に来て苦労した母。
酒乱で孤独な祖父。
単細胞、不器用で職人気質な父。
無口で忍耐強い祖母。
日曜日になると、酒を飲んで帰ってきて、家で暴れる祖父が私は大嫌いだった。
次の日の月曜日は泣き腫らした目で朝礼に立つ。
月曜日が嫌だった。
祖父は時に、祖母の頭を殴って、頭蓋骨骨折もあった(母から聞いた話)。
祖父が帰ってくる前に、気配がすると包丁を隠していたそう。
私が小学生の頃、祖父がパトカーにもお世話になった記憶がある。
家で祖父が暴れ、父が「あんたが憎いよ!」と叫ぶのを遠くで聞いていた。
そんな家でも、心配性な母の愛情と、父の不器用な愛があり、私は育ってきた。
そんな祖父も衰えてきて大人しくなった。
特養に入った。私が高校生の頃。
落ち着いた日々が始まった。
私が大きくなってから、母から聞いたのだが、
祖父は母に対して、暴力があったそう。
性的な。
もちろん、父も祖母も知っていた、と。
警察に突き出さなかっただけ。
同じ女として、怒りしかない。
あのくそジジイ早く死ねば良いと思った。
祖父は肺炎で亡くなった。
最後は病院から施設に戻れず、自宅で介護になったが、1週間ももたなかった。
あっけなかった。
涙は出なかった。
「担当ヘルパーさんが泣いてくれた」と母。
あんなジジイでも、泣いてくれる人がいた…
感謝しかないです。
祖母も、父も、母が在宅介護をした。
看とりが終わった。
私の薦めでホームヘルパーをしていた母。
20年位?
自宅介護した経験が役に立ち、母は活き活きしていた。
昨年あたりから体力の限界からヘルパーを退職し、無職に。
その後、衰えが目立つように。
体力の衰えは勿論、記憶違い、もの忘れ、
時に話が通じない。
理解度低下。
そして、困ることに、夜間、
強い嘔気で、救急車のお世話になるように。
嘔気だけなんですよ。
それも、何回もあり、見かねて弟と担当医師の話を聞きにいった。
精神的なものかもしれない。
と、精神科の受診を勧められた。
そして、今日の受診になるのです。
母の嘔気は、精神的なものか身体的なものか。
身体的なもの=うつ病
精神的なもの=不安障害、パニック障害、身体表現性
うつの時期は過去にあった。
「今は日常的に悩みはない」と先生に言った。
え?そう?
「時々祖父との事を思い出すこともあるけど、何とも思わない」←根底では傷があるのでは?
仕事を辞めて暇になり、経済的なことも含めて、他にも心配なことあるでしょ?
私に言ってるじゃん。
話していて、うつ病のような性質は見られない、と先生がおっしゃる。
他の要件もあり、先生の判断により、
次回、頭部CTを撮ることになりました。
結論はその後にする、と。
予約して終わる。
暑いので、病院内の食堂で母とランチ。
この暑さ。
母が駅まで歩けないので、タクシーで帰宅。
もう、外出は難しくなった。
おっくうで食事を作ることもあまりしなくなったそうで…
一日中家にいて考え事をしてしまうより、
デイサービスなどに通って、気分転換なんかも良いのでは?と思っています。
(介護認定受けないとサービス受けられないですけどね)
そう言えば。
「苦労してばかりだったけど、孫も3人いるし、今は幸せ」と先生に言ってたな。
親孝行は出来たのかな。
さて、これからどうなることやら。
最後まで読んで下さりありがとう😊🍜