連休で訪れた旧吉田茂邸は、大磯城山公園の中にあるのですが、公園の半分は三井財閥の別邸があった地区として整備されており、そちらに無料の郷土資料館があったので立ち寄ることに。

 

私が一番心惹かれたのは、こちらの食器類(ここにきてもやっぱり皿が好き指差しキューン)。

島崎藤村夫妻の愛用のお品なんだそう。

 

控え目なお色使いながら、好みのよい感じで、作家の人柄に触れた気がしております。

 

そして、伊藤博文の愛用品の品々。

 

ガラスケースの中なので、写真見づらいですが、繊細な鳥の模様が螺鈿で描かれた朝鮮ダンス。

現役でタンスの役割をしていた時は、さぞかし綺麗だったでしょうね。

 

 

 

旧三井邸の雰囲気を意識したらしい郷土資料館の建物も変わっていて。

 

ガラガラに空いていたのですが、吉田茂が小学校に寄贈したという鎧とか、何気に貴重なものが置いてありました。

 

以上、土曜日が介護の学校で連休もままならないので、ちょっとドライブした先で見つけた非日常体験でした。

 

 

 

 

日曜日になるべく出かけようと思うようになったのは、介護の先生の言葉から。

 

介護職は精神仕事なんですって。

 

認知症の相手に対して感情を押し殺すことや、人の見ていない場所で常に自身の倫理観と闘いながらの業務を強いられるため、気が付くと感情の起伏が表せなくなるそうです。

 

悲劇的な事件も度々報道されますが、氷山の一角で、報道されない虐待なんていうのも現実には多い。

 

とにかく、自分を大事にすること。

 

OFFでは思い切り感情を出せるような生活をしていないと、心が麻痺したり、自分を大切にしないと仕事でも利用者さんを大切にできないそうです。

 

色々なことにもつながりそうな話だなあと思い、何もない休みの日でも“何か見つけよう”と思うのでした。

 

 

 

 

魚にのまれた方のヨナみたいに、

逃げ回っていたけれど結局

今の道に流れ着いたのだなと感じています。