しかし、実はタニラー(多肉愛好者のことを便宜的にこう呼ぶことにする)の道は険しくて遠いのだ。
その昔(といっても数か月前のことだが)新しく購入した多肉の植え替えを、「サボテン、多肉植物の土」と書かれている土に植え替えた。
しかし、いくらたってもぐらぐらで根がはらない。
この土が、ほとんど砂というか、石のようにさらさらしていて、水をやってもそのまま下に流れてしまうのだ。そのうち元気がなくなり、枯れてしまった。
それで某多肉植物の専門店の多肉の土を買った。
この土はもう少し土っぽく、だけど排水はよく、なんとなくこれはいい土なのだと思った。
多肉は発芽するために水を切らしたり、根付かせるときは、5日から10日間は水をやらない。
ところがこの多肉は姿形からすると、「怪魔玉」という種類のようで、これはとても根が弱いらしい。
普通の多肉と違い、とにかく陰干しもせず、植え替えたら、すぐに水やりをするという。
たしかに、水やりをしたら、根がしっかりした感じがする。
多肉と一口で言っても個体差があり、育て方はそれぞれ違い、その違いを十分考えて育てないと多肉はうまく育たない。
さらに、日本の夏の気候は多肉にとって最悪である。
何しろ夏の集中豪雨に高温多湿である。
日中の日差しの強さに加え、熱帯夜が続き、さらに一日を通してずっと湿度が高く、風がない。
多肉の原産地のメキシコは乾燥地で緯度も低く、光線は強く暑くても、乾いた強い風が吹き抜けてカラッとしている。
多肉は夏の日中は、植物が極度の水分を奪われないように気孔を閉じている。
気温が下がり、風が吹く夜間になって、やっと気孔を開き呼吸をし、体外に熱を放出させる。
しかし、日本ではこれができない。
夜間も気温が下がらず、風が通らないと、多肉は熱を持ったままの状態になり、蒸れたり、葉が焼けたりする。
葉焼けは、人間でいえばやけどのようなものだろうか。
多肉は夜の風と夜の水やりによって、日中の暑さを、夜、熱を下げることにより、体のメンテナンスをしているのだ。
やはり、石みたいな土では多肉は根が張れないのか。
夜、できるだけ風通しのいいところに置いて、こっそり水をやろう。
多肉の夢は夜開くのだ。

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