春の九州学生アメリカンフットボール選手権2回戦は久留米大学との一戦。久留米大学の攻撃で試合がスタート。西南ディフェンスが危なげなく凌ぎ、西南オフェンスの第1シリーズ目。QB#16伊藤からWR#80田中へのロングパスでいっきにゴール前までせまると、最後はRB#1篠崎がTD。先制点をあげチームに勢いをもたらした。次の攻撃でもWR#8林へのロングパスでゴール前7ヤードまでボールを進め、RB#32馬場のランでTD。PATではK#87幸地が正確なキックを決め、序盤から2TDを奪った。西南ディフェンスは、久留米オフェンスに厳しくプレッシャーを与え続け、1Qでは相手にファーストダウンを一度も更新させなかった。特にDLのラッシュに勢いがあり、DL陣のもたらすプレッシャーがパス失敗を誘った。
2Qでも西南オフェンスの勢いは止まらない。パスでヤードを大きく更新しゴール前2ヤードまで進むと、QB伊藤からTE#5百田へのミドルパスでTD。その後のPATもキッカーの幸地が完璧に決め、21-0と相手を突き放した。しかしその後、攻撃権が久留米大学に移ると、流れが久留米へと傾き出す。LB#44吉牟田がナイスタックルを見せるもロングパスの連続でTDを許してしまう。その後西南オフェンスが果敢にゴールを目指すもこのまま21-7で前半を終える。


後半は西南オフェンスからプレーが再開。まず魅せたのは西南ディフェンス。相手にプレッシャーを与え10ydのロスを誘う。それにより、久留米オフェンスがFGを狙うが、西南ディフェンスにパーソナルファールの反則があり、1downの繰り返しとなってしまい久留米大学に2本目のTDを許す。
続く、西南のオフェンス。1プレー目から王者ドルフィンズの意地を見せつける。ラインマンの堅実なブロックとQB#16伊藤の独走でTDを決め会場はこの日1番の盛り上がりとなる。その後は膠着状態となるものの、3Q終盤、OLの見事なブロックとともにRB#3福田愛希が久留米ディフェンスをものともせず走り抜け、25ydのゲインをもたらす。
そして、西南に勢いがついた状態で迎えた4Q。1プレー目からWR#81林廣守がパスをキャッチし、フレッシュを獲得。その後1down、2downの攻撃ではヤードを進めることが出来なかったが3downでRB#1篠崎蓮へのパスが成功。フレッシュ獲得までわずかとなり、4downでRB#3福田愛希が久留米大学のDL陣を飛び越え、フレッシュを更新。しかしその後はパスが思うように通らなかったが、ゴール前10ydの地点でFGを狙い危なげなく成功させる。
攻守交替して久留米大学の攻撃。QBがパスフェイクから自らボールを運ぼうとするが、DL#94麻生稜がいち早くそれに反応しナイスタックルで前進を阻む。
その後、試合終了まで10秒余りで久留米オフェンスが60ydのロングパスを成功させ、ゴール前までボールを運んだ。それにより、西南ディフェンスはゴール前での厳しい攻防を強いられることとなる。このシリーズ久留米オフェンスは4度の攻撃において全てパスを投じたもののDB#27出口侑の粘り強い守りとパスカットで最後まで得点を奪わせなかった。ゴール前での一進一退のこの攻防を見事に制し、試合は終了した。




編集
AS 古元 椎菜
AS 甲山 奏子


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