関西大学との試合は想像以上に厳しいものとなる。前半は西南ディフェンスがまず見せた。3downロングで関大オフェンスの場面、QBがパスターゲットを探している隙にDL#99内藤がQBサック。さらにQBがこぼしたボールを西南#6平田遼がリカバーし、オフェンスへと繋げた。また、関大オフェンス4-1で関大はギャンブルを選択、フレッシュされるとチャンスを与えてしまうところだったが、LB#44吉牟田が確実にキャリアをとらえてフレッシュを取らせなかった。その後西南オフェンスも4-1まで追いつめられるが、パント体型からスペシャルプレイに走る。RB#3福田が相手に捕まえられながらもなんとか体を伸ばしてフレッシュを獲得する粘りをみせた。しかしこれらのプレイを得点まで結びつけることができず、17-0で前半を終える。
後半に入るとキャプテンDB#13今村がパントリターンの場面で関大の短いキックで大きくバウンドした難しいボールをタイミングよく走りキャッチ、リターナーではない今村が自らボール運び、オフェンスの攻撃ラインを大きく前進させた。関大に追加の2TDを奪われ、30-0で迎えた残る第4Q、QB#16伊藤のスクランブルやWR#80田中の見事なキャッチなどでロングゲインするもエンドゾーンまでボールを運ぶことはできない。後半多くのTDを取られ、58-0と大敗する結果となったが、前節の京都大学戦に引き続き関西のレベルの高さを実感し様々な課題が生まれたことで、さらに成長できるきっかけとなる試合となった。

編集 佐藤伊音