皆様こんにちは！
グリーン整体院 平田寛和です。
いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます！
今回のテーマは「頭寒足熱」（ずかんそくねつ）と睡眠の関係についてです。
「頭寒足熱」
頭部を冷やし、足部を暖かくすると健康に良いと言われています。
ドイツにも同じような言葉がありまして
「頭は冷たく、足は暖かくしておけ。そうすれば、どんな名医も貧乏になる」
ではなぜ、頭を冷たく、足を暖かくしておくと健康に良いのでしょうか？
当ブログでも何回も触れてきましたが
ここでも、自律神経と睡眠が関係してきます。
（１）自律神経との関係
人は怒り、イライラ、不安、緊張などの状態になると
ノルアドレナリンなどのホルモンが分泌され、
交感神経優位の状態になります。
そして、脳に血流が集中し、頭が熱くなってきます。
特に怒ったり、イライラしていたりすると
「頭を冷やしてきなよ」って、よく言われますよね！
この交感神経が優位の状態になると
血管は収縮し全身への血流が滞り
末端の手足は冷えやすくなるのです。
ただ仕事をしている時などは
多少なりとも緊張状態でないと
効率やパフォーマンスも低下してしまうため
交感神経優位である必要はあります。
問題は就寝の時まで交感神経優位状態が
続いてしまう事にあるのです。
（２）睡眠との関係
就寝の時まで
交感神経優位状態でいると頭が熱いままですから
眠ろうとしても、眠れるわけがありません。
眠れたとしても浅い眠りになってしまいます。
そして翌日、寝不足気味で疲れが全然抜けていない
と感じながら仕事に行かなくてはならなくなるのです。
結果的に仕事の効率、パフォーマンスは下がってしまい
良い仕事ができる状態ではないと言えます。
ですから
就寝前は副交感神経が優位な状態（リラックス）に
なっていると良質な睡眠をとることができます。
（３）「頭寒足熱」を実践してみよう！
冬場、コタツにに入っていると
ウトウトしながら「気持ちいいな～」と
感じたことがあると思います。
コタツに入っていると手や足は暖められ
顔は外に出ていますので冷えます。
つまり「頭寒足熱」、その時こそ
まさに副交感神経が優位になっているのです。
ただコタツで寝ると風邪などをひいてしまう為
そのまま寝るのはよくないので「頭寒足熱」の
実践としては下記の方法がオススメです。
おススメ
・お風呂につかる
38度～40度くらいのお風呂に最低10分くらい
つかるようにしてください。
手足とお腹をしっかり暖めてあげてください。
・湯たんぽを使う
布団の中に湯たんぽを入れて暖める
ただし、直接は肌にあてたまま寝ると低温やけどをしますので
足元に置くようにしてください。
・腹巻
お腹についてこのブログでは触れていませんでしたが
内臓も副交感神経と関係が深いです。
お腹を暖める事でも副交感神経は優位になります。
・手、足、おなかをさすってもらう
可能であれば恋人、配偶者、子供などの親しい人に
手、足、おなかをさすってもらってください。
さすってもらった部分は暖まりますし、親しい人に触られることで
安心感から副交感神経もより優位になりやすくなります。
眠れない方や睡眠の質が良くない方は
是非とも手、足、お腹を暖めて良質な睡眠を取り戻しましょう！！
（４）最後に注意点
・ストレスや悩み事が多いと、交感神経優位状態が
長く続いてしまうので、友人との会話や趣味などをもち
心がリラックスできる時間を作るように心がけてください。
・就寝前にテレビ・携帯・パソコンなどの使用は少なくしていきましょう。
画面から出る強い光は、睡眠に必要なホルモンの分泌を
妨げてしまうからです。
ご不明点などがありましたら、ご遠慮なくお問合せください。
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