夫との不和に悩んでいる女性は少なくないでしょう。
これまでの結婚生活の中で
夫に裏切られたように感じた経験や
夫に失望した経験
子育てに協力的でないばかりか
文句や上から目線の指示をする夫に
怒りを通り越して軽蔑する気持ちを持つ
妻もいるはずですね。
離婚を考えるけど、色々考えると
現状を維持するしかないと
どうにか自分に折り合いを付けながら
生活している女性も多いでしょう。
こういう状況にあれば
毎日のように
夫に対してイライラした感情が湧き
心の中で夫をさげすむのが日常で
時にはそのイライラが
子どもに向いてしまうことが
あるはずです。
こういう状況の悩みを
本気で解決したければ
根本原因に向き合うことが必要です。
こういったケースのお悩みの
根本原因は夫ではなく
悩んでいる女性本人の幼少期から
潜在意識にプログラムされた
ネガティブな自己イメージです。
夫が頼りない、信頼できない、女性は
子どもの頃、親に頼れなかった
親が自分を愛している、
大事にしていると思えず
甘えられなかったケースが
ほとんどです。
すると、
「わたしは誰にも頼れない」
「わたしを助けてくれる人はいない」
「わたしは自分で頑張らなければならない」
という自己イメージを持つようになります。
また
「わたしは大切な人に愛されない人間」
「わたしの大切な人がわたしを愛しているとは思えない」
「わたしは大切な人を信じられない」
とも信じ込んでいるでしょう。
「大切な人」が最初は親だったけど
それが自分にとって重要な人、夫、子ども、
職場の上司、友達、などに変わっていく。
これを投影といいますね。
あなたの認識としては
現状の悩みは夫のことかも知れないけど
夫のことをどうにかしようとしても
そもそもそれは問題の本質ではないので
いつまでも夫に対しての
ネガティブな感情が収まらない。
根本解決は、女性自身が
自分自身について思い込んでいる
ネガティブな自己イメージ
つまり自己否定に気づくこと。
気づいて、それが
特に親との関係を通して
どのようにできあがったのか
過去を振り返り理解すること。
その際、あなたが
「わたしは親に愛されたなった」と思っているなら
「わたしは親に愛されなくて悲しかった」など
その悲しみをしっかり受け止める。
「親に親らしいことをしてもらえず、悲しかった
辛かった、腹が立った」なら
悲しかった、辛かった、腹が立ったと認める。
そして
「親に愛されなかった自分」
「親に親らしいことをしてもらえなかった自分」
を許す。
親があなたを愛さなかったとしても
親があなたに親らしいことをしなかったとしても
それは、あなたのせいじゃないんです。
だから、そう思い込んでいた自分を許す。
あなたは、そもそもありのままで素晴らしい存在なんです。
ただ、他者があなたをどう思うかはその人の自由なんですよね。
親は私たちの思い描くような理想の完璧な人間じゃありません。
その理想像は、あくまで私たちの期待であり望みです。
ぶっちゃけ、残念な親だった。
でもそれは、あなたのせいじゃない。
そして、完璧じゃなかった親を赦してあげてください。
過去がどうであれ、親がどうであれ、
あなたは勝手に幸せになっていいんですよ。
もし、あなたが
「親のせいで人生が苦しい」
と思い続けると
あなたは誰との間でも
「あの親の子ども」を演じます。
どうせ、愛されないんだよね。
どうせ、甘えられないんだよね。
どうせ、助けてくれないんだよね。
夫に親を重ねて拗ねた子どもを演じるんです。
もちろん意識的に演じているわけじゃないです。
子どもの頃に潜在意識にプログラムされ
無自覚な反応として繰り返し起きてくるものですから。
だからこそ、
自分がどういう場面で
どう反応しているのか
自分のパターンに気づくことが大事なんです。
親から心理的に自立しましょう。
親は理想通りに愛してくれなかったけど
わたしはこのわたしで大丈夫、と
あなたがあなたに言ってあげましょう。
あなたがあなたの理想の親になる。
どんな自分もすべて丸ごと受け止める。
自己受容できるようになること。
それが親からの心理的自立です。