どんな家庭に育っても
子どもは葛藤を抱えたり
人として自然な成長過程に於いて
ある時期、苦悩を抱えるモノですが、
８年以上、カウンセリングのお仕事を
させていただいた経験から
一定のパターンがあるなぁと
感じています。
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今回は
---医者の子の憂鬱---
親御さんがお医者さんの
ご家庭のお子さん。
特に長子(第一子)や長男に対して
当り前のようにかけられる期待。
もちろん、医者の子、すべてが
憂鬱を抱えて生きるわけじゃ
ないでしょう。
ただ、これまでわたしが
カウンセリングさせていただいた
ケースに於いては、
医師である父親が
子どもや妻に対して日常的に
暴言、罵声、高圧的な態度、
という事例が
ケッコウ多いんですよね。
自分の考えが絶対で
家族がそれに従わないと
気が済まない父親。
母親がどんなに
子どもに共感的でも
（こういう環境で母親が
精神的安定を保てるのはまれで、
子どもから見れば
世間体が大事な見栄っ張りの母
というケースが多い）
日常的に繰り返される
父親の威圧的態度
(本人はよかれと思っている）に
子どもの心は萎縮し、
幼い頃から鬱々とした気分で
過ごしていた、という方が
とても多いです。
親に医者になれ
と直接いわれたことはないけど
学校の成績については
常にトップを求められ
その重圧に絶えられず
学生時代に体調を壊してしまう
ケースもしばしば。
晴れて医師になっても
子どもの頃からの萎縮した心の癖で
常に自信のなさが心を占めていて
周りの医師と比べては
自分のことを過小評価してしまう。
医師にならなくてもいい、と
頭ではわかっていても
医師にならなければ親には
認めてもらえないのだ、という
強迫観念から
自分を追い詰めてしまうケースが
少なくないように感じますね。
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親の何気ない言葉や態度で
わたし達は無意識に
「どうあるべきか」や
「何を求められているのか」を
学んだり､思い込んだりする。
本当はどう生きても正解だけど
子どもとして本能的に持っている
親に愛されたい､という想いから
親に愛されるための条件を
自分に課して生きづらくしてしまう。
・自分の思うように生きていい
・この自分で安心して生きていい
思考の癖と、
それとセットになっている行動の癖
を見直していくことで
自分を肯定して生きれるようになれます。
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