相当前の話になってしまいますが、
5月に丸ビルで開かれた、
世界フェアトレード・デー クラッカー


そこで、ピープルツリー代表のサフィアさんと、
元マリ・クレール編集長の生駒芳子さんの


フェアトレード・ファッショントーク
「フェアトレード・ファッションの未来」


という講演を聞いたことが、
わたくしの中でかなり大きなヒントになっているので
いまさらですが
内容と感想を書きたいと思います目


サフィアさんについては何回かご紹介したので、
生駒さんについて少しだけ


生駒芳子さん
は一言で表すと、
THEファッション・ジャーナリスト!といった超クールなお方です
華やかな世界が似合う、端麗な容姿とセンスの持ち主なんですが
マリ・クレール編集長時代に、
日本では珍しい流れであったと思われる、
ファッション×社会問題を盛り込んだ編集をなさっていた方です
今はフリーで活躍をされていて
以前よりさらにエコやエシカル・ファッションを追求なさっているご様子です


さて、講演では「エコ・リュクス」がキーワードになっていました
「エコ・リュクス」とは、
お二人が思う21世紀の新しいファッションの在り方です
20世紀型の「見せる」だけの、表面的なラグジュアリー(リュクス)から
(ここ、個人的には少し異議あり!です
 大量消費ということを考えると確かにそうですが、
 「見せる」ということに限って言えば、コルセットの19世紀のほうがそうした流れは強そうな気が)

21世紀は、「心のため」の、
「心から選ぶ」ラグジュアリーが台頭してくるだろう、と
表面的ではなく、
「選んで」身につけることで、
中身が輝くことがおしゃれになっていく、
そういった流れをエコ・リュクスという言葉は表わしています

3,4年前にロハスという言葉が流行語となり、
そのライフスタイルがとても注目されましたが
エコ・リュクスはロハスともまた違ったライフスタイルなんだそうです
お二人いわく
ロハスは健康や自然との共生が核だけれども、
エコ・リュクスはおしゃれの楽しみがまずあってこその、
健康や自然との共生であり、
それはロハスよりも文化的な要素を含んでいる、とのことです
楽しくなきゃ、おしゃれじゃなきゃ、
エコ・リュクスじゃない!というわけなんです

ゆえに

「エコ」がついているからといって、
エコ・リュクスという
今後の「おしゃれをすること」は
ラグジュアリーを捨てることでも
エコだけを突き詰めることでもありません

これからは
ラグジュアリーとエコ・ライフのバランスを
意識的に自分の中で打ち立てて
「楽しく」実践していくことが望ましい
そうすれば人にとっても、地球にとってもやさしい、
そうして、何より、自分にとって「楽しい」
素晴らしい循環の、エシカルなライフスタイルが
ファッションを通じて得られることになるのです


では、そのバランスとは?と考えてしまうでしょうが、
そのバランスは人それぞれであっていいのです

全身をオーガニック・コットン製品で固めなくては、
フェアトレードファッションしか身につけなくては、
エコ・リュクスではないか、といえば、そうではありません

ファストファッションを肯定するわけではないけれど、
「安くて」「いい」のであれば、
それはやはり消費者にとって何よりうれしいことです
けれど、
ファストファッションがなぜ安いのか、
それをほんの少し考えた上で
選んでいくことが重要です

それまで全身を同じブランドで固めていた消費者が賢くなり、
いろいろなブランドをミックスして
自分なりの着こなしを楽しめるようになった現代です

エコ・リュクスも同じことです
自分なりに
おしゃれだと思うものを探して、
そのファッションの背景にあるストーリーに耳を傾け、
意識的な選択を行っていくことこそ
エコとリュクスを結び付けるのです

だから、誰でも、
自分だけのエコ・リュクスの形があっていいのです


前回書いた記事と重なるところがありますが、
やはり「文化的」というところがミソだなぁと思います
「楽しく」、
「自分なり」の、
「心から選ぶ」
エコとファッションの融合
今でも私の中の「核」になっています