ハウスねた。
シェアハウス経営は不況に強い。
しかしどん底過ぎても厳しい。
今現在当ハウスは満室ではあるけれど、ハウス経営を始めてから、初の死に部屋を出した2009年は苦労の連続だった。
過去入居者の都合で多少のタイムラグが生じることはあったが、一ヶ月に渡り空き室ということはなかった。
2009も中盤までは一日のタイムラグもなくどんどんと人が入ってきて常に満室状態だったが、秋を過ぎた頃には応募の数もぐっと減り、「借りたい」という投稿の家賃設定が月額で1万円ないしは無料でなど驚く程低くなっていき、最後にはとにかく何でもするので家の片隅に置いて下さいなどという人まで現れた。
実際自分自身に降りかかっていないせいか、どうしても不況という二文字は理解しがたいものがあった。
トイレットペーパーの価格が変わる訳でもなく、日々特に節約して生活している訳でもないので、ピンとこないというのが本音だった。
が死に部屋を出したことで、家賃が一部屋分なくなる。これが痛い。
家賃は決まっているので、個室の数で収益は変わる。死に部屋=損失である。
人が入らなければ意味がない。
不況は私の足元にやってきた。もうひとごとではない。
現在都内で展開しているハウスは、業者個人を問わず様々な個性を打ち出し、入居者獲得に力を入れている。
家賃の低さだけでは人は集まらない時代になってしまった。
そう必要なのは個性である。
そこさえヒットすれば、多少のことは目をつむってくれるのが入居者だ。
リノベーションしてお金をかけても、いくら立地がよくても、必ず満室になるとは限らない時代がやってきてしまった今、新しいメリットを生み出す必要が出てきた。
2010年最初の見学者は3日にあった。三が日に見学が入ることは決して珍しいことではないが、今年は立て続けに入った。
家賃改定をしたのだ。自分でも驚く程安くした(笑)
そして秋口に頑張って壁を作り個室を新たに作った我がハウスは、2ヶ月に及んだ空き室を埋めることに成功した。
家賃の安さも個性の一つとしてとらえることは、経営側としてはわかっていてもしたくないことだ。
苦渋の決断だった。
2010年、まだ何の予測も出来ていないが、明らかに厳しくなるであろう冬の時代はいつになったら明けてくれるのだろうか。
そしてその不況から少し上向きになってきた頃、改めてハウスには明るい日差しが訪れ、景気が完全に回復して1年位は黄金期となるはずだ。
「人生のとまり木」は続けたいけれど、商売としてはもっと別なものに目が向き始めてきてしまった(笑)
次は何をやろうかなぁ・・・。