前回の壱岐採集の続きになります。

目的はチョウセンヒラタ、キンオニ・・・ではなくツシマヒラタ!!
個人的に好きな国産titanusなのですが、せっかくなら自己採集からブリードを始めたく、ぜひ数ペアは持って帰りたいところです。

 

◆対馬(つしま)について
長崎県北部の玄界灘に位置し、福岡県の博多港からフェリーで約4時間30分、高速船で約2時間15分。長崎空港・福岡空港からは飛行機で約30分。
九州本土から約132km離れているのに対し、韓国まではわずか約50kmの距離にあり、「国境の島」として古代から独自の歴史と防人文化を刻んできた島。

地理: 南北約82kmに及ぶ細長い島で、島全体の約89%を急峻な山林が占める。中央部の浅茅湾(あそうわん)は複雑に入り組んだリアス式海岸で、無数の島々が浮かぶ神秘的な景観をなす。
気候: 対馬海流の影響を受ける海洋性気候。年間を通して比較的温暖だが、冬季は大陸からの季節風を受け、九州本土よりも気温が下がることがある。
景観・文化: 豊かで原始的な自然が色濃く残り、国の天然記念物「ツシマヤマネコ」をはじめとする固有の生態系が形成されている。古代の山城「金田城跡」や元寇の歴史、リアス式海岸を一望する烏帽子岳展望台など、雄大な歴史と自然が魅力。

▼宿・食事について
宿:厳原(いづはら)などの中心街にはビジネスホテルやシティホテルが集まるほか、歴史ある旅館やアットホームな民宿、自然を満喫できるコテージやキャンプ場まで多彩。今回は厳原の「ツタヤホテル」さんに宿泊しました。

朝食付きでもリーズナブルでおススメです。

食事:対馬の海鮮(あなご・クエなど): 水深が深く潮の流れが速い海域で育った「西の沖あなご」は脂の乗りが抜群。その他、ヒオウギガイやサザエ、高級魚クエなども絶品。
酒は島唯一の酒蔵(白嶽酒造)の日本酒や焼酎など

▼クワガタ採集について
対馬は大陸と日本本土をつなぐ生き物たちの「架け橋」となった島であり、日本国内では対馬にしか生息しない貴重な大陸系の昆虫や、極めて大型化する亜種が生息するクワガタの聖地。
主に以下の種(亜種)が生息。

・ツシマヒラタクワガタ(Dorcus titanus castanicolor)*日本産ヒラタクワガタ中、最も長大になり大アゴが伸長する人気種
・チョウセンヒラタクワガタ( Dorcus consentaneus)*国内では対馬と一部の離島等にのみ生息する大陸系種
・ノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus )*朝鮮半島産と形状が近い
・コクワガタ(Dorcus rectus)
・キンオニクワガタ(Prismognathus dauricus 亜種)*国内では対馬固有の希少種
など(オオクワガタも)

 

冒頭記載した通り、メインターゲットはツシマヒラタです。

あとはノコギリが採れればなぁ・・・くらいです。

+Ghost of Tsushimaの聖地巡礼(^-^;

 

~Day1~ 8月7日

壱岐 芦辺港からのジェットフォイルに乗り、対馬へ

夢に見た対馬の光景。Ghost of Tsushimaをプレイしているときも険しい山岳地だなぁと思っていましたが

外から見れば本当にその通りですね。

 

壱岐と同様、事前にGoogleマップでマークしたポイントを回ります。

植生図も見てから来たから大丈夫だろう...と思っていたのですが

クヌギ林はあるが、樹液すら出ていない電柱クヌギばかり、、、

 

下島のポイントは全滅、縋るような思いで上県まで向かいます。

しかし・・・

ポイントらしい場所は見つからず、ここで日中タイムアップです。

新規開拓でヒントすら見つけられていないので、夜間の採集は危険と判断し、大人しくホテルに帰って改めてポイントのマークをすることに。

植生図のことは一旦忘れ、下島でよさげなポイントを探すことにしました。

(あまりにもテンションが下がり、飲みにいくこともなく1日が終わりました(;_;)

 

・・・あれ?もしかして対馬の採集って新規には難しいのでは?

 

 

~Day2~ 8月8日

1日目でグロッキーになりながらも、新たにマークしたポイントを回ります。

そしてなんと、植生図に載っていないクヌギ林を見つけました。

image

(樹液にきていたツシマフトギス)

しかも樹液木がかなり多い!これは期待できそうです。

image

image

そして立て続けにヒラタとノコの死骸を発見。

間違いなくこのポイントに生息していそうです。

 

付近をくまなくみていると、根元から樹液を出しているクヌギを発見。

クワガタらしき影が見えていたので引きずり出すと・・・

image

ツシマヒラタ♀でした!!

30mmほどですが、これでボウズ回避・・・

日中に採集できるとは思っておらず、喜びよりも先に安堵しました。

 

あらかたポイントを見終わったので観光と食事に行くことに。

小茂田浜神社と小茂田浜にやってきました。

小茂田浜といえば、Ghost of Tsushima冒頭のシーンが強烈でしたよね。

(誉は浜で死にました、の浜というほうが分かるかも)

 

昼食は対馬穴子重をいただきました。

忖度なく、こんなに美味しい穴子は初めて食べました。

 

昼食を食べてポイントを回っていたらいい感じの時間になったので、日没までホテルで待機し

ついに夜になりました。

 

午前中に訪れたクヌギ林に行ってみると、日中はどこにいたのか、カブトムシが大量でした。

樹液にはほぼ必ずカブト、、、ヒラタはいないのか?

そんな中、洞に黒い影が・・・・

image

ツシマヒラタ♂でした!!

ついにペアが揃いました。本当にホッとしました。

その後も樹液木を見て回ると・・・

image

メイトガード中のツシマヒラタ&G、、、

こんな調子で数を追加することができ・・・

image

なんとか5ペア採集することができました。

image

最大個体は68mm、横は67mmです。

70mmオーバーを見ることはできませんでしたが、採集できただけで胸いっぱいです。

 

その後はホクホクで飲みにいきました。

image

白嶽酒造の「対馬やまねこ」、「こっぽうもん」をいただきました。

(もちろんボトルで買って帰りました笑)

 

~Day3~ 8月9日

最終日は昼一のジェットフォイルで博多港に戻る予定のため、採集はせず観光に行くことに。

 

万松院で御朱印をいただきました。

ここはGhost of Tsushimaに登場する黄金寺のモチーフだと噂されていますね。

 

万関展望台から対馬のリアス式海岸を望む。

曇りだったのが悔やまれる・・・

 

▼総括

結果としてツシマヒラタを複数ペア採集することができました。

ノコギリは見ることができませんでしたが、時期的にも納得なので問題なしです。

 

採集で気づいた点をメモ書きとして残します。

・ポイント選びが重要!

 →主に自分が苦戦した点なのですが、他の離島と比べても対馬は広いため、移動に時間がかかります。

  植生図に載っていないクヌギ林もありますので、マップであたりは付けつつ足で稼いでポイントを探しましょう。

・洞に入っているヒラタを採集することは意外と難しい

 →これは特に大型の個体の場合ですが、ツシマヒラタは他のクワガタと比べても圧倒的優占種です。

  そのため一番条件の良い洞を陣取っていることが多いのですが、奥に入られると採集することはできません。

  ライトを照らしただけで奥に逃げ込もうとするので、見つけたら掻き出し棒を奥に差し込み、逃げ場を無くして捕まえましょう。(実は今回の採集で何度か逃げられました。。。)

・林内がめちゃくちゃ乾燥している

 →下草をツシマジカに食べられるせいで地面が信じられないくらい乾燥しています。

  本土ではあまりクワガタが生息している環境に思えないかもしれませんが、対馬では通常です。安心してください。

  乾燥しているせいで足元が滑りやすいのでご注意を。

・マダニに注意

 →対馬は野生動物が多く、それに比例してマダニの数も多いらしいです。

  私はブーツにゲートルを着用した上でできる限り肌を露出しないようにし、ディート濃度30%の虫よけスプレーを散布して臨みました。もちろんマダニ被害は0です。行かれる方はくれぐれもご注意を。

仕事で九州方面に出張する機会があったため、夏休みを取り壱岐・対馬まで採集に行きました。

壱岐は8月6、7日の1泊2日、対馬は8月7~9日の2泊3日です。

壱岐・対馬それぞれに分けて記事にします。

 

(壱岐 芦辺港ターミナル)

 

◆壱岐島(いきのしま)について
長崎県北部の玄界灘に浮かぶ島で、福岡県の博多港から高速船(ジェットフォイル)で約1時間、フェリーで約2時間15分。長崎空港からは飛行機で約30分。
福岡県と対馬の中間に位置し、古くから日本本土と東アジアを結ぶ海上交通の要衝として栄えてきた歴史ある島。

地理: 火山活動によって形成された玄武岩の平坦な台地状の島。標高の高い山が少なく全体的に平らなため、美しい田園風景が広がり移動や観光もしやすい。
気候: 対馬海流(暖流)の影響を受ける温暖な海洋性気候。四季の変化が明確で、周りを海に囲まれているため夏は比較的涼しく冬は極端な寒さを回避しやすい。
景観・文化: エメラルドグリーンの「壱岐ブルー」と称される澄んだ海、風化によって生まれた「猿岩」などの奇岩、弥生時代の歴史を伝える「原の辻遺跡」、そして「神々が宿る島」と呼ばれるほど島内に点在する150社以上の神社が魅力。

 

▼宿・食事について

高級リゾートホテルから歴史ある温泉旅館、地元の魚介を満喫できる民宿、ゲストハウスまで幅広い選択肢があります。

今回は拠点となる郷ノ浦の「壱岐第一ホテル」に宿泊することに。

 

壱岐牛やウニ等の海鮮、麦焼酎が有名。

郷ノ浦中心地付近であれば居酒屋が24時ごろまで開いているため、食事に困ることはないと思います。

 

▼クワガタ採集について
壱岐島のクワガタは、地理的に九州本土と朝鮮半島の中間に位置するため、本土産の亜種や離島特有の大型化・固有亜種が見られる。

自生しているクヌギはほぼなく、アキニレやタブでの採集がメインとなる。

*クヌギも生えているが、採集圧が強く競争率高め。


主に以下の種(亜種)が生息。

・イキヒラタクワガタ(Dorcus titanus tatsutai )
・ノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus inclinatus)*本土と同亜種だが大型化しやすい
・コクワガタ(Dorcus rectus rectus)

 

上記のうち、今回のターゲットはイキヒラタとノコギリクワガタに絞っています。

それぞれ70mmオーバーを見たいところではありますが、初の地かつ完全新規開拓のため、まずはペアで採集することを最低目標としています。

 

~Day1~ 8月6日

博多港から朝一のジェットフォイルで向かうことに。

前日は博多駅周辺のホテルに泊まっていたのですが、博多港までが遠かった・・・

(40分ぐらい歩きました)

乗船したのはヴィーナス2。

ジェットフォイルはヴィーナスとヴィーナス2の2つがありますが、このヴィーナス2は航空機製造で有名な米国ボーイング社製の機体です。

(ヴィーナスは川崎重工業製。壱岐~対馬間で乗ることに。)

所要時間は約1時間。フェリーと比べると揺れはほぼ感じず、酔い止めなしでも全く問題なかったので

船酔いが怖い方はジェットフォイルにされるといいでしょう。

 

到着後、レンタカーを受け取りGoogleマップで予めマークしておいたポイントを回ります。

序盤は空振りが続くものの、道沿いのクヌギを発見。

小さな洞にイキヒラタ♀が潜んでいました。

image

その後はルッキングで中歯のノコを発見。

image

車を走らせ、マークしていない箇所を回ります。

道中でまたもクヌギを発見。大型ではありませんがイキヒラタのペアをゲット。

これでひとまずボウズ回避です

image

しかし、その後は追加できず・・・

モチベを上げるため昼食に行くことに。

 

せっかく壱岐に来たのだから壱岐牛でしょ!ということで
芦部港にある「うめしま」さんに。

壱岐牛ステーキをいただきました。

お値段以上のおいしさでモチベも復活!

採集に戻ります。

 

先ほど回ったポイントの付近を重点的に探索していたところ、カブトムシが付いている木を発見。

お、樹液出てんじゃん~と近寄ってみると・・・

image

見事にカブトだらけ・・・と思いきや

根元に大きな洞が3か所も開いており、全ての穴にヒラタが入っていました。

image

大型の♂がハーレムを形成しており、一つの穴からこれだけ出てくる。

ザクザク出てくるのでめちゃくちゃ楽しい。

image

ここで最大個体となる76.6mmも採集!顎先の摩耗がなければ77mmあったと思われます。

夕方になったためここで一旦切り上げ、温泉に行くことに・・・

 

さて、夜の部です。

日中にノコを採集したエリアで無事大歯のペアを確保できました。

image

クヌギも生えているポイントでしたが、そこには来ずタブに集まっていました。

(ヒラタはクヌギで採集)

 

そして午後に見つけたヒラタのポイントでは・・・

image

69mmを筆頭にヒラタが鈴なりでした。

この後も時間をおいて見に来たところ、2ペアほど追加できました。

分かりにくい場所のため、採集圧もなさそうだったことが功を奏したようです。

 

採集についてはここで満足し、居酒屋へ・・・

image

壱岐焼酎を各種飲んでみました。どれも美味しい!!

image

(翌日出港前に3本買いました。)
 

~Day2~ 8月7日

少し早起きし、例のヒラタポイントを見に行きました。

サイズは大きくないもの2ペア追加。

11時のジェットフォイルで対馬に移動するため、採集はここで終わりとなります。

 

▼総括

メインターゲットとしていたイキヒラタ・ノコギリについて無事採集することができました。

最大サイズはヒラタ76.6mm、ノコギリ60mmと、特にヒラタについては思ってもみない特大サイズを得ることができました。

 

採集で気づいた点をメモ書きとして残します。

・(今年は?)採集圧が強め

→ピークの時期ではなかったのですが、いたる所で採集者を見かけました。

 特に島内のクヌギについては皆さん把握しており、競争率がかなり高いように感じます。

 また、BEKUWA99号に壱岐採集の記事が掲載されたことも関係してそうです。

・ヒラタは根際にいる

→BEKUWA99号の記事にも記載がありましたが、大型個体は根際の洞でハーレムを形成していました。

 恐らくヒラタ自身が穴を開けている、もしくは拡張しているのか、顎欠けや折れ、擦れの個体が多かったです。

 洞に入れない♂は幹這いしていました。

 

あとは・・・これはどこでも共通かと思いますが

日中のルッキングが本当に大切です。

明るい内に何かしらの痕跡(樹液、死骸など)を見つけられていないのであれば、可能性は低いものとして早めにスルーしましょう。

慣れていない方は日中になるべく沢山の場所を見ておくといいと思います。

いるところには沢山います。反対に、いないところには全くいません。

 

それでは、対馬編に続く・・・

シェンクリングオオクワガタ

Dorcus schenklingi

台湾 〇〇縣 〇〇〇 産 WD(野外採集品)

♀40.5mm
 

信頼のできるルートより入手しました。

ラベル付きで詳細産地をいただいていますが、入手元を特定できるかつ出回っていない産地のため伏せます。

 

符節の力も強く、体重もしっかりありますが、擦れ傷が目立ちます。

明らかにピカピカの新成虫よりも野外品の信憑性が高くなると思うのは自分だけでしょうか。

(&持腹に期待できそう)

 

速攻でセットに入れましたが、既にケース底面に卵を確認できています。

後はちゃんと現地で♂と掛かっているのか・・・不安もありつつ楽しみです。

久しぶりのイベント参加!ということで北星社さん主催の「jonny OOKUWA GIGS 2026」に行ってきました。

どうせ行くなら早めに行くか、ということで早起きして出発し、8時30分に着いてしまいました。(開場は11時)

案の定一番乗りとなり・・・妻と共にワンツーをいただきました!(でもここまで早くいく必要もなかったかも^^;)

ただ開場時間にはかなりの行列になっており、本格的にシーズンインを感じさせる熱量でした。

会場も決して狭くはないのですが、多くの人で賑わっていたためすれ違うのも少し苦労するぐらい・・・

 

本イベントの一番のお目当ては材やマットなどの用品でした。

もちろんそこは確保しつつ、、、ですが思いがけず生体も購入してしまいましたのでご紹介を

 

①ヒメカブト 

2♂1♀

フィリピン ネグロス島 産

♂1、黒味が強く渋い

♂2、上の♂とは真逆で赤みが強い個体


♀。カブトムシの♀って感じですね。

 

色々と問題の多いヒメカブトです。

恐らく分類的にはフィリピンヒメカブト(Xylotrupes philippinensis)かと思われます。

昔からヒメカブトが好きだった、かつ産地的にも珍しいと思い購入!

 

②国産ノコギリクワガタ

2♂1♀

佐賀県鳥栖市平田町 産(ファミリア まっちゃん採集個体)

♂64mm

もう1♂と♀は省略。。。

 

国産ノコが好きすぎて買ってしまいました。

九州産の特徴である大顎の湾曲が緩め(ストレート)の個体です。

今年は壱岐採集に行こうと思っているのですが、本州のWDも見たかったので・・・

(まっちゃん、わざわざ奥からだしていただき、ありがとうございます!!)

 

③ギラファノコギリ(亜種nishiyamai スライヤル島産)

ペア

知人の方よりかな~りお安くしていただきました。

昨年のWD入荷よりずっと気になっていましたが、中々実物を見る機会に恵まれず、ようやく入手できました。

 

スライヤル島産のnishiyamaiについては腹部が赤くなることで有名ですが

この個体も例に漏れず真っ赤っかでした。

♂です。腹部と脚部がとてつもなく赤いのがお分かりいただけるでしょうか。

また、腹部だけでなく上翅もサンギール島のnishikawaiぐらい赤いです。

ちなみにもちろん♀も赤いです。

本産地の個体は大型が出にくいようですが、とりあえず100mm目指して頑張ってみます。

(破格のお値段でお譲りいただき、ありがとうございますm(__)m)

 

思いがけない出会いがあるのでやっぱりイベントは最高ですね!

ビソンノコギリクワガタ 亜種ホルテンシス

Prosopocoilus bison hortensis

ソロモン諸島 ガダルカナル島 Gilibit Camp 産

 

6月4日(虫の日)に増種です。

・・・今年の年明けに同亜種を購入していたのですが、♂が野外品、♀がWF1だったため♀の活動開始までに♂が落ちてしまい、悲しくもブリード失敗となっていました。

 

その旨を行きつけのショップ店長(購入元)に相談していたところ、「野外品が1ペア入荷したけど、どう?」とお声がけいただき

リベンジできることに(^^)/

 

♂53mm

本亜種としてはかなりの大型個体です。

ボディの艶が大変美しい・・・

 

爆産期待です

 

絶対に失敗したくないので、念には念を入れてペアリングしてから産卵セットに投入しようと思います。

皆さんは平成中期に社会現象を巻き起こしたゲーム、甲虫王者ムシキングを覚えていますでしょうか?

かく言う自分も90年代後半生まれの所謂「ムシキング世代」でございまして、現在のクワガタ・カブトムシの採集、ブリード、標本熱はムシキング由来なのです。

 

今回、なんとそのムシキング生みの親である植村比呂志さんのアトリエにお邪魔させていただきました。

(八丈島採集に行く前に・・・大きな荷物を持ってお邪魔してしまいましたm(__)m)

 

この植村比呂志さんのアトリエは、当時ムシキングやラブ&ベリーを遊んでいたこどもたちが

その時の良い思い出(ゲーム+それに付随する)を思い出せるように、との思いで運営されているとのことです。

 

入ると早速・・・

ここがムシキング研究所!?と思わせるほど圧巻のカードコレクション!日本語版だけでなく、海外版もありました。

 

貴重なロケテストカードたち。特殊わざは「まほうわざ」だった。

 

当時の貴重なお話(裏話)を沢山伺わせていただきました。

中でも、ユーザーコミュニティ(大会)についてのお話は自らの本業の参考になりました。

業界は異なれど、本質は同じなんだな、、、と目から鱗でした。

 

植村さんといえばブラック博士の印象が強いかと思いますが、当時は役者さんが演じているのだと思っていました。

大人になってから開発者が自ら舞台に立っていると知りましたが、驚きましたね・・・

 

そしてアトリエにはムシキング筐体が!
バトラーズターミナル筐体のガワを利用し、植村さんが執念で組み上げたそうです。

約20年ぶりに実機に触れましたが、「こんなに小さかったっけ?」が最初の感想でした。

筐体が小さくなったのではなく、自分が大きくなっただけなのですが・・・^^;

 

せっかくの筐体、ということでプレイさせていただきました!

当時は叶わなかった、本物のブラック博士と対戦でき感無量です。

 

グラフィックが進化したゲームに触れる機会が多い現代ですが、ムシキングの虫のグラフィックってすごく綺麗ですよね。

昔のゲームをやるとグラフィックの荒さが気になりますが、逆に「こんなリアルで綺麗だったっけ?」となりました。

 

色紙と当時使っていたカードケースにサインをいただきました!

もちろん家宝にさせていただきます。
 

あ、ムシキングと同世代のラブ&ベリーもありました!

(プレイはしていないですが・・・)

こちらは海外筐体実機とのことでした。

 

アトリエにお邪魔させていただき、貴重なお話まで伺わせていただきました。

植村さん、本当にありがとうございました!!

5月16~18日にかけて、八丈島遠征に行ってきました。

忘れない内に記録に残しておきたいと思います。

 

 

 

◆八丈島について

東京都心から南へ約287km、羽田空港から飛行機で約55分、フェリーの場合は竹芝から約10時間。

伊豆諸島の中でも南部に位置する八丈島は、ひょうたん型の地形が特徴的な活火山島。

地理: 八丈富士(標高854m)と三原山(標高700m)という2つの山が合体した火山島。
気候: 「常春の島」と呼ばれるほど温暖で湿潤。年間を通して雨が多く、その豊かな自然が独自の生態系を育む。
景観: 独特の透明度を誇る「八丈ブルー」の海、亜熱帯植物が茂る森、切り立った溶岩海岸など、ダイナミックな自然が魅力。

 

▼宿、食事など

観光地として有名なため、ホテル、民宿等が充実。

今回は通常の宿が取れなかったため、カプセルホテルを選択。

 

食事については本土と比べると苦戦する場合があり、特にランチタイムを逃すと食べられないことも・・・

採集場所と都市部は車で15分くらいなので合間に食べに行くようにしましょう。

またコンビニは存在しないため、日常の買い出しは「八丈ストア」や「スーパーあさぬま」等を利用することになる。

(今回事あるごとに利用した八丈ストア)

島寿司が美味しすぎて毎日2食ぐらい食べてしまった

▼クワガタ採集について
八丈島のクワガタは、本土とは異なる独自の進化を遂げた種が多い。

本土在来のチビクワガタを除くと以下4種が生息。

・ハチジョウヒラタクワガタ(Dorcus titanus hachijoensis)*環境省レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類
・ハチジョウノコギリクワガタ(Prosopocoilus hachijoensis)*環境省レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類
・ハチジョウコクワガタ(Dorcus rectus miekoae)
・ハチジョウネブトクワガタ(Aegus laevicollis fujitai)

 

今回の目当ては固有種のハチジョウノコギリ、ハチジョウヒラタの2種になります。

事前知識としてはBEKUWA15号(2005年)と月刊むし328号(1998年)、340号(1999年)の記載情報のみです。

・・・いずれも20年以上前の情報ですが、ポイントの推測をする上でとても参考になりました。

 

~Day1~ 5月16日

 

さて、まずはどのようにして今回八丈島に向かったのか、ですが

往路は竹芝からのフェリーを利用しました。

竹芝→八丈島は1日1回、22時30分出航の便があり、途中三宅島、御蔵島を経由して八丈島に寄港後、折り返して竹芝に戻ります。

(乗船した橘丸)

今回、特2等の客室を利用しましたが、2段ベットだったのもありそこそこ快適な船旅でした。

ただ、御蔵島を過ぎたあたりから揺れがかなり強くなり、立つのはおろか、座っていても少しきつかったので到着するギリギリまで寝転がっていました。

グレードが一つ落ちる2等になると快適性が格段に落ちるとのことでしたので、今後行かれる方は特2等以上をお勧めします。

(2等→特2等はそこまで大幅に金額が変わるものではないので、無理してケチる必要はないと思います・・・)

 

到着後、予約していたレンタカー屋さんが港まで迎えに来てくれていたので手続きだけ済ませ、早速予めピックアップしていたポイントへ。

 

採集に関しては材起こし(もしくは石起こし)で行います。

早速見つけた石を起こしてみると・・・

出ました、アマミサソリモドキ(通称ビネガロン)です。

初めて見たときは少し感動しましたが、とにかく数が多いので嫌になりました・・・

 

石を起こせばサソリモドキ、材を起こしても何も出てこないので

辺りにあった手でも崩せそうな材を割ってみると

クワガタの幼虫とご対面。恐らくコクワですが。。。

案の定、♀のハチジョウコクワが出てきました。

コクワとはいえ、八丈島亜種なのでもちろんお持ち帰り。

この後に幼虫を5頭ほど追加して終了。

 

付近からはアマミコカブトも出てきました。

サソリモドキと同じく奄美大島原産種ですね。

 

日中は結果が振るわず、休憩も兼ねて温泉へ。

八丈島は湯めぐりができることでも有名で、町運営の温泉であればおおよそ300円~500円で入浴できます。

タオルがない場合は300円で販売してもらえる(しかも八丈島デザイン!)のでおススメです。

 

日没後、林道を散策してみることに。

やはり日中よりも虫の数自体は増えているのですが、サツマゴキブリやゴミムシばかり・・・半ば諦めかけていたそのとき

なんと路上を歩くハチジョウノコギリクワガタの♀に遭遇することができました!

地上歩行性の虫だと頭に入れてはいたのですが、本当に道路上をテクテク歩いているとは・・・

本土でばかり採集している自分としては軽くカルチャーショックを受けました。

 

その後、追加はなく1日目は終了しました。

念願のハチジョウノコギリを拾えてホクホクな気持ちで眠りにつきました。

 

~Day2~ 5月17日

2日目は少しポイントを変えて散策することに。

この判断が今回の採集結果を大きく変えることになります。

 

日中は1日目と同じく材起こしをメインで行いました。

ただ転がっているものではなく、なるべく根元が深く埋まっているものを優先的に起こすやり方にしてみました。

 

序盤は安定のコクワキャッチ!

♂の成虫もゲットすることができました。赤みが強く、とても美しいです。

 

そして下部3/1ほどが土中に埋まった材を起こしてみると・・・

!!??

まさかのハチジョウヒラタ(A型)をゲットすることができました。

先導してくれる知り合いもおらず、本の知識のみで単身乗り込む形となったため

B型はおろかヒラタは捕まえられないだろう・・・と思っていたので嬉しい誤算です。

周りを徹底的に確認したのですが、この個体以外は見つけられず。。。

一旦諦めて昼食をとることに。

 

ポケットさんの「プルドポークバーガー」をいただきました。

店内のアメリカンな雰囲気と相まって最高でした。

 

その後は幼虫を10頭ほど追加して日中は終了。

日没後は同ポイントの路上を徘徊するハチジョウノコを拾う作戦にシフトしました。

前日に♀を捕まえているので、何としても♂が欲しい・・・

 

そしてポイントに入ってすぐ

鳥か小動物に腹部を食べられた♂が・・・

つい1時間前には落ちていなかったので、夕食を食べに行っている間に出てきてやられてしまったようです。

付近には♀の轢死体もありました。これも1時間前にはなかったので先ほどでてきたのでしょう。。。悔しすぎる、、、

 

ガックリしながら路上を見回っていると、何やら動く影が・・・

なんと、まさかのハチジョウヒラタ♀でした!

午前中に♂を捕獲していましたが、♀が採れるとは思いませんでした。

ハチジョウヒラタもハチジョウノコと同じく飛翔性がないようで、地上を徘徊することがあると聞いてはいましたが・・・

驚きすぎて変な声が出てしまいました。

うーん、美しい。

 

そして同じ場所をぐるぐる回っていると、ついに・・・

出ました!ハチジョウノコギリ♂です。

この後にもう1♂拾えました。

路上をテクテク歩く姿が本当に可愛らしいクワガタです。

(1日目の使いまわしではありません^^;)

♀も1匹追加で拾えました。

ハチジョウノコの♀としては大きく、34.5mmありました。

 

40mm overのコクワも。

日中必死で材起こしをするよりも、夜間にポイント周辺の道を歩く方が個人的には効率がよかったです。

(自分のポイント探しが下手なだけかも)

 

合計2時間ほど徘徊して終了。

 

~Day3~ 5月18日

狙っていた種はキャッチすることができたので、3日目午前中は観光することにしました。

八丈島ジャージーカフェさんのソフトクリームとジャージー牛乳。

八丈島に訪れた際はぜひ味わってほしい一品です。

 

大阪トンネル入り口付近からの風景。

左側に見れるのが八丈小島。右側は西山(八丈富士)です。

 

南原千畳海岸から見る八丈小島。

 

そして十分に八丈島を満喫し、昼一の飛行機で帰路につくのでした。

 

 

▼総括

まずは、メインターゲットにしていたハチジョウノコギリ、ハチジョウヒラタの両種をキャッチすることができました。

昔の書籍のみを参考にして向かうという少々無謀な採集となりましたが、上出来ではないでしょうか。

 

八丈島の採集で気づいたポイントがあったので以下メモ書きです。

今後採集に行かれる方はご参考までに・・・

・八丈島には危険生物があまり存在しない

 →熊、スズメバチなど。通常の採集につきものの危険がない。

・サソリモドキがよく見られる場所にクワガタは(ほぼ)いない

 →過去に地元の中学生が研究していたように、ハチジョウノコ(ヒラタも?)はサソリモドキを避ける傾向があるのかもしれません。実際、ヒラタとノコをキャッチしたポイントの付近でもサソリモドキが多い場所があったのですが、クワガタは全くいませんでした。

・昨年(2025年10月)の台風の影響で通行止めになっている林道がある

 →ポイントが絞られているかも。もちろん通行止めのところには足は踏み入れていません。登龍峠は規制解除されていました。

・帰路に飛行機を利用する場合、空港職員によるチェックを受ける必要がある

 →爬虫類、両生類、サソリモドキは飛行機に乗せることができないようですが、クワガタは可能です。ただ、事前にカウンターで職員によるチェックを受ける必要があるため、余裕を持って空港に向かいましょう。

*中身がこぼれないようになっているか、封が開かないようになっているかなどをチェックされます。

無事チェックが終わるとタグを付けてもらえます。必ずチェックを受けましょう。(預け荷物に入れるのはNGです。)

 

以上です。

今回採集した個体は全て持ち帰り、ブリードを行う予定です。

経過報告をお待ちください。

手持ちの国産オオクワガタ(WF0〜WF1)の産地比較です。

あくまで個体比較になりますので、産地差というよりも個体差になる可能性も高いですが・・・

*市町村より下の詳細産地については伏せております。

 

①滋賀県大津市 産 WF1  69mm

近隣の兵庫・大阪の有名産地が放虫問題等の影響で信頼性に疑問が持たれているようですが

滋賀県産については、マイナーかつポイントもかなり限られるとのことで比較的安全な産地なのではないでしょうか。

全体的にシャープでバランスが取れており、個人的には一番気に入っている産地です。

 

②熊本県合志市 産 WF0 63mm

消滅産地の個体です。

熊本産については昔から貴重らしく、この個体も採集家さんと繋がりのある某ショップにお願いをして

WF0を購入させていただきました。

熊本産がいかに貴重か、については昆虫フィールド9号及び16号をご参照ください。

1999〜2000年当時でも採集に苦労していることがわかるかと思います・・・

 

さて、本個体ですが

先ほどの滋賀県産や後述の三重県産よりも大腮が湾曲しており、体も太めです。

BEKUWA8号の標本を見ると、いずれも本個体と同様の形状をしているように見えるので産地差と断言できるかもしれません。

 

③三重県鈴鹿市 産 WF0 64mm

こちらもWF0の個体となります。

先ほどまでの2個体と比較して大腮が前方に伸び、体の線は細めです。

また、前胸背板の点刻が細かく、艶があるように見えますが個体差の可能性もあります。

(全個体同様の環境で撮影しております。)

 

〜おまけ。中国ホペイとタイワンオオクワガタ〜

 

中国ホペイ(D.hopei hopei) 中国山東省臨沂市 産 WF1 67mm

比較すると国産オオクワガタ(ssp.binodulosus)とは全く異なりますね。

binodulosusに分化する過程で耐寒性を獲得するため一度グランディスオオクワガタ(D.grandis)を経由しているとのことですので

それも当然か・・・

 

タイワンオオクワガタ(D.grandis formosanus)台湾新竹縣尖石郷 産 WF4 72mm

これも累代浅めの個体が手持ちにいたのでおまけ程度に。

(現地で採集禁止種では?というツッコミは無しで)

またかよ!と思われるかもしれませんが、またまたT-TOP便が着弾しました。

(T-TOP氏から購入されたことがある方なら分かる手書きラベル)

 

今回追加で購入させていただいたのは、スマトラヒラタ(アチェ ジャント産)になります。

12月分でも購入していたのですが、♀が早々に落ちてしまい失敗となっていました。

ジャントは個人的に拘りたい産地のため、無理を言って3月採集分の個体を送ってもらいました。

 

♂84mm

♀38mm

 

T-TOP氏曰く、特段太さや丸顎みはないとのことですが

顎を閉じた状態を見るとアチェ北部特有の丸さがあるように感じます。(錯覚かも^^;)

今回こそはブリード成功させてみます(^^)v

 

ヘラクレス・オキシデンタリス

Dynastes hercules occidentalis

エクアドル エスメラルダス産 WDF1

 

遅くなりましたが羽化個体の紹介です。

手元に残す分以外はほとんどヤフオクに出してしまったので、種親分のみとなります。

 

♂①130mm

▼飼育データ 

2024年12月中旬 孵化

2025年10月4日(最終交換)87.8g

2026年2月19日 羽化

現状一番気に入っている個体です。

全体的にシャープなのがオキシらしい。

 

♂②130mm

▼飼育データ

2025年1月上旬 孵化

2025年10月4日(最終交換)98.8g

2025年12月30日 前蛹 84.8g

2026年3月5日 羽化 

 

体長は先ほどの個体と全く同じですが、全体的な太さが全く異なります。

胸角の根本部分で8mmありました。(①は5.3mm)

太いオキシも面白いかも、と思いキープ。

 

♀66mm

▼飼育データ

2025年1月上旬 孵化

2025年10月6日 未測定

2026年2月中旬 羽化

 

♀は変わり映えしないので、特に美麗な個体だけを紹介します。

(♂と違い、♀は体重を測っていないものもチラホラ。♀判定したものはどうしても雑になってしまう・・・)

 

飼育全般の反省点はあまりありませんが

WDF1ということもあり、羽化ズレを気にしすぎたかもしれません。

(狙い通りほぼ同じタイミングで羽化しましたが)

 

次サイクルではサイズと色味を追求したいですね。あわよくばゴールドヘッドも。。