ギラファノコギリクワガタ 亜種ニシカワイ

Prosopocoilus giraffa nishikawai

インドネシア スラウェシ島 北部 サンギヘ諸島 サンギール島 産

 

前回、羽化後1年3ヶ月が経過した♂に生殖能力はあるのか、実験的に試してみました。

その後順調に卵も採ることができ、孵化の時を待っていました。

そして今日、無事に1頭目の孵化を確認しました!

ギラファは羽化後1年3ヶ月経過していても(状態にもよりますが)子孫を残せるようです。

 

また、今回使用した♀(WF3)は別血統のため戻し交配には当たりません。

純粋なCBF1が採れたことも嬉しいです。

 

 

 

ヘラクレス・モリシマイ

Dynastes hercules morisimai

ボリビア グアナイ産

 

ヘラクレスの中で一番飼育してみたかった亜種です。

 

♂121mm

上翅の色が美しい個体です。

 

♀62mm

小楯板の点刻をみるとモリシマイの特徴に合致していますね。

他亜種に比べ黒色が強い傾向もあるそうです。

 

今回、♂♀別系統のペアで準備しました。

お互いに未後食のため、しっかりと成熟させてからセット組んでいきます。

 

ヘラクレス・オキシデンタリス

Dynastes hercules occidentalis

エクアドル エスメラルダス産 WDF1

 

実は飼育していたシリーズです。

昨年11月に入荷したWD♀からの持腹になります。

証明書を付けていただきました。

63mmの大型♀です。

 

持腹で得られた幼虫は計39頭、その内12頭をオークション等での販売に回したため

手元に27頭残しています。

そこから約12ヶ月、第一号の♂が本日蛹化しました。

おおよそ120mmほどで羽化してきそうです。

 

現状の判別では♂が13、♀が14といい具合で分かれてくれたので次世代も無事残せそうです。

 

ギラファノコギリクワガタ 亜種ニシカワイ

Prosopocoilus giraffa nishikawai

インドネシア スラウェシ島 北部 サンギヘ諸島 サンギール島 産

 

某標本専門店にて貴重な野外品標本を入手することができました。

ラベルの通り、2015年11月採集品の♂95mmです。

 

パッキング開封後、洗浄・軟化して展足しました。

細部をお見せしたいのですが、乾燥後にUPします。

ギラファノコギリクワガタ 亜種ニシカワイ

Prosopocoilus giraffa nishikawai

インドネシア スラウェシ島 北部 サンギヘ諸島 サンギール島 産

 

連続でニシカワイネタですが・・・

先日のブログに登場させた、羽化後1年3ヶ月経過したWF2の♂99.7mmと別系統のWF3♀で交配できるのか

試してみることにしました。

かなりのおじいちゃん♂のはずですが、すんなりペアリング成功。

目視だけで3回のペアリングを確認したので、双方に問題なければ有精卵を産むはずです。

 

実際、年老いた♂でも元気であれば子孫を残せるのか・・・

自分の中でのちょっとした研究テーマです( ´∀`)

ギラファノコギリクワガタ 亜種ニシカワイ

Prosopocoilus giraffa nishikawai

インドネシア スラウェシ島 北部 サンギヘ諸島 サンギール島 産 WF3

 

別系統の個体を菅原昆虫店様より購入させていただきました。

♂100.3mm

 

♀51mm

 

ニシカワイは個人的に大好きなギラファ亜種なので力入れていきます( ✌︎'ω')✌︎

 

(余談)

某標本専門店より本亜種の野外品標本を入手できることになったので

今後比較記事も上げられるかと思いますd( ̄  ̄)

ゴホンヅノカブト(原名亜種)
Eupatorus gracilicornis
タイ・ペッチャブーン県カオコー産 WDF1

 

前回、蛹化の報告をしたゴホンヅノですが

ようやく♂が羽化してきました。

 

小型ですが、無事完品で羽化してくれたことに安堵!

手持ちはほぼ♀っぽいので、もしかすると唯一の♂かもしれません。

休眠期間が約1年ほどと長いため、その間に落ちないように祈ります・・・

 

♀はすでに3頭羽化しています。

まだまだ蛹も控えています、、、(大型の♂が拝みたい(;ω;))

オーベルチュールクロツヤシカクワガタ

Pseudorhaetus oberthueri

ベトナム ハザン 産 WD(野外採集品)♀単購入

 

2回目のセットから期間が空きましたが、割り出しました。

結果としては初令幼虫が10頭でした。

孵化直後の幼虫が★になっているのがちらほら見られたので、虚弱なのかもしれません。

 

採れた数も多くないので、細心の注意を払ってNマットで羽化まで持っていく予定です。

業務その他が忙しく、久しぶりの更新です。

 

ギラファノコギリクワガタ 亜種ニシカワイ

Prosopocoilus giraffa nishikawai

インドネシア スラウェシ島 北部 サンギヘ諸島 サンギール島 産

 

昨年、WF2のペアを信用できる方から購入させていただき

密かにブリードしていました。

 

その子供にあたるWF3の♂が蛹化してきました。

蛹体重はおおよそ30gでした。

幼虫最終体重は47gでしたが、餌交換時に暴れてしまったのが悔やまれる・・・

顎で計測。おおよそ40mmぐらい。

う〜ん90mm台後半ぐらいでしょうか。。。

 

ちなみに、親にあたるWF2の♂(99.7mm)は本日時点まだ生存しています。

実物はもっと顎が太く感じるのですが・・・写真では伝えにくいですね(^^;;

2024年8月羽化なので、すでに1年3ヶ月近く生きています。

アトラスオオカブト( サンギール島)

Chalcosoma atlas atlas

インドネシア スラウェシ島北部 サンギヘ諸島 サンギール島 産

 

超貴重なアトラスを譲っていただけることになりました。

♂50mm

♀40mm

 

国内に存在する生き虫はこのペアのみだそうです。

2023年に入ってきた野外品3♀を購入された方と個人的に親交があり

持腹からのWF1を譲っていただきました。

(元々野外品を出品された方はギラファノコギリ nisikawaiを流通させた方と同一人物のようです。)

ただ、3♀の内、有精卵を産んだのは1♀だけだったらしく・・・

さらに、追い討ちをかけるようにカルコソマあるあるの羽化ズレで、最終的に残ったのは上記ペアだけだったとのこと。

 

参考に先に羽化した長角の♂の写真も送ってもらいました。

 

見事なまでの頭角の湾曲ですね。

BEKUWA67号 p11に掲載されている画像の通りの特徴が出ています。

(ちなみに、この長角♂については参考として死虫を送っていただけるとのこと、、、また標本でお見せします。)

 

このペアからの子が取れないと国内流通が止まってしまうというプレッシャーもありますが・・・

まずは産卵させてみます。