日本映画専門チャンネルで、時々『世にも奇妙な物語』の傑作選が放送される。
この時は、第2回だったと思うが、
傑作選 #3は 「倦怠期特効薬」と「雰差値教育」。
世にも奇妙な物語~2005 春の特別編~『倦怠期特効薬』
悩める夫婦が夢見る特効薬をゲットした男性の運命の変転をコミカルに綴る。
多くの夫婦が直面する倦怠期という普遍的な主題を、身勝手な夫の目線を主軸に
妻の本音も密かに忍ばせたブラックな余韻の良作。
妻に性的魅力を感じなくなった卓也は、薬局で倦怠期に効く薬を入手する。
妻が理想の女性に見える薬の効用で甘い日々を過ごす卓也だったが、
そんな暮らしにも飽きた頃、妻に別れを切り出される。
(時代映画専門チャンネルの番組紹介より)

こう言っては何だが、あまりにもありきたりでつまらなかった。
井上和香は色っぽくてかつ可愛かったけども。
世にも奇妙な物語~2007春の特別編~『雰差値教育』
新たな職場の斬新な教育に翻弄される女教師の奮闘を、鋭いユーモアを交えて描く。生徒との複雑な関係性など教育現場のシビアな実情を、奇抜な設定を導入し
シニカルに風刺した意欲作。生徒や保護者の反感を買い、
新たな学校で再出発を図る恵子は、教室の雰囲気の数値で教師や生徒が評価される
“雰差値教育”の方針に衝撃を受ける。生徒が個性を発揮しつつ
クラスの一体感も求められる授業に手を焼く恵子は、裏工作を画策する。
(時代映画専門チャンネルの番組紹介より)
これも、メインがせっかくの永作博美なのに、感動的につまらない。
何なんだこれは。傑作選とはとても思えないのだが……
#3がつまらなかったので、悩みつつ見た傑作選 #4は 「未来同窓会」と「越境」。
世にも奇妙な物語~2007秋の特別編~『未来同窓会』
明らかに年上のクラスメート揃いの同窓会に参加した女性の不思議な体験を描く。
親世代の“同級生”と奇妙だが楽しい時間を過ごす同窓会の真意が明かされるにつれ、
切なさが募るファンタジー。高校卒業後、3年ぶりの仲間との再会を心待ちに
同窓会の会場に向かう春香は、3年3組と書かれた一室で、
50代と思しき男女に出迎えられる。どこか同級生の面影を宿す彼らと、
戸惑いつつも昔話に花を咲かせるうちに、思いもよらぬ真実を知る。
(時代映画専門チャンネルの番組紹介より)

冒頭は不思議物語、途中からタイムスリップSF?
ラストは変化球で不覚にも感動させられてしまった。
これなら良いかと思います。←何気に上から目線なのは#3がダメだったから。
世にも奇妙な物語~2005秋の特別編~『越境』
何の接点もなさそうな男女にまつわる秘密を情感豊かに描出するラブストーリー。
1枚の写真に導かれるように出逢った男女の顛末を、ミステリアスに紐解く。
買った中古のカメラに残るフィルムを現像した青年は、無味乾燥な街を
背景に謎多き女優Aが灰色の服装で写る姿に違和感を覚え、撮影所に赴く。
写真を見て血相を変えた彼女は、“それは、もうひとつの国のもう一人の私”と、
パラレルワールドを仄めかす奇妙な話を始める。
(時代映画専門チャンネルの番組紹介より)

これはとてもよかった。映画にもできたかな、と思う。
佐々木蔵之介と木村佳乃、いずれも良い役者だよねえ。
20年前からこんな感じだったのね。
北朝鮮を思わせるパラレルワールドから、現代日本に逃げてきて、
現代日本の同一人物に成り代わる、というところまではありふれているのだが、
そこまで何も話に出てこないのに、自らを犠牲に、彼女を逃がしてくれた恋人が、
パラレルワールドになら生きている……というオチが、とても綺麗だった。
まあ、パラレルワールドに同じ顔・同じ年齢の人がいるためには、
異世界の方がこんなに人間が飢え死にしていたら、人数合わなくない?とか、
女優として成功している人と、中古カメラを買った青年、
それまでの人生がパラレルの人たちは違ったわけで――
そんな風にカップリングが変わったら、次の世代とか変わるよねえ?
なんていう、ツッコミどころは山ほどあるので、
SF映画ではなく、あくまで、奇妙な話程度のドラマなんだけど。