クリスマス云々というと、どうしても子供の頃を思い出すし、
昔からたくさんある映画なので、レビューというより思い出話っぽくなりますね。
バレンタインとか、ハロウィンとか、クリスマスとか、13日の金曜日とか、
イベントの日はホラー映画になりやすいみたいだ。
ん? 『戦場のメリークリスマス』や『ホームアローン』も確かにクリスマス映画だけど、
クリスマスだったらホラーでしょ。
キリストだってゾンビ(死んだけど復活)だし。 ←こら

『グレムリン』=Glemlins (1984(米)
クリスマスに贈られた新種のペットが暴走するパニック映画。
“グレムリン”って、私の幼少期にはシドニーでそれなりに耳慣れた妖怪(?)だったので、
**洗濯機やオーブンにいたずらする畠中恵の“鳴家”的なやつ。
後に知ったロシアの“クレムリン”を語感から怪しげな団体とイメージしてたんだけど、
時代的にはクレムリンのほうが先にできた言葉だ、ということをこの映画で知った。
でも日本では“グレムリン”は市民権を得ていなかったらしく、この映画で有名になったみたいだ。
モルモット風のかわいい動物なのに、夜に食べると豹変するとか水をかけると増えるとか、
この映画では面白い設定がつけ加わってた。 スピルバーグなんだよね、さすが。
リアルの感じたのは、町の名前がKingston(吹き替え発音的にはキングトン)が
シドニーに実際にある街の名前で、そこそこ似たサイズの町並みだったからなんだけども。
『悪魔のサンタクロース』 = Silent night, deadly Night (直訳(嘘):清し死の夜) 1984(米)
サンタクロースコスプレの強盗に両親を殺されたという幼少期のトラウマ(訳:心的外傷)にとらわれ、
預けられた孤児院でもトラウマを増長するような教育しか受けられず、
しっかり”心的外傷性ストレス障害(PTSD)”児が出来上がってしまい、
自らがサンタコスして斧で人を殺しまくるで殺人鬼になってしまう。普段は好青年なのに。
という同情の余地アリアリ、いけてる弁護士だったら無罪を獲得しそうな案件いや、映画である。
学生の頃、感性がフレッシュで、かつ映画関係のバイトをしていなかったタイミングに
観たからじゃないけど、この頃はいい映画が多かったと思う。
なお、主人公がサンタコスで人を人殺ししてる時に、次世代の子供がそれを見てて……
だから続編がある。
『悪魔のサンタクロース2』 1987 (米)
実際に観たのは1996か97だと思う。
やっぱりというか、最後のシーンで、サンタ殺人を見ていた子供が次の主人公。
初代主人公の弟なんだけどもね。予定調和ってこういうのをいうんだろうな。
『Silent Night, Bloody Night』 (直訳(嘘):清し血の夜) 1972 (米)
上記の「悪魔のサンタクロース」をもう一回観ようと思って、
出張先(米)で借りたら、まったく別物だった映画。
はじめに「Sighlent nite holy night (清この夜)」のホラーアレンジが流れて、別映画だと気づいた。
日本に来てないのかな、和訳サイトがないや。
検索してかろうじて、英文wikiを発見した。←タイトル部分にリンクした。
いや、この映画、サンタクロースというより、館ホラー横溝正史風味
(誰と誰が親子だか親戚だか復讐だか)だった。
今wikiを読んで、20年ぶりくらいに内容を確認したけど、字幕なしだとわかりにくいのも確か。
ホラーは何語でもOKだけど、ミステリーは字幕なしで観るもんではないのだね。
『サイレント・ナイト』 =Silent night(直訳:静かな夜) 2012(米)
これも新しいdeadly Night続編かと思って借りて観てしまったDVD。
クリスマスに人を殺しまくる話で、真冬の火炎放射器以外には特徴はない。
一応、とってつけたような理由付けはあった気がする(復讐&トラウマ複合型)。
でもって、やけどをした男が街を去っていく、という続編可能なラスト。
『サンタが殺しにやってくる』 =Christmas Evil (直訳:クリスマスの悪魔) 1980 (米)
上記の悪魔のサンタクロースと酷似している映画。
実はこっちのほうが先だったようだが、こちらをビデオで観たので、 そこはかとない既視感が。
トラウマのきっかけが父親と母親の子作りという、何でそれが殺人衝動に繋がっちゃうんだか、
まあ、いろいろと報われなかったのかもしれないけど、
それがサンタコスして殺人する理由にはならんでしょ。情状酌量の余地なし。
それから、サンタだったら斧だろ、と思ったとか思わなかったとか。

『シザーハンズ』 =Edward Scissorhands(直訳:はさみの手のエドワード) 1990(米)
もっとホラーホラーした映画を期待して映画館に観にいったのに、
その後数多く出てくるジョニー・ディップとティム・バートンのロマンティックホラー(?)だった。
でも、優しく暖かいお話なのに、どことなくダークな気配が漂っているというのは、
ダヤンもそうだし、後々出てくる『ハリーポッター』シリーズもそうなんだろうな、と思う。
それは解明しちゃだめなんだよ……たぶん。
人々の関係とか善悪を明らかにしようとすると、戦ったり、暗くなったりしちゃうんだよな、きっと。
と、『ハリーポッター』に続いて『ファンタジックビースト』が暗く深刻になってきたのを観ていて思う。
『ホームアローン』『戦場のメリークリスマス』のほかにも、ぱっと思い浮かぶのは
ホラーじゃなければシュワちゃんが走る『ジングル・オールザウェイ』とか、
米国版銀河鉄道『ポーラー・エクスプレス』(主要キャラをみんなトムハンクスが声当てしてた)
カトリーヌドヌーブが出てるってだけで観た『クリスマスストーリー』とか、
そうそう、『ダイハード』だってクリスマスイブの映画だった。
まあ、クリスマス映画はたくさんあるってことですね。
そんなこんなで、きっかけになったのは、怒りくまさんの「スクリーマー」ですよ。
これを空目して、クリスマスホラーになったわけですね。
カタカナ苦手は、カタカナ空目にも繋がって、それが現在に至っている―――
という、Silent night♪ deadly night♪さながらのトラウマですな。