もう8年くらい前の話です。

 

小学校の校長室で、

うちの長男を、

公立中学ではなく、フリースクールに通わせたいという相談をしました。

その時、担任の先生だったか、校長先生だったか、、、

は忘れました。

でも、

「お母さん、息子さんの人生を台無しにするつもりですか?」

そう言われたことはいまだに覚えています。

 

 

 私にとって最初の子供で、

子育てに自信が持てず、不安だらけでしたが、周りの人には恵まれていました。

当時、熱心に学んでいた「抱っこ法」の恩師は、

その進路を応援し、パイオニアとしてがんばれ!!と励ましてくれました。

その仲間も同様でした。

主人も息子の個性や気持ちを一番に考え、理解しようと努めてくれました。

 

そのおかげで、私はわりと冷静で、

「そんな風に言えるほど、

 先生は息子のことを、

 私たち親の気持ちをどれくらい理解されているのですか?」

と心の中で思ったような記憶があります。

 

一人ではこの言葉に押しつぶされていたかもしれません・・・・。

 

長男は、小学校卒業後、名古屋にあるフリースクールに通いました。

2年と少し通った時、突然、地元の公立中学に戻ってみたいと言い出し、

中3の5月からは公立中学に通い出しました。

こちらはびっくりしましたが、長男は満足気でした。

(フリースクールでは、無理に勉強させないように言われており、

長男自身もほとんどする気がなく過ごしたので)

その後、そのまま公立中学を卒業したものの、

次の進路が昼間定時制の高校になりました。

高校卒業後は、好きな仕事につながるよう、

小さなころからずっと電車が大好きだったので、

専門学校の鉄道学科に進みました。

 

こうやって、彼が進んできた道を書き出すだけだと、

彼自身や私たち親の苦悩や葛藤はそれほどなかったかのように見えます。

 

でも、彼は家でずっと寝ている時もありましたし、

ゲームばかりやって、

勉強する姿なんて見ることがなかった時期もかなりあります。

「お母さん、息子さんの人生を、、、、、、。」

の言葉が頭をよぎったこともありましたショボーン

 

そんな中でも、

やっぱり彼を信じるしかなく、

信じられずに、私の心がザワザワした時は、

そのザワザワと向き合ってきました。

そして、

彼が彼らしく居られるように、

彼が他でもない自分自身を大事にできるように接することを

一番大事にしてきました。

 

その彼の専門学校の卒業式が一週間前にありました。

そして、この春、鉄道会社に就職が決まり、一人暮らしを始めます。

 

 

 明日は引っ越し先の千葉県へ私も行ってきます。

 

遠くに行ってしまうので、寂しいし、心配するきもちもありますが、

心配じゃなくて信じる!!

私が彼に制限をかけないようにします。

今の私にはDAがあるので、

「心配」が顔を出す度に癒しと解放を行っていきたいと思っています。

 

DAは子育ての強い味方です照れ