「いい子でないと愛されない」


「○○できない私は価値がない」


などの信念からは、生きづらさが生まれてしまいます。





では、子どもにこのように思わせてしまったご両親が悪かったのかというと、


そうではない場合がよくあります。


子どもはその幼さのため、ある一面だけを見て判断し、思い込んでしまうことがあるのです。両親の大変さを幼いながら感じ、自ら「迷惑をかける自分はダメ」を作ってしまう場合もあります。





いずれにせよ、回復に向け、自分を苦しめる信念を持つことになった頃を振り返る作業が必要です。(無理に振り返ることはおすすめしていません。)


その際は、自己否定なんてとんでもなく、親思いで、とても優しく、健気な、愛すべき自分に出会えることがあります。





お母様にも振り返っていただくことで、お子さんを見る目に変化が起きます。


お子さんからの愛・優しさに気づけた時、親子の心の繋がりが強くなります。ここまで来たら、摂食障害の症状は、かなりよくなるはずです。





しかし、中には、お母様の方が過去をまだまだ受け入れられず、心の繋がりが弱い状態が長く続くケースもあります。そんな時はお母様自身が苦しい状態にあったり、生きづらい信念に縛られたりしていることが考えられます。





お母様に理解してもらえなければ、治らないのか・・。


そんなことはありません。


たとえわかってもらえなくても、自分自身が心のカラクリに気づき、自分を愛してあげることができたら、この病気は必ず良くなります。


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