子供の高校受験が終わった。

結果、第一志望合格となった。

 

だが、それは観測された一事象にすぎない。

 

このブログで「いかにして合格したか(How)」を語るつもりはない。

他者の観測結果は、本質の一側面にすぎないからだ。

必要なら、観測した本人から語られるだろうから。

 

私が記録しておきたいのは、

親という観測者が目撃した「位相の変化」についてだ。

 

入試の二週間前。 

子供の机の上には、過去問と共に、

ボロボロになった辞書や教科書(自由自在)が散乱していた。

 

この瞬間に、位相が変わったと理解し、ああ、そこまで到達したかと感動した。

 

当初、第一の教科書は単なる「地図(フレーム)」にすぎなかった。 

見知らぬ土地を歩くための、借り物の知識。

 

それが、受験勉強という過酷な旅路の果てに、地形そのもの、つまり「思考」が血肉化された。

 

子供は今自分の内側にある、第二の教科書を見ている。

そう確信した。


※位相が変わった概念テキスト

(第一の教科書)
   扉・地図・フレーム
        │
        │  応用・過去問・実戦
        ▼
 (受験勉強の旅)
        │
        │  限界・飽和
        ▼
(第二の教科書)★
 基盤・ 地形・思考その物

 

量子力学比喩的に言うと、

系全体のハミルトニアンが変わったのが表出した瞬間をとらえたのだ。


一年前には、合格しない未来も、確かに存在していた。

だが、努力という時間の積み重ねが、

未来の重心を少しずつ動かしていったのだと思う。


努力が、未来の形を変えた。

親にとって何よりうれしいことだった。