人生いろいろ 亀戸いろいろ | 人生は旅 

人生いろいろ 亀戸いろいろ

ショップの左斜前に内科と皮膚科を専門とするクリニックがある。ここのドクターがすこぶる評判がいい。何故かというと、ここに来た患者さんが帰りにお店に寄っては口々に先生の人柄の良さを言うからだ。遠くから来ている方がとても多い。先日は茅ヶ崎からという方と横浜からという方もいらっしゃた。

ここに来る前は銀座で開業していたらしい。亀戸に移ってからもドクターを慕って遠くからわざわざ来院するのだという。


さて、亀戸三丁目交差点角地に来春オープンが予定されている、あらたな商業コミュニティー施設、運営母体の事業協同組合が先月設立された。縁あって立ち上げの作業に関わってきたが、今も雑事を引き受けている。


いよいよ本格的な事業が始まるということで、昨日、江東区を交えて会議が開かれた。実質的な事業進行役の事務局長(?)を誰にするかということになった。このまま据えられそうな雰囲気になってきた(あくまでも雰囲気だ)。理事長はじめ皆さんから私に、という声が上がった。否とも良いとも言えない微妙な雰囲気。どう返事をしたらよいか逡巡することしきり。億を超える事業なので、ある程度腰を据えないと出来ない。責任問題にもなってくる。自らのショップや他の事業がこれから正念場ということもあり、二足のわらじを履いてよいのか、他にも難題を抱えていることもあり熟慮しなければならない局面だ。


ここにきて今までの経験(特に失敗)や前職の知識が結構役に立っている。事象がある程度予想出来る。考え方の違いや利害が異なる人達が集まって組織される組合はとかく問題が多発する。どのような運営を心がけるか、繊細さと大胆さが必要だ。胆力が備わっていないと出来るものではない。一番苦手なところだ。


クリニックの帰りに、お店に寄って下さった御婦人と話していたら、歌舞伎座のそばに住んでいるという。4代続く家系、江戸ッ子だ。歌舞伎が大好きだという。贔屓の役者のことで話が盛り上がった。今月末また来るので寄ってくれるという。


商店街は物販店だけがあれば良いというわけではない。クリニックなど人が集まる施設や構成も必要だということを教えられる良い例だ。