今日は7月7日、七夕٩(ˊᗜˋ*)و
というわけで「7」の音楽を取り上げてみます。
管弦楽曲、室内楽で「7」というとメシアン「7つの俳諧」、ハイドンやシュッツ、グバイドゥーリナなどが書いている「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」、ケージの後期ナンバーピースの「Seven」…そう考えると「7」関係の作品というのはわりとあるものだなあと感じます。
皆さんの心の中にはそれぞれ「7」の曲のイメージがあるとは思いますが、今回取り上げるのはペンデレツキとエトヴェシュの2曲です。
・ペンデレツキ 交響曲第7番「エルサレムの七つの門」
ペンデレツキというと「広島の犠牲者に捧げる哀歌」の強烈なトーンクラスターが有名ですが、いわゆる新ロマン主義と呼ばれる世界的な調性回帰の流れ(シュトックハウゼンの調性が持つ可能性の追求など単純な対立概念のみのロマン派回帰とは言えない)への傾向が1970年代に現れ始め、1996年に書かれたこの第7交響曲はもはや映画音楽といってもいいほどのドラマチックで濃厚な楽曲となっています。(イメージとしてはRPGのラスボス登場シーンのような←映画じゃない)
全体で7つの楽章、7音の動機も登場する「7」に溢れた曲で第6楽章のドスの効いた朗読など七夕にぴったりですね(え?
そして2曲目がこちら
・エトヴェシュ「Seven」~コロンビア宇宙飛行士のために~ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲
2003年の帰還中のスペースシャトル・コロンビア号の空中分解事故。この事故で犠牲になった7人の宇宙飛行士への哀悼を込めた作品です。この作品でも「7」という数字がリズムや構成など各所で意味を持っています。編成は49人の奏者が7つのグループに分けられ、ソロヴァイオリン+ヴァイオリン6挺は会場に配置される形になっています。
曲はソロのカデンツァがアメリカ、イスラエル、インドと宇宙飛行士たちの故郷を表します。(7人のうちのイアン・ラモーンはイスラエル人初の宇宙飛行士。カルパナ・チャウラはインド出身の航空宇宙工学者でした)
印象的なソロヴァイオリン内実に宿る美しい高音に、ソロを引き立てる伴奏、そしてエトヴェシュらしいリズムが添えます。
いままで人類はスペースシャトルなど危険があれど宇宙という領域に手を伸ばし続けてきました。そんな人類はいつかソラリスの海のような人間の理解を超えた生命に出会う日が来るのでしょうか。
実際の宇宙開発はSFで描かれるようなロマンに欠ける、と僕は長い間そう思っていました。ですが【1972年~73年に打ち上げられた惑星探査機「パイオニア10・11号」にはアルミ製のメッセージボードが、1977年に打ち上げられた惑星探査機「ボイジャー1号・2号」には、地球の音や様々な国の言葉での挨拶を録音したレコード盤が載せられました。】
(jaxaホームページより引用 http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/extra_terrestrial_life.html)
との「実際の出来事」として宇宙の生命に届くかもわからないメッセージを送っていたことを知って感激しました。夢見がちではありますがこんな素敵なことってないでしょう!!
そんな心浮き立つ想像を胸に今日の七夕は空を眺めたいと思っています。
あと欲張って短冊に願い事を書くなら
「友達が欲しい」って書きます(゚∀゚)




