五輪前の貴重な試合、四大陸選手権が近づくにつれ昌磨くんの動向も気になり始めたものの一向に情報は出て来ず…

でもどこかで頑張っていることは確かなので、もうしばらく待ちましょうウインク

五輪シーズンの真っ只中にありながら、波をうったように静かな時が過ぎていく昨日今日です。

こういう時こそじっくりゆっくり過去の録画などを見返し、試合観戦の時には心がざわついて気付かなかったり感じなかった部分の発掘を楽しんでいます音符

そして表現の僅かなこだわりに気づいて、少しずつ変化してゆくプログラムが完成途上にあることを感じたりすることもおねがい1105

よく「唯一無二」…といいますが昌磨くんに関してはその言葉以外思いつかないほどに、この世に二人と居ないただ一人のスケーターではないかと、彼の演技を観るたびに思います。

技術面、表現面ともに優れた選手はいると思いますが他の誰とも似ていない、彼にしか出来ない演技…

地面より氷の上にいる時間の方が多かったのではないかと思えるようなスケーティングは体のどこにも余分な力が入っておらず、体重移動による推進力だけであれだけのスピードが出せているように見えます。
しかも瞬間移動のような滑らかさで…

何と言ってもフィギュアスケートの魅力はスピード!あの疾走感に勝るものはないと勝手に信じているのです。

ロシアのタラソワ女史も絶賛…
「たった2歩でリンクの端から端まで滑るショーマのスケーティングはなんて力強いのアオキラと。

そのスピードはパワフルなスピンをも生み出し、GPファイナル 2016年のFSでは「CCoSpレベル4」、GOE+3の満点を出しましたキラキラ
スピンの名手ステファン・ランビエール氏以来2人目の満点スピンだったのです。

また多くのファンがその魅力(魔力?)に魂を奪われてしまっている「表現力」はここで語るまでもなく、観る人それぞれの胸に美しい感動となって溶け込んでいるはずです。
敢えて言えば、氷上に立つ凛とした姿勢から音楽とともに動き出した瞬間、「僕の意思は体に聞いてくれ」……とばかりに全身を使って足の先から指先にまで意思があるかのようにプログラムを演じる。

弓のようにしなる肢体から繰り出されるステップは繊細でありながら力強く魂がこもっている……

そして彼の内面にある数多の想いや情熱がさらに演技を余韻のあるものにしているように感じるのですアオキラ

スケートには人柄が表れると言われるように、昌磨くんの演技に感じるのは彼の人間性の持つ奥行きのある情感と男性的な強さ、潔さ…
ほとばしるような激しいステップを踏みながらも決して押し付けがましくなく、まるで自分自身に向けた厳しさのようでもあります。

それは演技だけでなく試合への向き合い方にも感じます。
「超負けず嫌い」なはずなのに、金メダル欲しい!勝ちたい!点数稼ぎたい!といった貪欲な闘志をあらわにしないのです。

内に秘めて自分と向き合う強さがあるのだと思いますアオキラ

私は園芸が趣味なのですが、花を育てる上で一番大事なことは「根」を健やかに丈夫にすることです。
根っこが強く育っていれば自然に花は咲きます。
フィギュア界で美しく大きな花を咲かせた昌磨くんはきっと強い根っこに支えられているのだと思います*花*
彼の「根っこ」とは言うまでもなく膨大な「練習量」ではないかと。

そして土に隠れて見えない根っこのように昌磨くんの心も見えないけれどきっと健全で強いはずハート

天から授かった類い稀れな才能……「宇野昌磨」という原石は自身の努力によって眩しいばかりの「輝石」に磨かれようとしているのではないかと思いますアオキラ