にのあい妄想です。
お気をつけて。
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
「ち、ちょっとカズ!それで行く気?」
「え? なんかへん?」
「へん…っていうか。ワントーンコーデにも程があると思うよ?」
出がけに玄関であいばさんに止められる。
「だって。お気に入り着たらこーなったのよ」
って両手を広げた。
「そうか、お気に入りね。わかるけど!でもごめん。着替えようか?」
「………」
おれだってね?
わかってんのよ。
でもさぁ。仕方ないじゃない。
わたし、TOPなんで。
不満気な顔をしつつ、あいばさんに手を引かれクローゼットの前に連れてこられる。
「はい、短パン脱いで」
「えっち」
「くふふ、ばーか。いいから。こっちに着替えて」
と相葉さんがベージュの短パンを差し出す。
もそもそと短パンを脱いで、もそもそと差し出された短パンに足を通した。
「それと、Tシャツはこっち。」
なんてことない胸のとこにワンポイント入った白いTシャツ。
「シャツは?」
「そのままでいいよ。俺もそのシャツ好き。」
ってにかっと笑うあいばさんを見て嬉しくなる。
「…ふぅん。」
なんて可愛くない返事をしたけど、嬉しい顔になるのを隠すのに必死だよ。
俺もね、このシャツ好きなの。
なんてことないチェックのシャツだけど、グリーンとイエローのチェックなの。
「シャツ脱いでもワニが緑だから」
って頭をぽんぽんされる。
「………」
ちらりとおれが脱ぎ捨てた服の山に目を向けると、カーキの短パンと薄いミントカラーのTシャツ。
「サンダルは予定通りでいいからね」
なんてダメ押しをされつつ、また手を引かれて玄関に向かう。
「…んじゃ、行ってくんね」
「はい、行ってらっしゃい!可愛くなってきてね」
って笑顔で手を振られる。
にやにやしちゃう頬を抑えつつ、おれもあいばさんに手を振って、カーキ色のサンダルをつっかけた。
行く先は美容院。
シャンプーしてもらってる間に、カーキのサンダルを履いた足を撮る。
パーマをかけたら、巻いてくれたロッドが偶然黄色と緑で嬉しくなって写真を撮った。
…そうよ。
皆さんお気づきでしょうよ。
匂わせ上等。
だって。誤魔化しようがないでしょ?
わたくし、葉担TOPで。
幼なじみでシンメでメンバーで、親友で戦友で。
恋人なんだから。
♡おわり♡