櫻葉妄想です。

ご注意ください。


。* ❤︎… …❤︎*。


まさかこんなことになるなんて。

でもあの流れは、やらなかったら場が盛り下がる。


でもでも!

ほんとはこんなとこで翔ちゃんとちゅーしたくなかった。

いやでも待てよ? むしろラッキーだったんじゃ…。


だってさ、こんなことでもなけりゃ、翔ちゃんとちゅーなんてできないもんね!


と思い出しては思考を前向きに変える。


正直なこと言えば、好きな人とのちゅーだから、もっとシチュエーションにこだわりたいとか、そういう気持ちもあるよ。

でもさ、そもそも両思いになれる確率なんてどんくらいあんのか分かんない。

だからこれはラッキーなんだよ。


あ~、そうは言ってもやり直したい!!


もっとスマートにできたんじゃないかなとか思うんだよ!


頭をどっちに傾けりゃいいのかわかんなくなったり。

あまりにも照れくさくて恥ずかしくて、俺とちゅーなんかすんの、翔ちゃんイヤだったんじゃないかな、なんて思ったら怖くて、ちゅーのあと翔ちゃんの顔を全然見らんなかったり。

翔ちゃんが気を遣ってくれて、握手してハグしてくれたり。


思い出すと、なんか…こう、もっとかっこよくできたんじゃねぇのかな!?って思ったりすんの!


「…翔ちゃん、ほんとにいやじゃなかったかな」


楽屋で話した時は、嫌じゃなかったって言ってた。

逆に俺に、いやじゃなかったか訊いてきて、いやなわけないって、ちょっと本音が出ちゃった。


収録から時が経つにつれて、あれは夢だったのかな…なんて思うんだけど。

オンエアの録画みたら、ちゃんとちゅーしててめちゃくちゃ照れる。


だってさー、一瞬すぎて、夢見ちゃったのかと思うじゃん。

でも、あったかくてやわらかかったな、って思い出して、きゅんとして、更に映像で見て、夢じゃなかったよね?って感じたんだけど。


「……ん?」


夢じゃないことをもっとちゃんと実感したくて映像を何度か見てるうちに気がついた。


「翔ちゃん…目ェ、開けてる?」


一時停止して見てみるけど、やっぱり目、開けてるよね!?


うわうわうわうわ!まじか!

み、見られてたってこと!???


「…んだよそれ…」


俺、変じゃなかった!??

恥ずかしさで死ねると思ったのは久しぶりだ。


「くっそぉ…こんどちゅーすることがあったら、俺だって目ェ開けてやんだもんね!!」


なんて言ってみて、そんなチャンスはもう無いよなぁ…って思って、胸が切なくぎゅっとした。


「……翔ちゃん、好きだよ」


口に出したらもっとぎゅっとして、めちゃくちゃ翔ちゃんに会いたくなった。


そんな4月4日の夜。


♡おわり♡