にのあい妄想です。

お気をつけて。


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どうしたい??

どうしたい??って…。


「浴衣。脱がしたい!くるくる~って、帯!」

「………ぶはっ。お前は悪代官か!」

「…だめ?」

「いや…んふふ。 そう来るとは思わなかった。まぁ。それはそれとして。…その…おれは、どっちかなぁって思ったから。」


あぁ、そっか。

前も思った。男同士で。どっちがどっちなんだろうなぁって。

そりゃ。にのちゃんかわいいし。

俺の腕ん中で気持ちよさそうにするにのちゃんを見たいよね。

どっちかっつったら、そっちがいい。


でも。

にのちゃんだっておとこのこなわけだし?

もしかしたら、同じことを思ってるかもしれないじゃん。

…べつに、俺はにのちゃんみたいにかわいくないけどさ。


そこを。

確認してくれてんのか。


よし、じゃあ、とりあえず希望を伝えて…。

にのちゃんも、そっちがいいって言うなら、ジャンケンするか…?


「………カズがいいなら。抱きたい。」

「いいよ」

「!っちょ、そんな簡単に??」

「うん。いいよ。」

「い、いいの?」

「だからいいって。」


って俺の目を見て、なんならちょっと微笑みながらOKの返事をくれる。


いやでもさ!

俺、一応勉強したよ?

そんとき色々想像したよ。


自分が抱かれる側だったらどんなかなぁって。


未知!!未知の領域!!

めちゃ怖い!!!


出すの専門のとこになんか入るなんて、恐怖じゃん!!


でも。 にのちゃんとの未来のためなら、頑張れるんじゃないかって思ったのも、ほんと。


にのちゃんは、そんときの俺と同じことを考えてくれてんのかな。


いやでも待って!


「まさか! カズ、初めてじゃない…いて!」

「バカ!! 初めてに決まってんだろーが!!」

結構強めに頭を叩かれた。


「ごめんごめん。俺が悪かった。…俺、一応勉強したよ? やさしく、する。 いやなことはしない。無理強いもしない。 約束する。 だから、カズもヤダとか、痛いとか、気持ち悪いとか、ちゃんと教えて? …ヘタクソ、も、甘んじて受け入れる!」


「……ふふっ。わかった。」

「じゃあ早速…」


って寝室に連れてこうかと思ったら、また頭を叩かれる。


「あたっ」

「ったく!せっかちなんだよ!! 勉強したんでしょ? ……色々準備があんの、知ってんでしょ?」

「! う、うん、知ってる。…カズも。勉強した?」

「………うるさい。いいから、風呂とか貸して!」


っていうにのちゃんはとにかく首まで真っ赤で、かわいい。


俺と別れようって思ってたのと同時に、そんなことも勉強して、考えてくれてたんだなぁって思ったら、ますます切なくて可愛くて、早くぎゅうぎゅう抱きしめていっぱいちゅーしたいなぁって思った。


あ!でも!!これだけは言わして!


「カズ、風呂上がりも浴衣着て~!」

「ばっっかじゃないのっ!?」