にのあい妄想です。

お気を付けて。



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カズ!!!!


まじで? あいばさんが?

おれのことを???そんなふうに呼んでくれんの?


びっくりして二の句が告げないでいたら


「あっ、あの、ふたりのときだけ!!みんなの前じゃ、呼ばないから!」


なんて言うから余計どきどきした。

だって。

……ふたりのとき、なんて。こんな時間がこれからも取れるって思っていいってこと?


「…………………じゃあ」


いいよ、呼んでよ、ってなんだか素直に言えなくて。

それにおれだって。


「じ、じゃあ?」


「おれは。…なんて呼べばいい? あいばさんのこと。」


おれだって、あいばさんのこと、ふたりのときは特別な呼び方で呼びたいよ。


「えっ……と。 それは、好きなように呼んでくれていいけども! まさきでも、なんでも!」


まさき!!!!!

そ、それはちょっと…ハードル高い。

呼び捨ては、無理だ。だったら、だったら


「…………。ま。」


「ま?」


「………まぁくん、で。」


うぁ~~~っ!!!なにこれ!めっちゃ恥ずかしい!!!!

ほんとに呼べんの? まぁくん、なんて!

 


「う、うんっ、うん!!それでっ! それでお願いしますっ!!! え、っていうか。 カズ、って、呼んでいいってこと?」


そりゃ。いいに決まってる。むしろ呼んでよ。けど。なんかもうほんと恥ずかしくなっちゃって、辛うじて頷いて、どんな顔してんのかわかんない自分の顔を撫でた。





なんでそんなに嬉しそうなのか。

カズ、まぁくん、って呼び合うことが、そんなに嬉しい??

いや、嬉しいよ? おれはね??

おれが嬉しいのは当たり前なんだ。だって、あいばさんのことが好きなんだから。


だけど、あいばさんも嬉しそうなんだよ。

どういうことなの?

そんなのもしかしてあいばさんも同じ気持ちなんじゃないかって……思っちゃうよ。



「カズ、ゾンビみよ?おいでよ。」

なんて、甘い顔でおれを呼ぶの。

どういうことなの?


「…うん」

ってソファーに座るあいばさんの横に腰を下ろす。


あいばさんが座ってる方の半身が緊張する。


だめだ。

ゾンビになんて、全然集中できないよ。


あいばさんは?

あいばさんはやっぱり、おれが隣にいる位じゃ緊張とかしないか。

どきどきとか、してくれない?


「うわ、絶対あの向こうウォーカーいっぱい居るって!!」


なんて隣できゃわきゃわしてるあいばさん。

くそっ。かわいいじゃん。


ついつい


ゾンビじゃなくて、夢中にテレビ画面を見てるあいばさんの横顔を見てしまう。


やっぱり。かっこいいな。好きだな。

前も思ったけど意外とまつ毛、ながい。

おれのもんに、なんないかな。


って見てたら。

あいばさんがくるっとこっちを向いた。


「…っ!」


目が合ったまま、しばらく見つめ合う。

動けない。

沈黙がものすごく長く感じる。


その沈黙を、あいばさんが破った。


「………ねぇカズ。 さっきも。 俺の事そうやって見てた?」





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ウォーキングデッド、ネトフリでみようみようと思ってるのに、全然みられない。

なのでイメージはこの前の日本のゾンビドラマ。