にのあい妄想です。
お気をつけて。
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松本さんの事務所で契約して帰ってきてから。
毎日忙しくて、仕事に追われてる感じはするんだけど、朝も帰りも仕事中も。にのちゃんと一緒なのは嬉しい。
できれば、仕事以外の時間だってもっと一緒にいたいって思うけど。
仕事帰りにたまに一緒にラーメン食いに行ったりできるだけでも贅沢だよな、って自分に言い聞かせる。
そうしないと、もっともっと、って欲張りになるから。
だってさぁ。
相変わらずドッグイヤー付きの雑誌を毎週持ってきてくれるし。
隙を見てちょっと触ったりすると、ほわって赤くなんの。
それとか、俺の他愛のない話を楽しそうに聞いてくれたりさ。
あとあと!! なんかね、つっこんでくれるようになったの! ばかとか言われるけど、なんて言うの? 愛あるつっこみっていうの?
そんなのひっくるめて、にのちゃん、もしかして俺のこと好きなんじゃないの?って思っちゃうんだもん。
にのちゃんは。
すごい可愛いと思うのよ。 それは外見もだけど、中身も。
自分では、「おれはひねくれてるからさ」とか言うけど、俺から見たらすごく素直で可愛い。
言ってることはまぁ、一生懸命ひねくれてるけどさ、行動とか態度は、めちゃくちゃ素直なんだよね。
だから。 外見も内面もひっくるめて。
にのちゃんのことが好きだなぁって思うんだ。
「じゃあ、今日はふたりともよろしくね?」
って翔ちゃんに背中を叩かれる。
「まかして! いい写真撮ってくる!」って言ったら、
「いやいや、撮るのはあなたじゃないでしょ。」
って隣のにのちゃんからつっこみが入った。
「ふふ。そっか。いい写真が撮られるのを見守ってくる!!」
いよいよ今日は、にのちゃんと一緒に松本潤の撮影に立ち会う日。
芸能人の人と会うことは、まぁこんな仕事してると普通の人より機会はあるかもしれないけど、やっぱりレアで。
緊張するよね。ちょっぴり。
でも。
「二宮くん、やっぱりいいね。そのスーツ。」
「…ありがとうございます」
って一緒に買ったスーツを翔ちゃんに褒められて照れてるにのちゃんを見てるとすごいやる気出るよね!
ちゃんと翔ちゃんに言われた通り、そのスーツに袖を通してくるの、やっぱり素直で可愛いじゃん??
にのちゃんと一緒に電車で現場に向かう。
「松本さんて、専属のカメラマンがついてるんだね。」
「そうみたい。 2冊目の写真集を撮った人だよね。…あ、そうだ。写真っていえば。実家からやっと届いたよ。ちっちゃい頃の写真。」
って言ったら、にのちゃんがちょっと驚いた顔をしたから、あれ!? もしかして覚えてない??って心配になったら
「…あいばさん、覚えてたの。」
なんて言うから。もー、びっくりしちゃったじゃん。
「当たり前じゃん! にのちゃんの写真は?あった?」
「うん」
「じゃあ今度見せて?」
「…あいばさんのもね。」
「そのために送ってもらったんだかんね。見てもらわないと。かわいいんだ、ちっちゃい頃の俺!」
「へぇ。そりゃたのしみだな。でもね、あいばさん。悪いけど、ちっちゃい頃のおれもかわいいのよ。」
なんてちょっと得意げにするにのちゃんがかわいくて。
「にのちゃんは今でも可愛いよ?」
って言ったら、真っ赤になっちゃって何にも言えなくなっちゃうの、やっぱり可愛いでしょ。