この一生で、トライしたい事のひとつに、
「生きることに 主体的になる」 というコトがあります。
「生きること」 って、なんなのか?
その答えは、人それぞれかも知れません。
だけど、私にとって 「生きること」 は、 ほんとうに 『生きることそのもの』 です。
現状、わたしは、 誰かが作ってくれた 「お米」 を食べ、
誰かが作ってくれた 「衣服」 を着て、 誰かが作ってくれた 「お家」 に住んでいます。
「吸う息」 は、木々や植物に作ってもらい、
「飲み水」 は海や川、山の地下水のおかげで、得ることが出来ています。
自分ひとりが生きるために、
地球上の すべての自然や、生きものたちが、
そして、自分じゃない誰かが、
こんなにも与えてくれているというのに、
「え? 当のじぶんは生きるために、大して何もしていなかった・・?!」
という、衝撃の現実に気付いてしまった時、
今からでも遅くないから、本気で作物を育ててみようと思いました。
けれども、実際に育ててみたならば、それを育てているのは私ではなく、
土であり、雨であり、太陽の光であり、夜の闇であり・・
土の中の無数の生きもの達のおかげであり・・
そして、その植物自身のおかげであり、
単にわたしは、その環の中に 「参加させてもらっている」 に過ぎないことが分かりました。
こうした素晴らしすぎる 宇宙の、地球の、自然の秩序の中に、
自分が “イチ人間”として、どれだけ参加できるか? という点が、
今生のわたしの営みの、大切な中心軸になっています。
そんなんだからこそ、
これから残りの人生を過ごす自分のお家は、
なるべく、できるだけ、やれるところまで、自分の手でつくってみたい。
ハチの巣も、鳥の巣も、ミノムシの巣も・・・ 自然界はみんな宇宙の秩序に則っています。
本当に素晴らしい建築家たちです。
じゃあ、人間の巣は・・・?
彼らに見習い、どんな人間の巣だったなら、宇宙の秩序にダイブ出来るのか
チャレンジのスタートです。